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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第334回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年4月29日(

行き先【中央線沿線/棚山(1171m)

コースタイム

JR高尾駅[801]⇒(JR中央本線緩行甲府行)⇒JR山梨市駅[927]⇒(タクシー5120円位)⇒帯那山登山口 [9:57/1002]→太良ヶ峠[10:15]→(10:3110:54 迷、分岐までもどる)→神峰[11:16]→棚山[11:36/昼食/1203]→ほったらかし温泉[13:10/入浴/1415]→サッポロ勝沼ワイナリーガーデン[14:33/15:50]JR山梨市駅[1602](JR中央本線緩行高尾行)→高尾駅[17:42/17:50]→JR立川駅[18:07]→だるま

 ・ほったらかし温泉:  http://www.hottarakashi-onsen.com/

トレイルマップ
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高度記録
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今回は「桃の花でピンク色に染まった甲府盆地を見下ろしつつ、優雅にワインを嗜もう!」の合言葉のもと、8:01高尾発甲府行き電車に集まった。要するに、「何でもいいから『花見』て一杯、第6弾!」ということである。ただし、我々は「いぃDay!山岳会」。仮にも「山岳会」の名を冠するからには「山登り」は必定。そして山と同じく温泉も愛するので、今回はこれ以上簡単そうな山はないであろうと思われるような棚山(2時間で登る)から「ほったらかし温泉」のコース(30分で下りてこられる)をチョイスした。

登り口は太良ヶ峠…ではなく、隊長の鶴の一声で帯那山登山口の地点から歩き始めて「つなげる」ことに。山梨市からタクシーを走らせるが、ところどころピンク色の桃の木がのこっているものの、ほとんどは葉桜状態か、すでに緑色。う〜ん、去年は4月13日で「一週間おそかったな〜」と感じたが今年はさらに…。まあ、平日は仕事があって一週間に一度しか山に来られないので桃をとるか、ミツマタをとるか、ヒカゲツツジをとるかになるから致し方ないか…。そんなことを考えながら歩き始めて15分ほどで太良ヶ峠を通過。今日は楽勝!の感があり、副隊長の後をおしゃべりに興じながらついて行った。ところが、この棚山コース。道標が頻繁に登場する割には案外わかりにくいところがある。…それもそのはず、つい3〜4年前の昭文社地図には棚山の登山コースは載っておらず、最近整備されたばかりの様なのだ。

 今日わかりにくいと思ったところは二か所。

一か所目は「ドコモふれあいの森」の看板の立つ分岐点で、そのまま林道を進むと電波塔の脇に戻ってしまうところ。分岐から2〜3m進んだところに「棚山へ」の手作り案内板があった。(写真06

二か所目はほったらかし温泉とその先のフルーツ村につながるはずの林道の分岐点。トレイルマップでは「分岐(造成中)」と表したが、その尾根と沢一帯は工事中で道も瓦礫もいっしょくたになっているので予習した時の青線の道がわからず、赤の通りにトラバースしている工事用道路を進み、最後の方で本来の道と合流することができた。

 棚山の山頂からは、甲府盆地を見下ろせて、塩の山も小さな盛り土のように見える。見通しがよければ、南に富士山と王岳、節刀ヶ岳などや三ツ峠、御坂の山々。東の方には小金沢連嶺が見えるはずだが、今日はあいにくの霞空で遠くの山はほとんど見えない。でも、まあ、曇りやにわか雨の天気予報だったのが薄日が差してポカポカしてきただけ良しとするか。桃源郷には遅かったが、登山道には黄色いアブラチャンが咲いていた。花の裏に茶色い苞があるのがアブラチャンで、無いのがダンコウバイだとか。毎年この時期になると「どっちがどっちだっけ?」と調べてみる。足元に黄色い芽生えをたくさん発見…と思って手に取ってみると落ちたアブラチャンの花だった。苞の根元から新しく葉が出てくると、花が苞ごと落ちるようだ。毎年黄色い花に気づいても次に気づいた時にはいつの間にか花はなく、葉だけではどの木がアブラチャンだったかわからなかったが、こんな風に移りゆくのだな〜と見つけるのも小さな感動。

 もうひとつ道々見つけたのは、カタクリの花とニリンソウ。カタクリは、ポツン、ポツンと離れて咲いているせいか、奥多摩などで見かけるものよりも花が大きい気がした。ニリンソウは咲き始めで、「何だか、オダマキに似ている葉が出てきているな。」と思ったらニリンンソウが咲き始めて一輪だけ咲いているものがいくつかあった。「イチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウの見分け方」を見て、葉の形からニリンソウと判明。またその近くにイチリンソウの葉にも似ているがヤマトリカブトの芽生えもあった。ニリンソウは山菜としても食べるそうだが、見分け方はこちら

