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          「いぃDay!」山岳会日本支部   


第331回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年3月29日(

行き先【丹沢/大山北尾根(1252m)

コースタイム:

小田急線新宿駅651⇒(急行小田原行、途中駅発車時刻:代々木上原656、下北沢:658、登戸710、新百合ヶ丘717)⇒小田急線秦野駅803着/808⇒(タクシー)⇒地獄沢橋[855/9:05]⇒913m[9:57/10:02]⇒16号鉄塔[10:03]⇒(北尾根)⇒ミズヒノ頭[10:34]⇒西沢ノ頭[10:48]⇒P1[11:00/11:08]⇒山頂の手前で昼食[11:20/11:44]⇒大山山頂(トイレあり)[11:58/12:08]⇒日向薬師方面分岐[12:23]⇒989m[12:35]⇒梅ノ木尾根分岐[12:52]⇒778m東屋(林道始まり)[13:50]⇒日向キャンプ場[13:57]⇒クアハウス山小屋[14:05/入浴/15:00]⇒(タクシー)「伊勢原」駅[15:25発急行]⇒小田急線本厚木駅[15:31]⇒もつ焼き「肉の佐藤」[15:34] \(^0^)/


トレイルマップ
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高度記録
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大山は、東京・世田谷方面から見ると富士山の手前の山並みの左端に見える、ピラミダルでハンサムな山です。自転車通勤時、調布の富士見町・御塔塔坂付近から丹沢と富士山が一望できるのですが、常々この大山の稜線が気になっており、登るなら北尾根からがいいな〜と思っていました。そこへ今回の企画。しかも満開であろうミツマタの季節に。 「やった〜!」と飛びついたのは私だけではないでしょう。

 登り口は北尾根の端…ではなく西の地獄沢尾根から北尾根へとのっかるもくろみです。地獄沢橋は、ヤビツ峠より230mほど標高が低いので、タクシーは峠を越してどんどん坂を下っていきます。「え〜っ。…こんなに下りちゃうの〜?」と少しハラハラ。しかし、標高を下げながらも、斜面一面のミツマタが目に留まり、「さぞや…。」と期待に胸が膨らんでいました。

 地獄沢橋付近は、思ったより人が多く、少しでも喧噪とは無縁の場所に行きたい私たちは、先手を切って登っていきます。登り始めはミツマタの群生地。甘い香りの枝をかき分け、贅沢にも「ミツマタのやぶ漕ぎ気分」を楽しみながら、花を痛めないように進みます。テープもあって道はわかりやすく、高みを目指せば間もなく地獄沢尾根にのり、登り口から200m位登ったあたりから送電線の巡視路のゴム階段が現れます。「そろそろヤビツ峠と同じ高さくらいに取り戻したね。」と励まし合いながら登り、16号鉄塔手前の913mのピークで小休憩。送電鉄塔付近は木の無いカヤトの原で、藤熊川を挟んで南西に表尾根(ヤビツ峠から塔ノ岳にのびる尾根)がよく見えます。

 そこから東南東へミズヒノ頭へ向かって進むと露岩が現れ、お隣さんの表尾根の陰から真白き富士が顔を出してきました。さらに右奥には凛々しい雲取山も見えています。南方向へ向きを変えながら西沢ノ頭を目指す辺りでは富士山がたくさん見えてくるのが楽しみで、何度も足を止めて写真を撮ってしまいました。西沢ノ頭からはやせ尾根を下って登りかえし、尾根歩きを楽しんだあと最後の少しきつい登りを登りきって脚立で鹿のネットを跨ぎ越すと大山の山頂に着きました。

 大山山頂は大賑わい。登ってきた北尾根の静けさがウソのようです。大きなカメラを下げた外国人の方にシャッターを押すのを頼んで証拠写真を撮ってから早々に退散、東方向の唐沢峠方面へ向かいます。日向ふれあい学習センターへ下りる一般道を右に分けた後、左にカーブする尾根を進み、写真33の道標の後ろ側の通せんぼしてある縄をまたいで梅ノ木尾根に入ります。

