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          「いぃDay!」山岳会日本支部    


第326回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年2月22日(

行き先【高尾山

コースタイム
京王線「高尾山口」[845/855]〜6号路登り口[905]〜琵琶滝[917/(アイゼン装着)/923]〜大山橋[950]〜稲荷山コースへの分岐 [1003/1008]〜3号路との出合い[1025]〜(道を間違えた)〜高尾山頂[1045/1058]〜もみじ台[1105]〜一丁平[1128/1133]〜城山[1158/(昼食)/1238]〜小仏峠[1300]〜林道[1320/(アイゼンはずす)/1325]〜小仏BS[1335/1340]〜高尾駅BS [1405]〜高尾駅南口ふろッぴィ行きバス[1437]〜ふろッぴィ[1445/1600]〜JR中央線「高尾」 [1605/1615]〜JR中央線「新宿」[1710]\(^0^)/


トレイルマップ
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高度記録
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 27日から感動を届けてくれていたソチオリンピック。いよいよ23日に閉会を迎える。

日本一熱い男、松岡修造が日本を離れソチに赴いたせいで、日本は大雪に見舞われ、ソチは雪不足になっているらしい?!今週に入っても、山梨、奥多摩、秩父地方の大雪は除雪が進まず孤立している集落があるとの報道が続いていた。中央線が全線開通したのが219日水曜日。21日金曜日に青梅線がやっと御嶽まで通ったという状況。中央線が復旧したので、高尾以西の、駅から直接行ける山を一応は検討したものの、ラッセルを断念したほどの深い雪に入っていく勇気はない。ということで、今回は、先週果たせなかった高尾山登頂のリベンジ!

副隊長が立てた中長期計画では、この第326回はそもそも山ノ神尾根から六ツ石山となっていたが、雪の影響を考慮して2月5日の案内の時点で御前山に変更された。が、それから8日と14日の大雪で先週16日の山行は高尾山となり、(このことについては前回の報告、高尾山敗退顛末記のとおりだが)いや〜、行かねばならぬ山はまだまだいっぱいあるのに、「高尾山」に2週続けて(副隊長は3週続けて)行くことなど、誰が考えていただろう!自然の脅威!予測不可能なことが起こるものなんですね!

今週は、高尾山口集合。高尾山に多くの登山者が集合するであろうことは必至で、高尾駅から小仏BSまでのバスは開通しているとは言え、増発便は出ていないという情報により、バスに乗れなかったことを考えての判断。あのバス道を1時間以上かけて歩く気はしない。もううんざり・・・。高尾山口には、予想通り高尾山を目指す老若男女がいっぱい。1号路、稲荷山コースはノーマルコースとして人出が多いだろうと考え、我々は人出が少ないだろう6号路を選択した。

川沿いを上る6号登山道には深い雪が残っている。琵琶滝でアイゼンを着けた。ガードレール代わりの鎖の高さまで雪が積もっている。普段なら頭の上を渡っているはずの鉄の柵をまたぎながら進む。先週は、ラッセルした足跡を一つ一つ辿る歩行で難儀したが、ここでは踏みしめた雪を歩くので難儀しない。他の登山者を追い越してずんずん進む。

夏道の6号路の醍醐味は沢の飛び石の上を歩く地点。先を行く登山者は稲荷山コースにトラバースしていくが、我々はここを敢えて直登。雪の吹き溜まりのようになっている谷を登るという危険を冒すと、「高尾山登頂」を困難にしてしまうか?と躊躇しないわけではなかったが、気持ちはワクワク!いや〜、これが高尾山か?!という雰囲気。このコースを選択してよかった〜。

3号路との出合いを2階建トイレにつながる5号路と間違えてしまい、トイレ探しのためにうろうろして少しタイムロスしたが、無事山頂に到着。

「高尾山登頂!やった〜リベンジ!」

大見晴台では、富士山が迎えてくれるはず・・・だったが、残念ながら丹沢山、富士山は雲の中。相模湾、大山、蛭ヶ岳、大室山など西方のパノラマを楽しんだ。

もみじ台にもたっぷりの雪。冬場、一丁平へのこの道は、霜が解けたあとぐちゃぐちゃどろんこで大嫌い! でも今日は違う。たっぷりの雪!踏み跡がついているが、びみょ〜に狭い。相互交通になっているので、道を譲りながら歩く。道の横に足を置くと「がぼる」(福井弁)。

一丁平にもたっぷりの雪。踏み跡のない雪の丘を背景に記念写真の副隊長。そうでしょ、そうでしょ。(多分)今後100年こんな雪景色の高尾山で記念撮影することはないのだから。

城山にもたっぷりの雪。雪の中の天狗の彫刻との記念撮影も、後世に語り継ごう!

