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井手山岳会日本支部

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第223回:井手山岳会日本支部登山のご報告  

期日:10月17日()

行き先【小金沢連嶺/寂梢尾根〜滝子山(1,590.3m)

 

コースタイム: JR中央線「笹子」駅[8:48着](バス)〜稲村神社[9:20]〜寂ショウ庵入口[9:35]寂ショウ尾根登山口[9:44]〜P1[10:2510:30]〜P2[11:2511:30]〜浜立尾根分岐[11:56]〜滝子山[12:1212:55]〜鎮西ヶ池[13:02]曲り沢峠[13:47]〜景徳院[14:35/14:45]〜「甲斐大和」駅[15:05/15:30発]

ルートマップはこちら     高度記録はこちら

(提供 Konochan

  滝子山は小金沢連峰の南端に位置し、周囲から見た姿のよさも美しく、富士山や南アルプスも望める人気の山なのはつとに有名です。私も今年の3月に訪れた時からまた来たいと思い、今回は人気の「寂梢尾根」から行ってまいりました。なぜ「人気の」と言ったかというと、今回山頂で会った人全員、寂梢尾根経由だったからです!この尾根は、普通のハイキングの本には(バリエーションルートをあえて集めた本は別にして)載っていないし、昭文社の地図にも点線で扱われ「岩場あり、道不明瞭、上級者向き」とあります。でも私たちを含めて昼前後に滝子山頂にいた9人が9人とも寂梢尾根からなんて、インターネットによる情報の共有と伝播力のせいでしょうか。感心させられました。
  本日の参加者は、隊長、超健脚のピークハンターKubocchi、そして私ことKonochanです。朝は笹子駅から少し遅れたバスに乗って稲村神社で下車。他の乗客がいる時は吉久保入口で降りますが、「今日はゲートをくぐって神社の方まで入りますか?」と尋ねると最近は稲村神社の前まで入ってくれることが増えた気がします。(以前の山行報告を見ると、ここでたいてい富士急バスのサービスに対して「アドレナリン豊富な隊長の憤懣が炸裂…」とありますが、最近はサービス性が向上したのでしょうか?)
  寂梢尾根登山口には案内板もあってわかりやすく、踏み跡もしっかりしています。変化に富んだ道で岩場もそんなに難しくなく、登っていて楽しいコースでした。岩場の終わりころにイワカガミの群生がずっと続いていて、「絶対に来年の4月中旬には見に来なくては!!」と、思いました。ただ、15番の写真のように、後ろが無くて落ちたら怖い場所もあり、雨で滑る時や、気楽に下山路として降りるのはやめた方がいいかなと思いました。浜立尾根と合流ののちは、滝子山頂までもうひと登りの急登です。何でも「浜立山」の由来は「人を阻んで(はばんで)そそり立つ」からなのだそうです。
  滝子山からは本日はガスっていて展望はなし。また次回、富士山や南アルプスが見られたらいいなと思いました。下山路は最速で曲沢峠経由、景徳院へと歩きました。途中、大谷ヶ丸を臨むお花畑コースがすてきでした。曲沢峠は井手山岳会では何度も登場しているおなじみの場所。本日欠席の副隊長の身代わりに持ってきた「松浦本のコピー」と記念撮影しようとしたけれど、やっぱり本人がいなくてはねえ…と、隊長もちょっぴり淋しそうでした。
  景徳院からは甲斐大和までは、バスが中途半端な時間(15:15発)だったので歩きました。魚が食べたくなったので三鷹の銭湯で汗を流してから、「おさかな市場」という飲み屋さんへ。マグロの解体ショーやおろしたての本マグロの刺身・熱燗で盛り上がりました!


 

今回の参加者:隊長、クボッち、Konoちゃん

今回の実働時間:4時間30

今回の累積登高差:1,289
今回の踏破距離:13.0km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

スライドショウの開始

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【1】笹子駅から稲村神社までバスを利用。
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【2】林道から入る道に「寂梢庵」の道標あり。
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【3】テンナンショウ(マムシグサ)の実。今日はあちこちに。
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【4】寂梢庵の向かいから入る。初めはかぐや姫の出てきそうな竹林。
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【5】送電鉄塔を横目に通り過ぎて。
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【6】林道を横切り、右手の登り口からロープにつかまって急登する。
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【7】あれが目指す滝子山。
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【8】広葉樹林がいいかんじ。
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【9】ちょっと地味だけど、本日の花、オケラ。
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【10】登り始めて1時間ちょっとでちらほら露岩が。
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【11】1300m付近から岩場になる。
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【12】岩と紅葉と記念撮影。手前はハウチワカエデ。
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【13】上の方はすっかり秋の色。
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【14】大丈夫か〜い?はーい。岩って高度が稼げて楽しいねー。
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【15】はい、こっち向いて〜。パチリ。ちょ、ちょっとー!今、それどころじゃぁないの!(汗)
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【16】寂ショウ尾根、ラクショウよ!でも、悪天候時、下りはやめた方がいいかも。
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【17】浜立尾根をもう一登りで山頂だよ!
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【18】滝子山山頂に到着。残念!今日は富士山も南アルプスも見えず。
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【19】鎮西ヶ池って…へ?このちっちゃい水たまりみたいなヤツ?
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【20】落葉松とお花畑がメルヘン調。右は大谷ヶ丸。
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【21】振り返れば、滝子の肩の峰。
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【22】あとは延々続くこんな道。
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【23】曲り沢峠。あれ?副隊長はどこへ行った?
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【24】景徳院に到着。
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【25】景徳院は、武田信玄ゆかりの地だそうだ。