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「いぃDay!」山岳会日本支部   


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第344回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年6月28日(

行き先【大菩薩周辺/日川尾根(砥山〜源次郎岳)

コースタイム:

JR中央線「立川」[643]〜JR中央線「甲斐大和」[801/810]〜(バス1000円)〜大菩薩・上日川峠[853/900]〜登山口[910]〜砥山[920/923]〜林道[950]〜中日川峠[958]1P[1015/1020]NTT日川無線中継所[1040]〜下日川峠[1050]〜梅子婆(仮称)分岐[1120] 〜源次郎岳[1140/昼食/1155]〜梅子婆(仮称)分岐[1215]〜牛奥峠蛤岩[1230]〜林道横断[1245]〜牛奥の畑が見えた [1248]〜道迷い〜嵯峨塩館への標示発見[1258]〜嵯峨塩館[1303/(入浴)/1421]〜(バス600円)〜JR中央線「甲斐大和」[1445/1456]〜JR中央線「立川」[1635]\(^0^)/

トレイルマップ
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高度記録
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今日の山行は御坂黒岳を北から南のバリエーションルートで縦断する予定だったが、あいにくの雨。ということで、副隊長にアイディアを求め、 67日に予定していた日川尾根から源次郎岳、嵯峨塩館へのコースに変更した。(7日にこのコースを計画していた時は、規制雨量を越えたために上日川行きのバスが運休になっていた。)今回のコースは「シトシト雨の日にとっておき!」と副隊長がいうコース。

上日川行きのマイクロバスは雨にも関わらず補助椅子を出すほどの登山客で、ほとんどが石丸峠入り口か終点の上日川を目指す。上日川からは人気の大菩薩嶺へと向かうようで、日川尾根へ向かうのは我々だけであった。日川尾根は、傘をさして山歩きができる。この高度グラフを見れば一目瞭然。カッパがびしょびしょにならないのはとても助かる。

砥山の山頂一面にこれまで見たことがない白い花が咲いていた。クサタチバナらしい。どうして初めてなのか?花の時期が短いのか、群生地が限定されているのか?いずれにしても、この時期にこの山に来たから出会えた花である。

平坦な山道ではつまらないのではないかと思う方もいるだろう。しかし、この日川尾根の素晴らしいこと!ご覧いただく写真でおわかりでしょう。

雨に煙るモミジ、カラマツ、ブナなどの樹木。ふわ〜っと靄に浮かぶように見える。6月末にもなれば緑は威張(えば)ってきている(我々は緑が濃くなってくることをこう言う。)が、雨に洗われて瑞々しい。ヤマボウシや(名前がわからないのが残念な)白い花をつけている木々はと緑のコントラストがはっきりしより美しい ブナの巨木を見上げると、やわらかい陽ざしが葉を透かして黄緑に揺れる。木々が覆いかぶさっているわけでなく天井が高いので、鬱陶しくないので傘をさしていても解放感がある。おまけに丁度いい加減に雨をさえぎってくれる。

 上日川峠から梅子婆(仮称)まで、このように尾根歩きを楽しんだ。ただ、一か所迷いやすい地点をチェックしておこう。それは下日川峠である。NTT日川無線中継所を10分ほど進んだところに、赤テープの目印がある。これを見落とさないこと。ササヤブの踏み跡を行くと、突然防火帯?が現れたのでビックリ。右か左か?左に行った先に源次郎岳への道標があった。赤テープのところが下日川峠か、この道標のところが下日川峠なのか謎である。

 源次郎岳への分岐に梅子婆(仮称)と名付けたのは隊長だとのこと(第246回)。ここは源次郎岳と並ぶピークだが名前が付いていないので隊長が名付けたらしい。源次郎と梅子夫婦は、高度記録のとおり梅子が年上、カカア天下なのだ。 梅子婆と源次郎岳の往復のアップダウンは、なかなか面白かった。

 梅子婆から嵯峨塩館へ一気に下る。私は、途中の牛奥峠(蛤岩のところ)には、201299日のマンマ・ミーア山行で来ていたが、嵯峨塩館の入館時間(1400)に間に合わなくなってしまうとのことで、源次郎岳を踏んでいなかった。今回ちゃんと繋ぐことができた。

 今回のミッションは嵯峨塩館の真ん前に正しく下りること。これは副隊長のかねてからの課題であった。過去3回何故か嵯峨塩館前に下りて来ていないらしい。ということで、なおちゃんとくまちゃんがGPSを確認してしっかりナビする。が、今回も迷ってしまった。地図に「下りでは牛奥の畑が見えてきたら左へ曲がる屈曲点を見落とさないこと」としっかり書いてある。あ〜それなのに、それなのに。

