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井手山岳会日本支部
第265回:井手山岳会日本支部登山のご報告 2011年12月17日(土)〜18日(日) 行き先【奥多摩/サルギ尾根〜高岩山(920m)〜鍋割山(1084m)〜大岳(1286.5m)】 コースタイム: (提供 Konochan) <1日目: サルギ尾根〜上高岩山〜鍋割山〜御岳山>今年の忘年山行はのべ10人もの参加で大盛況でした。1泊フル参加の6名と、日帰り組の3名(クマちゃん、ノンちゃん、なおちゃん)、夜から参加のREIちゃんで、計10名です。REIちゃんは古くからのメンバーですが、泊まりは初めてということで、期待がふくらみます。 朝の出発は、養沢神社から。(大岳鍾乳洞入口BS)時刻を勘違いしてホリデー快速に乗り損なった菊丸が、タクシーでバスに追いつき、無事9人そろって出発することができました。サルギ尾根は数年前まで「知る人ぞ知る」バリエーションルートだったのですが、2011年版の昭文社の地図から実線の登山ルートになっており、神社裏手のお墓の右の登り口にも立派な標示板が立っていて驚きました。以前は笹や木の枝につかまってサバイバルっぽく登った取り付きも、なんと手すりなどが設けてあり、やや興ざめ…的な気分になってしました。しかし、途中「炭焼き場跡」などの標示もあって「へえ、そうだったんだぁ。」と感心したり、岩場では「待ってました!」とわくわくしたり、変化に富んだルートは楽しんで登れました。井手山岳会に初めて正式参加のノンちゃんは、この野性味あふれるコースに驚いた様子。「本格的なバリエーションは、こんなもんじゃないのよ!(笑)」との話に、「へえ〜、そうなんだぁ。楽しみ〜。」冒険心旺盛なノンちゃんの目が輝きました。副隊長が日本に帰ってきたから、来年はきっと体験できますよ!期待していてね。 朝、朝食を食べ損なってしまったメンバーから809m峰付近で「お昼食べない?」の声がありましたが、クマちゃん、山行記録ノートを出して、「3年前の記録によると、ここからまだ展望所まで1時間10分位だから、そこに行ってからの方がいいと思うよ。」ということで、もう少し我慢することに。間もなく高岩山を過ぎ、激しい下りと登りをもうひと頑張りです。さあ、最後、四つ這いになりたくなるような急登を登り詰めて上高岩山の展望あづま屋に到着。 記念写真の後、楽しいランチタイムとなりました。「なんか、とうとうサルギ尾根もマイナールートでなくなっちゃったのね…。」などと話していると、あづま屋で先に食事中だった作業の方が「サルギ尾根を整備しているのは私らなんですよ。」と話しかけてきました。作業の方の話によると、整備を進めていて展望所までの最後の急な登りの所に階段をつけようという案が出ているとのこと。「どうか、階段だけはつけないでください。冒険心をもってバリエーションルートを楽しんでいる私たちにとっては、整備され過ぎている道はつまらないのです!」と主張しておきました。 展望所からは、今日は滝へ下りず(2009年7月と、2009年10月は別ルートからロックガーデンや滝巡りをした)鍋割山経由で奥の院、御岳山とピークを繋いでいきました。鍋割山や奥の院からは、奥多摩の山々や丹沢方面も見えました。富士山は大岳山の陰に隠れて見えません。結構なアップダウン続きの今日のルート、3ヶ月ぶりに参加の凸さんは、登りが苦手。下りになると俄然おしゃべりになって、みんなを笑わせる話がポンポン飛び出しますが、わずかな勾配でも登りになると途端に無口になる…。「凸さんと一緒だと、人間高度計というか、アップダウンがひと目でわかるね〜(笑)」ムードメーカーの凸さんを囲んで御岳までの下り道は笑い声の絶えないものになりました。 御岳神社で年納めの参拝の後、本日の宿坊「能保利」へ。ここで日帰りのクマちゃん、なおちゃん、ノンちゃんとはさようなら。ケーブルカー利用で宿に直接来たREIちゃんと合流です。REIちゃんは、11月に大菩薩嶺山行に参加、下のお子さんも大きくなったので山登りへの参加回数を増やしたいとはりきっています。 ゆっくりお風呂に入り、お料理を美味しく頂き、Cono Surなどのワイン各種が次々と空き、長い夜も更けていきました。お酒が進んで、話も弾み、凸さんとウッディさん(今日は欠席なのに話題に上がります。くしゃみしていたかも!)の「もち肌」談義や、凸さんのゴールドフィンガーによる「指圧・マッサージ」など、話題は事欠きません。明日の山登りに備えて早寝したメンバーを再び起こそうとする元気な隊長でしたが、「指圧」の威力でバタンキュー、結局最後まで飲んでいた一番の酒豪はREIちゃんと凸さんでした! <2日目: 御岳山〜大岳山〜馬頭刈尾根〜つづら岩〜千足> 明けて二日目。昨夜一番飲んだREIちゃんと凸さんともに元気に起床。朝食後、凸さんは用事があってケーブルカー利用で直帰でしたが、登山靴を履いてきたREIちゃんは、このまま帰るのはつまらないということで、クボッチと日の出山から愛宕山経由で下山しました。下にその写真を載せています。 隊長率いるメンバー(隊長、菊丸、アヒル、私ことこのちゃん)は、「大岳山から富士山が見たあと、瀬音の湯に行こう」と、馬頭刈尾根を歩くことに。御岳山側から見ると、富士を隠して大きくそびえる大岳山。その山頂からは、大展望が広がります。このところ雨の山行続きだったアヒルちゃんと菊丸は、「こんなにきれいな富士山を眺めるのは何ヶ月ぶりだろう!!」と感嘆の声。ポッカポカのお日様の光で背中を温め、幸せな気分で馬頭刈尾根へ歩を進めます。今日のような快晴の日は、富士山を眺めながら稜線歩きをするだけでお腹いっぱい、大満足。つづら岩の上でもう一度大パノラマを楽しんだ後は、満腹感をかかえて千足へ下山することにしました。一気に下りて、払沢の滝BSからタクシーで瀬音の湯へ。〆の温泉と五日市で仕入れた銘酒「喜正」を飲んで、充実の山行は幸せな幕を閉じました。 今回の参加者:隊長、凸さん、REIちゃん、菊丸、アヒルちゃん、クボッチ、クマちゃん、ナオちゃん、ノンちゃん、このちゃん |
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
クボッチとReiちゃんの日の出山ハイク
(用事で早く帰らなければ行けない二人は、ショートコースで下山しました。)