笠取山報告レポート(By クボッチ)(2010年10月23日(土)) | |
秋も中盤。紅葉を求めて2000m近い山へ。ということで笠取山に出かけた。7時に調布駅で皆さんをピックアップし中央道へ。紅葉渋滞25キロ。30分前にはまだ9kmだったのに、あっという間の渋滞。あと30分早く集合すればよかったという後悔先に立たず。予定より1時間多くかかって、作場平橋登山口に到着したのは10時過ぎ。 *山行付記:作場平登山口に戻った時はもう半分自宅に帰り着いたような気分だった。運転手のクボッチにはアルコールも控えて運転に集中してもらう…のは申し訳ないけれど、我々は大喜び。車のメリットは、@登山口まで登って高度差を稼げる。A入浴用品など、山にいらないものは置いていける。B入浴施設が遠くてもドアtoドア。Cクーラーboxで持参すれば、下山したとたんに飲める。「いや〜、こんなの初めて。病みつきになっちゃうな〜〜!」久しぶりの参加で体力もつかな〜と心配していた凸さん、1時間半の登りで絶景が楽しめた上、マイカー送迎付きの楽チンさに感動の声。帰り道、カーステレオから流れる中森明菜に青春が甦り、大菩薩の湯に着いて入浴と1次会。あとはクボッチの記述通り…幸せな一日だった。(Konochan) |
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有明山報告レポート(By クボッチ)2010年10月24日(日) | |
(笠取山からの続き) 6時半出発。有明山登山口は、有明荘の裏にある。が、駐車場の様子からも登山者カードからも人が登っている気配がない。あんなに車が止まっているのに、みな燕に向かったようだ。すると、ようやく二人連れが現れ登山口に入っていった。“誰かしらいる”と“誰もいない”はやはり心細さが違うものだ。クマが出るかもしれない山ということで、この日はずっとクマ鈴を鳴らしながら歩いた。 初めは、笹道の急登。登山口からほどなく二人に追いつき抜いたため、今日の一番乗りとなる。さて、ここでクイズ。なぜ、二人抜いただけで、今日の一番乗りとわかるのでしょう?いつも先頭を歩いている副隊長さんはすぐにわかったと思いますが、答えは、誰にも切られていないクモの巣がやたら顔に引っ掛かるから。先頭の宿命です。 それにしても、有明山は聞いていた通り、最初から尾根までほぼ全区間が急登の連続だった。一気に登って一気に下れる山が好きな私にとってはもってこいの山だ(しかしきつい山だった)。急登箇所には、ほぼトラロープが張ってある。あまりのロープの多さに、いったいこのロープ、全部つなぐと何百mになるのだろうと思ってしまうほどだった。 4合目の石標あたりからは、シャクナゲの木がいたるところに現れる。6月に来たらさぞ美しいに違いない。登山口から1時間半ほど登ると、ネットによく出ている鎖場になる。それらの写真を見ると、急な斜面に鎖がかかっていて、よほどすごい岩場なのだろうと思ってしまう。行って分かったが、実は足元にボルトが打ってあり心配はない。ほかにも、ここは…と思うところには、足場やロープ、鎖がしっかりつけられていて、安全に登ることができる。問題は、急登のみだ。 尾根の8合目の石標まで来れば、山頂はあと一息。登山口から2時間20分で頂上に着いた。頂上からは、すぐ目の前に燕岳。北に目をやれば火打・妙高。そして南を見ると富士山がくっきりと姿を見せてくれていた。有明山には三つの山頂がある。北岳には鳥居と祠、途中三角点があり、中岳にも祠があった。そして、ここを南岳の奥社と勘違いしてしまい、今回はここで引き返してしまった。山頂で40分ほど過ごした後下山開始。帰りは、次から次に現れるロープを使って、スイスイ滑るように下りることができ、1時間20分で下山できた。ロープさまさまだった。唯一不安になったのは笹道での音。立ち止まると、奥でガザガザという音がよくしていた。まさか、クマ?いやいやきっとテンかイタチかサルかシカだろう(と自分に言い聞かせる)。下山途中、もうひと組別の登山者とすれ違ったので、結局この日の登山者は、私を含めて3組だけだった。静かな山を楽しめた。 下山後は、有明荘の露天風呂でくつろぎ、12時に中房温泉出発。帰り道、林道を一人で歩いてた夏ちゃんという女性を車に乗せた。聞けば私と同じ東京の人。一人でここまで旅してくるとは、今に私のようになるかもしれない。夏ちゃんを穂高駅で降ろした後は、一路東京へ。時間が早かったので渋滞にも大して巻き込まれず4時には自宅でビールにありついたのだった。 |
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