畑が見えた。と思ったら前方に赤テープが。そのテープに導かれて林道手前をグイッと左折する。おー、地図に書いてあるとおりだ。と思って進むと、いきなり道が途絶えた。え〜っ?どこで間違えたのかさっぱりわからない。畑が見えた地点まで戻るしかない。畑が見えた地点に戻りキョロキョロすると・・・、あった!目印が。黄色いテープが樹木に巻きつけてあり、嵯峨塩鉱泉の文字がどうにか読み取れる。右に畑が見えたら、左を見よ!前方の赤テープに惑わされてはいけない。

 こうして副隊長は4回目にして正統コースで嵯峨塩館前に下山した。めでたし、めでたし! \(^0^)/

〈つぶやき〉
嵯峨塩館の鄙びた雰囲気は、大人の休息にもってこい。建物は古いがトイレは最新式というところがなお結構。ルンバ2台がせっせと仕事をしていた。古いだけじゃない新しさが何とも気持ちいい宿だ。

「山から下りたらこんな店」の取材協力をしようと、立川の店を検索してみた。今回の青海(おうみ)も結構な店だったが、他にもなかなかいい店がある!

雨の日にも山に登るほど「酔狂」になったが、楽しめる山を選んでくれている副隊長のおかげだと改めて感じている。マンマ・ミーアで雨の日の山選びをした際、ポイントは1なだらかな尾根 2広葉樹林が多いこと ということはわかっても、未熟な私には”山”はちっとも浮かばなかった。経験とデータの蓄積が大切なのね〜。  (by のん)


今回の参加者:副隊長、クマちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間: 3時間35分
累積登高差(+):483m
踏破距離:9.3km


☆ 雨が降ったらこんな山 
☆ 本日の
打ち上げはこんな店  Check!

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 上日川峠からスタート。
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02 はじめは林道を進む。
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03 いちおう山道に入ってみるが、直ぐにまた林道に出てしまう。
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04 立派な道標があるが、指している方向がビミョウ。
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05 雨にしっとりとしたブナの森。
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06 雨の中のそぞろ歩き。
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07 砥山の登り。白い花が・・・。
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08 山頂の標識は見当たらないが、ここがたぶん砥山。
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09 白い花のクローズアップ。たぶん、クサタチバナ。
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10 初めてみた様な気がするが気のせい?
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11 モミジが目立つ。
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12 中日川峠へ。
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13 また林道に出た。
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14 道標の文字は全く読めない。
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15 再び山道へ。
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16 源次郎岳と読める。
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17 たぶん、ここが中日川峠。
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18 落葉松林に変わった。
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19 幻想的落葉松林。
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20 再びクサタチバナの群落。
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21 落葉松林と関係があるのか。
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22 今まさに咲こうとしている花。たぶんオオバアサガラ。
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23 知っているような知らないような。
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24 ここが下日川峠だろうか。
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25 それともここか・・・。標識が無いので判らない。
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26 巨大なブナが突然現れる。
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27 ここが分岐、隊長が梅子婆と命名した場所。
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28 源次郎岳山頂に、満開のヤマボウシ。
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29 以前より見通しが良くなっているが、今日の天気では同じ。
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30 まだヤマツツジが咲いていた。
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31 立って傘を差したままのランチ。
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32 これもなかなか見事なブナ。
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33 源次郎岳の直下はこんな感じ。
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34 もうあとは嵯峨塩鉱泉を目指すのみ。
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35 牛奥峠の蛤岩。
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36 林道を横断する。
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37 今までは、これを見逃していた。
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38 でも嵯峨塩館さん、もうちょっと判りやすい道標をお願いします。
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39 ここに出た。
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40 嵯峨塩鉱泉に到着。
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41 ルンバが一生懸命お掃除中。
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42 カランが無い、この館独特の洗い場。
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43 男湯も完全貸切状態。
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44 聞こえてくるのは川音ではなく、ルンバの作業音。
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45 談話室でゆっくりしようか・・・。
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46 それとも明るいロビーにしようか。
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47 やっぱりテーブルがある談話室で。
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48 川の対岸の緑が濃い。
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49 さっぱりと湯上りなおちゃん。
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50 さて、このあとはどこで何を飲むか思案中。
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51 先ずは電車の中でアイドリング。
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52 今日はここになりました。

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