Welcome to our Web Site !
井手山岳会日本支部


ホーム | 次回山行案内 | 写真集トップ | JapanOB/OG |参加者募集 | 掲示板

243回:井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma   

期日:1010()

行き先【道志山塊/今倉山(1,470.3m)&道志二十六夜山(1,297.3m) 

コースタイム:
JR中央線「高尾」駅[746]〜富士急行線「都留市」駅[849](タクシー)〜道坂トンネル[905915]P1[9551000]〜今倉山東峰[10401055]〜御座入山[1106]〜赤岩[11301210]〜道志二十六夜山[13101320]〜かっちゃ岩[1405]〜芭蕉月待ちの湯[14451620]〜富士急行線「都留市」駅[16351701]JR中央線「大月」駅[17171740]JR中央線「立川」駅[1825]

ルートマップはこちら     高度記録はこちら
(提供 Konochan

 「涼しくなったね、やっと。」「この涼しさで、じっとしているわけには行かないね。」上州・玉原高原からの帰りの新幹線内ですでに10月10日と23日は山行と決まっていた。今日はタマちゃんのリクエストで御正体山のはずだったが朝、彼女の不参加がわかり、御正体はタマちゃんの参加できるときに延ばして、その向かいの今倉山・二十六夜山に変更した。なぜこの山かと聞かれるとさほど大した理由でもないが、最近買った山と渓谷社「東京周辺の山350コース」という、辞典みたいな本をめくっていて目に留まったのだった。
  タクシーを道坂トンネル西側で下りてから、すぐトンネルの上の尾根に上がって今倉山東峰を目指す。今朝までの土砂降りの雨はぴたりとやみ、雲は切れてきた。足下の湿りも、滑るような箇所は少なく、落ち葉を踏みながらしっとりした風情だ。見上げると青空も見えて、日が射し、東峰に着いたときには汗ばむほどだった。「見晴らしのいい場所に着くころにはこの雲も吹っ飛んでいるといいね。」そんなことを話しながら今倉山西峰を過ぎ赤岩に到着。副隊長、サングラスをかける。私も朝不十分だったUVケアを。御正体が姿を現し南側の見晴らしがいい。富士山だけは残念、少し遠かったので雲の中。
  赤岩で昼食の後、下って林道に出てからまた登山道に入る。二十六夜の月見というのは、江戸時代の風習で、毎年正月と7月の年2回、旧暦26日に、夜明け前に出る月齢26頃の月(左側の光る三日月)を見るためにこの山に登ったのだという。二十六夜山の頂上は見晴らしがよく、御正体はすっかりガスが無くなってその堂々とした姿を現していた。北側には九鬼山、馬立山、岩殿山などが箱庭のように見える。まさかここ2〜3日以来早朝5時まで大雨だったのがここまで晴れるとは予想もしておらず、とても得をした気分だった。
  下りもルンルンで一気に下りた。目指すは芭蕉月待ちの湯。二十六夜の月待ちに因んだネーミングらしい。途中「かっちゃ石」という大きな岩があり、立て札に、かっちゃ坊の居住跡と説明が。地元の民話や伝え話なのかなと思った。月待ちの湯で、ひと風呂浴びた後、お待ちかねのビールがのどにしみた。
  朝の雨のためか今日はただの一人も出会わない静かな山だった。でも気持ちは充実。ならば打ち上げは賑やかに(!?)と、タマちゃんを呼びだし、立川での宴は盛り上がった。


参加者:副隊長、このちゃん、菊丸
天候:曇のち晴
今回の実働時間:4時間20
今回の累積登高差:677
今回の踏破距離:8.0km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

スライドショウの開始
img0000.jpg
【01】久しぶりの道坂トンネル。もうすっかり雨は上がっている。
img0001.jpg
【02】道坂峠。何所も彼処もしっとりとしている。
img0002.jpg
【03】前回の玉原湿原で覚えたタムラソウが、けっこう目に付く。
img0003.jpg
【04】なにやら急速に晴れてきた。神の御加護か、我々の念力か?
img0004.jpg
【05】今倉山東峰に到着。陽が出てきて気温も上昇中。
img0005.jpg
【06】赤岩にて。サングラスと日焼け止めが必要だー、と言いたいわけだ。
img0006.jpg
【07】御正体山も段々姿を現し始めた。
img0007.jpg
【08】一部、紅葉が始まっている。
img0008.jpg
【09】もう殆ど快晴と言っていい。
img0009.jpg
【10】今回の山道も様々なきのこが花盛りだった。
img0010.jpg
【11】ホコリタケ。踏ん付けると文字通りぱふっとホコリが舞い上がる。英語名もそのまま"puffball"とのこと。
img0011.jpg
【12】林道に出た。御正体山がでかい。
img0012.jpg
【13】ちゃんと二十六夜山はこっちだと標識あり。
img0013.jpg
【14】もうあと20分だけ。
img0014.jpg
【15】二十六夜山に到着。御正体山のガスはすっかりとれた。
img0015.jpg
【16】ジリジリと暑い山頂で記念撮影。
img0016.jpg
【17】九鬼山が手に取るようだ。
img0017.jpg
【18】我々もさすがにこんな天気は予想していなかった。
img0018.jpg
【19】二十六夜山の下りにこんなところがある。「かっちゃ坊」って誰?
img0019.jpg
【20】黄昏時の大月駅プラットホーム。バックのシルエットは中央が高川山。右奥は鶴ヶ鳥屋山。
img0020.jpg
【21】高川山の上にかかる三日月。今日は旧暦の9月3日、月齢は2.3でした。
img0021.jpg
【22】立川の居酒屋にタマちゃんも合流。