Welcome to our Web Site !

「いぃDay!」山岳会日本支部   


第381回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2015年4月11日()〜12日(

行き先【玉原/鹿俣山(1637m)〜獅子ヶ鼻山、戸神山(772m)】

コースタイム:

〈1日目〉東京駅[7:48]Maxとき305号)〜上毛高原[8:54/8:58]〜タクシー〜玉原ペンション村 アップル館[9:40/10:00]〜リフト2基乗り継ぐ〜スノーシュー装着[10:50]〜スノーシューを脱ぐ[11:05]〜鹿俣山山頂[11:17]〜獅子ヶ鼻山への行程半分[12:00/昼食/12:20]〜鹿俣山[12:50]〜休憩[13:25/13:30]〜たんばらスキーバークリゾートセンター[14:30]〜アップル館[15:30]

〈2日目〉アップル館[8:45]〜下発知BS[9:15/9:20]〜上着脱ぐ[9:46/9:49]〜戸神山山頂[10:05/10:25]〜戸神山登山口[11:00]〜タクシー〜地蔵温泉・地蔵の湯ゆにーいく[11:35]〜蕎麦屋[13:10/14:45]〜上毛高原駅[15:09](とき326号)〜大宮駅[15:54]〜東京駅[16:20]

トレイルマップ
クリックすると地図が拡大します

高度記録
高度記録拡大は画像をクリック 



今回は泊りがけの山行である。昼の登山2回、夜は居眠りする間も無い集中講義であった。(えっ?和尚しっかり横になっていたけれど・・・影の声)ここで、まず山のまとめとして復習をしておく

ONOFF (スイッチ。切り替える事。)

つぼ足 (カンジキ(ワカン)、アイゼンを着けずに雪の上を歩くこと。普通の靴のまま歩くと、雪にめり込んで深い穴を作る。穴がつぼ状だからつぼ足!)

スノーシュー (新雪の上を歩くための道具。足が沈まなくてすむ。ワカンと比べ、大きくて重いので、平原などをハイキングするのに使用する。登山には不向き。)

雪庇  (山の稜線上の風下側に庇(ひさし)のように張り出した積雪。樹氷のように風上側と思っていたが逆・・・和尚の考え違い。)

デブリ (登山で、崩壊した岩石の破片。また、なだれ落ちた雪塊。)

尻セード(【尻制動】と書く。尻を雪面に付けて滑り降りること。グリセードのお尻版で比較的簡単に滑れる。グリセードをもじったもの(グリセード:登山で,両足をそろえ,ピッケルを斜め後ろについて制動をかけながら雪渓を滑り降りる技術)

支尾根 (主尾根から派生する枝尾根。)

カカボラジ(ゴジラ出現)・・・夜の講義。

山頂はカカボラジ国立公園の域内にある。この国立公園は全体として山岳からなっており、常緑広葉樹の多雨林が広がる標高2400mから2700mの亜熱帯性温帯圏から半落葉広葉樹林、さらに常緑針葉樹の降雪林に至る多様な植生によって特徴づけられる。最も標高の高い3400m以上の森林帯は高山性で、植生のみならず歴史や起源の点からもほかの森林とは異なる。さらに上がって4600mを超えると、万年雪氷河に覆われた寒冷で、不毛な、吹きさらしの地形になる。5300m付近には大きな氷帽が存在する。・・・ (NHK)挑戦するのは倉岡裕之ら、日本のトップクライマー3人。麓をめざす一行の前に立ちふさがったのは深いジャングル。毒蛇や山ヒルに襲われながら240キロの道のりを4週間歩いてようやくベースキャンプにたどり着いた。そこにはゴジラの背中のように切り立った岩と、頻繁に雪崩を起こす氷河に覆われた山がそびえていた。ミヤンマー北端。 ・・・再放送を見よう。

《1日目、早朝雨、後、すっきりした曇り》
Maxとき305号に乗り、上毛高原駅に向かう。東京から1時間で、上州に到着するのだ。2階の車窓から町が良く見える。埼玉県を抜けるころから、山並みがきれいにみえてくる。・・・あれが、赤城山、榛名山、子持山・・・和尚は上州デビューである。(朝食弁当を食べて、いびきをかいて寝ている方が居る、匿名にしておく。OFFモードに切り替え中。)

上毛高原駅から、手配されたタクシーで三峰山のトンネルを抜け玉原へ向かう。沼田周辺は、果物園が多く、勝沼を思わせる。春だが、桜は咲いていない。ペンション「Apple」で、スノーシューを借り(1000円)、スキー場へ向かう。リフトを2本乗り継いで、鹿俣山の尾根に出る。玉原湖が良く見える。