さて、城山で昼食休憩をとったのち、目指す小仏BSのバス時間を調べてみると、夏道のコースタイムでギリギリ間に合う。副隊長から「バスに間に合う、いや、間に合わせる」という静かな意気込みが感じられ、きょうも走るんだな〜と内心覚悟する。

城山から小仏峠までもたっぷりの雪。今回のコースの中で一番積もっていた。狭い雪道についた足跡一つ一つを辿る。バランスを崩しながらも急ぐ。雪はさらさら。冬山だ!

小仏峠にもたっぷりの雪。タヌキの置物が雪に埋もれている。先週ならばタヌキの頭まで埋もれていたことだろう。

「副隊長!予定より5分遅れで〜す。」実は私、今回タイムキーパー(コースタイム記録、予定コースタイムとの差異確認、必要に応じてコースの修正、変更等を進言)の担当。ここぞとばかりに役割遂行。「あと、バス停まで(コースタイム)45分かかります。」間に合わないだろうとの思いで伝えたが、副隊長は「アイゼンとれば大丈夫!」の一言。舗装道路に出たところでアイゼンをはずし、すっかり除雪されたバス停までの道を“訓練された私達”は小走りで下った。

こうして、なんと夏道コースタイムより早くバス停に到着し、バスに乗り込むことができた。先週はこのあたりは除雪されてなくて大変だったな〜と思い起こしながら車窓の景色を眺めた。バス25分で高尾駅到着。除雪作業を一生懸命やってくださった住民のおかげ、交通機関が回復してくれたおかげだな〜と感謝、感謝。

関東甲信地方の歴史的大雪から1週間後に、こうして前代未聞、空前絶後の雪の高尾山を十分楽しんだ。

[温泉]

健康ランド「ふろッぴィ」
     高尾駅南口(ダイエー手前ドコモショップの向かい)から無料バス送迎
     利用料1000円 大休憩所、レストランあり

南口発(07 37
      温泉発(00 30

[打ち上げ]

新宿西口「ぼるが」 まさに昭和の空間!
  新宿3丁目「日本再生酒場」

[番外編] 

落語「末広亭」(深夜寄席 21:3023:00 500円)私はほとんど居眠りしてましたが・・・。\(^0^)/


今回の参加者:副隊長、なおちゃん、このちゃん、のんちゃん
実働時間:3時間30
累積登高差(+):727m
沿面距離:8.3km

☆ 打ち上げはこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

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01 琵琶滝はいつも通り。.
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02 トレースはばっちり出来ている。.
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03 デブリ。高尾山でも雪崩れるっていうことだ。.
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04 ここは高尾山である。.
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05 これでも高尾山である。.
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06 エドゥアール・マネ的雰囲気だ・・・.
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07 さらに6号路を進む。.
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08 雪の重みに耐えかねて折れた木々がある。.
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09 しつこいが、これでも高尾山の6号路である。.
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10 そもそもここに道があったのかどうかさえ判らない。.
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11 この上が稲荷山コース。.
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12 林道もご覧の通り。.
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13 大岳山にもたっぷり雪がありそうだ。.
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14 この先が高尾山山頂。.
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15 丹沢も富士山も雲の中だった。.
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16 高尾山山頂から西方のパノラマ。.
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17 相模湾も見えている。.
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18 山頂は結構人がいる。流石、高尾山。.
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19 一丁平の雪。.
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20 先週のリベンジが果たせてほっとひと安心。.
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21 小仏城山に向かう。.
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22 小仏城山直下。.
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23 城山にもまだたっぷりの雪があった。.
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24 東京のビル群がかすかに見える。.
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25 高尾山を振り返る。.
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26 天狗の彫刻といっしょに。.
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27 小仏峠に下る道の雪は、まったく雪国と同じだ。.
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28 峠のたぬきも当分、雪の中。.
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29 景信山登山口は思いのほか、雪がなくなっている。.
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30 いいタイミングで小仏BSに到着。.
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31 新宿/ぼるがのメニュー。大雑把な料金体系。.
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32 とりあえず焼き鳥。.
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33 ポテトサラダとほうれん草のお浸し。.
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34 山菜の天ぷら。.
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35 この店は昭和そのものだ。.
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36 看板の前で。.
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37 こちらは新宿三丁目再生酒場。テーブルはドラム缶である。.
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38 やがて皆は末広亭に消えていった。.

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