 終点のほったらかしの湯は有名なアルカリ温泉。「あっちの湯」「こっちの湯」それぞれ立て看板に説明が書いてある。「う〜ん、それぞれ良いところが書いてあるがどっちがよりいいのか、アユラシみたいにダークに裏を読んで考えよう(笑)」どちらか迷うが、結局今日は「常連好み」とある説明に惹かれて「こっちの湯」へ。風があるので、外の「丸見えの洗い場」では肌寒く、室内の体洗い場で洗ってからもう一度露天風呂へ入り直した。

 ほったらかし温泉でアヒージョ(きのことシーフードのにんにくオリーブオイル煮)をつまみながら生ビールにのどを鳴らす。まだ2時だわ。なんて余裕の日程なの?そしてタクシーで向かうはサッポロ勝沼ワイナリーガーデン。

 「ところで…。」ひろちゃんが尋ねる。「桃源郷ってどこだったのかしら?たしか、今日のうたい文句は『春の花を愛でる登山もそろそろ佳境、第6弾は「桃源郷」…』って山行のお誘いに書いてあったよね??」少し勝沼に近づけば桃も多いかと思ったが…「あった〜!」のはワイナリーの入口に立つ赤紫に近い一本の桃の花。(写真25)「今日一番の桃源郷はここかもね!」(笑!)店内に入り、どっかと腰を下ろし、あっという間に3本のワインを飲み比べた。一本目は「山梨甲州」の白、辛口。二本目はフルーティな味わい「北海道ケルナー」の白。三本面は赤で「山梨甲斐ノワール」。う〜ん、至福の時!!ワインは栓を開けたてよりも、数分時間をおいてからの方が「ワインが開いて」味が変化してくる。…なあんてことに気づいたのもワイナリー巡り修行のなせる業。隊長・副隊長のうんちくに耳を傾けながら、どんどん新しい扉を開け、人生を豊かにしていく女子たち。あれあれ、肝臓の再検査で「医者からアルコール制限がかかった」らしいくまちゃんも「今日は一杯でやめとくわ。」と言ったわりには、みんなと同じだけNont-dell!(のん_でるMont-bellでなく(笑))

 上機嫌でワイナリーを後にして、〆は立川の「だるま」。テッポウ、カシラをくちゃくちゃ噛んで国盛の正純米酒や電氣ブランに舌鼓。今日も充実の一日だったなぁ〜、と街のネオンを見上げてつぶやくのだった。(by Konochan

今回の参加者:隊長、副隊長、このちゃん、クマちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:2時間35分
累積登高差(+):439m
踏破距離:7.1km

☆ 勝沼のワイナリーはこんな店 Check!
☆ 本日の打ち上げはこんな店  Check!               

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

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01 隊長たっての希望で、第285回の帯那山登山口よりスタート。
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02 すぐ右手を林道が通っているので、登るまでもないが・・・。
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03 また暫く林道を行く。
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04 アブラチャンとキブシ。
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05 ここが見逃した分岐。
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06 目立たない標識。
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07 ここがふれあいの森か?
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08 アブラチャンの花が落ちていた。
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09 ここには立派な道標があった。
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10 もう山頂に到着してランチ。
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11 山頂の標識を持って記念撮影。
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12 ミツバツツジ発見。
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13 点々とミツバツツジ。
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14 この辺りはまだ蕾が多い。
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15 カタクリも意外に咲いていた。
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16 ハシリドコロも今が花の時期。
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17 陽が雲に隠れると寒いくらいだ。
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18 この辺りは造成中で判り難い。
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19 フルーツ公園を通っていないので、この旗の文言はまったく的を射ない。
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20 適当に歩いたらほったらかし温泉到着。
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21 こっちの湯に入ることにした。
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22 ここでビールを飲もうかと思ったが、寒いので止めた。
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23 あれが棚山。
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24 勝沼ワイナリーガーデンに到着。
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25 ワイナリーの前には見事な桃の花。
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26 これは2本目の北海道ケルナー辛口。かなりフルーティー。
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27 つまみは生ハムと・・・
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28 カマンベールチーズが合う。
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29 3本目の山梨甲斐ノワール。結構、複雑。
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30 ピザと・・・
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31 ソーセージを追加注文。
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32 電車の中の友も、今日はワイン。
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33 立川のだるまに入った。
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34 なおちゃんだけ、日本酒である。
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35 目当てのテッポウ。
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36 厚揚げは定番。
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37 今宵も酒が旨い。

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