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井手山岳会日本支部
第243回:井手山岳会日本支部登山のご報告 produced by H.Tanuma
期日:10月10日(日) 行き先【道志山塊/今倉山(1,470.3m)&道志二十六夜山(1,297.3m)】 コースタイム: ルートマップはこちら 高度記録はこちら タクシーを道坂トンネル西側で下りてから、すぐトンネルの上の尾根に上がって今倉山東峰を目指す。今朝までの土砂降りの雨はぴたりとやみ、雲は切れてきた。足下の湿りも、滑るような箇所は少なく、落ち葉を踏みながらしっとりした風情だ。見上げると青空も見えて、日が射し、東峰に着いたときには汗ばむほどだった。「見晴らしのいい場所に着くころにはこの雲も吹っ飛んでいるといいね。」そんなことを話しながら今倉山西峰を過ぎ赤岩に到着。副隊長、サングラスをかける。私も朝不十分だったUVケアを。御正体が姿を現し南側の見晴らしがいい。富士山だけは残念、少し遠かったので雲の中。 赤岩で昼食の後、下って林道に出てからまた登山道に入る。二十六夜の月見というのは、江戸時代の風習で、毎年正月と7月の年2回、旧暦26日に、夜明け前に出る月齢26頃の月(左側の光る三日月)を見るためにこの山に登ったのだという。二十六夜山の頂上は見晴らしがよく、御正体はすっかりガスが無くなってその堂々とした姿を現していた。北側には九鬼山、馬立山、岩殿山などが箱庭のように見える。まさかここ2〜3日以来早朝5時まで大雨だったのがここまで晴れるとは予想もしておらず、とても得をした気分だった。 下りもルンルンで一気に下りた。目指すは芭蕉月待ちの湯。二十六夜の月待ちに因んだネーミングらしい。途中「かっちゃ石」という大きな岩があり、立て札に、かっちゃ坊の居住跡と説明が。地元の民話や伝え話なのかなと思った。月待ちの湯で、ひと風呂浴びた後、お待ちかねのビールがのどにしみた。 朝の雨のためか今日はただの一人も出会わない静かな山だった。でも気持ちは充実。ならば打ち上げは賑やかに(!?)と、タマちゃんを呼びだし、立川での宴は盛り上がった。 参加者:副隊長、このちゃん、菊丸 |