 丹沢詳細地図を見て、梅ノ木尾根で間違えそうな場所は778mのピークのところだと思いました。そこから緩やかに南南東方向に支尾根が伸びているからです。しっかりコンパスで東方向に進んでいるのを確かめてから進みます。「うん?こんなに激しく下るの?」自分も「あれ?」と思ったとき副隊長から「このちゃん、あってる?」と聞かれました。「コンパスは東だからたぶん、こっちだと思う。」「そうか。…あってるかもね。」しかし尚も下っていくが行く手に目指すべき2〜30mの登りかえしがありません。「やや、いつの間にか進む方向が南東に。しまった。」あ〜あ、入り込んじゃいけないぞと思っていた方の支尾根に入り込んじゃった。「副隊長、戻る?」「もう、ここまで来ちゃったら(戻るのはしんどいから)下りるしかないんじゃない?」

 尾根を進んでから日向薬師方面に下りるつもりが手前の日向キャンプ場に下りてから道路を長く歩くことになりました。あとから検証した結果、間違いの理由がわかりました。厚木市と伊勢原市の境界線と梅ノ木尾根はほぼ一致しているのですが、1/25000地図で詳しく見てみると、くだんの778mピークから北東に進んでから東南東に向きを変えると先の登りかえしにつながったようです。う〜ん、ルート読みは奥が深い。GPSに頼らず地図と地形とコンパスで進む力を磨きたいなと、反省しました。
 
さて、早めに下の道に下りてからは、温泉を求めて「クアハウス山小屋」を目指して歩きます。そこで汗を流した後は、冷蔵庫に並んだ2〜3種類の地ビールでのどを潤しました。その後は本日もう一つの目的地「肉の佐藤」を訪れるために伊勢原から本厚木へ。シャリ金ホッピーともつ焼きで至福の一日をしめくくりました。(by Konochan)

今回の参加者:隊長、副隊長、ウッディーさん、のんちゃん、ヒロちゃん、なおちゃん、このちゃん
実働時間:4時間10分
累積登高差(+):925m
踏破距離:8.7km

 ☆ 本日の打ち上げはこんな店   Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始

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01 今日は地獄沢橋から。
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02 ちゃんと標識もあった。
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03 直ぐにミツマタに囲まれる。
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04 独特の甘い香りに包まれる。
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05 ミツマタの藪漕ぎ状態。
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06 ちょうど見頃に出会ったようだ。
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07 幻想的。鈴木清順的。
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08 この先、ミツマタは現れず(残念!)。
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09 表尾根の二ノ塔、三ノ塔。
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10 塔ノ岳と丹沢山。
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11 913m峰で休憩。
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12 16号鉄塔が目の前。
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13 大山の山頂が見えてきた。
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14 富士山が顔を覗かせた。真っ白に輝いている。
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15 富士山の写真を撮るこのちゃん。
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16 雲取山も見えた。
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17 富士山と塔ノ岳、丹沢山。
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18 丹沢山と丹沢三峰。
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19 ミズヒノ頭に到着。
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20 尾根は少々痩せている。
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21 モノレールの切替ポイントがあった。
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22 富士山を見ながら昼食。
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23 太陽が出れば暖かい。
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24 大山はもうすぐ。
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25 丹沢山と蛭ヶ岳のツーショット。
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26 尊仏山荘が見えている。
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27 北尾根の最後はこの脚立。
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28 大展望もこれが見納め。。
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29 大山山頂はいつものように賑わっていた。
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30 山頂にて。
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31 さて、下山。
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32 下山ルートを確認中。
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33 道標に手書きで書いてあった。
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34 このちゃん、奮闘中。
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35 結構険しい下り。
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36 根こそぎぶっ倒れている。
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37 結果的にこの辺りはルートから外れているらしい。
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38 険しい箇所をクリア。
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39 尾根から外れて沢に下ったところ。
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40 車道に出た。
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41 山を振り返る。
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42 クアハウス山小屋に到着。
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43 ここで汗を流すことに。
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44 湯上りの一杯。
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45 所変わって、本厚木のもつ焼き屋。
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46 定番もつ煮。
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47 定番ポテトサラダ。旨い。
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48 定番パリパリキャベツ。
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49 シロとハツ。
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50 メニューはご覧の通り。他にも色々ある。
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51 ハムカツ一本120円!
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52 馬肉ユッケ。
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53 シャリ金ホッピー。利きます。

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