スノーシュー装着(10:50)。尾根を歩く。雲はあるが、雨上がりですっきりと沼田市街、水上、谷川山系がそこに見える。春の雪はシャーベット状で、スノーシューでは滑ってしまう。スノーシューを諦め、つぼ足で登る。副隊長の判断は的確だった、続く急な雪の斜面を蹴り込みながら登っていく。間もなく鹿俣山山頂に到着。ここで念のためアイゼンを付ける。芸術的な雪の造形が見えてくる、あれが雪庇である。ロールケーキのようなのもある。写真に夢中になって、雪庇の先までいかない事、崩落してしまうよ。

目指す獅子ヶ鼻山山頂は、雲の中。「12時まで行けるところまで行って、戻りましょう」、副隊長の判断は早い。雪を蹴りこみ、熊笹を踏みしめ、高度を上げていく。鹿の足跡、発見!雪庇を飛び越えて降りたのか?山頂までの尾根伝い半分くらいまで来ただろうか、昼食を取り、下山開始。

下山は別の楽しみがある、斜面でシリセードの練習。やはり、ピッケルを持ってくるべきだった。滑り出すと「制動」を取れない。鹿俣山の尾根から急斜面をシリセード、横に、デブリあり、数日前のものか。支尾根を越え、ゲレンデに立ち入らないように静かなブナの林を抜ける。たんばらスキーパークのリゾートセンターに到着。レストランでB級グルメの枝豆メンチをつまみ、乾杯。(14:30

ペンションに入り、汗を流して夕食。夕食のテーマは、ONOFF。いぃDay!山岳会は社会人の会である。まさしく今日はOFFである・・・非日常の山の楽しみ。

食後は、日本酒とつまみを囲んで夜の講義が始まる。『カカボラジ』遠征の記録をNHKで見ながら、解説が入る。目がパッチリ冴えてくる。(再放送を見ること)「お開きに・・」と立ち上がった瞬間、海外出張中の隊長からテレビ電話を受信。1ONと5人OFFの会話が始まる。スマホのバッテリー切れで終了。

《2日目、快晴》
朝食をしっかりとって、戸神山へ向かう。9時、ペンションからタクシーで、下発知バス停(登山口)へ。鹿俣山から見えたピラミッド型の山である。その頂点(770)を目指し、急勾配を登る。地元の愛好家のハイキングコースのようで、賑わっているし、挨拶が軽やか。頂上から360度見渡す事ができる、遠くは雲取山、富士山まで遠望できる時もある、との地元の方の解説付き。今日は快晴で大満足である。下山は、沼田駅方向に南へ降りる。岩場多し、鎖を握って慎重に。途中、金山跡、木の株に動物の彫り物あり、楽しい麓である。

利根川河岸までくると、桜が見ごろ。今日は、沼田城址公園で桜祭り。我々は、地蔵温泉・地蔵の湯「ゆにーいく」で汗を流し、和尚の期待に応えてもらって、ご当地推薦のそば屋へ向かう(ちょうど上毛高原駅の前で立地も良い)。山菜の盛り合わせ・・・蕗の薹がおいしく、おかわり。 

159分発とき326号で東京へ戻る。大宮で別れ、東京で解散、それぞれがONに切り替えていく。明日までにはしっかりONに戻さねばと思いつつ駅に降り立つ和尚であった。 (by 和尚)

今回の参加者:副隊長、和尚、このちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:1日目:2時間50分  2日目:1時間30分
累積登高差(+):1日目:697m 2日目:358m
踏破距離:1日目:9.6km
 2日目:3.59km
 

☆ 山から下りたらこんな店 Check!
☆ 宿泊したのはこんな宿
 Check!
☆ 日帰り温泉はこんな所  Check!
☆ 打ち上げはこんな店  Check!
☆ 帰りはこんな電車 Check!
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
img0000.jpg
01 ペンションアップル館から出発。
img0001.jpg
02 チケット売り場は結構、賑わっている。
img0002.jpg
03 第1リフトは3人乗り。
img0003.jpg
04 でも堂々と一人乗り。
img0004.jpg
05 周りはブナ林。
img0005.jpg
06 第1リフトは殆ど平坦だった。
img0006.jpg
07 第2リフトはちょっと登り。
img0007.jpg
08 第2リフトを降りたあたり。
img0008.jpg
09 天気は悪いが、意外に見通しは利く。
img0009.jpg
10 こちらは玉原湖。
img0010.jpg
11 沼田の市街が見下ろせる。その手前に戸神山も見える。
img0011.jpg
12 特に必要ないが、せっかくなのでスノーシューを履く。
img0012.jpg
13 立派なダケカンバ。
img0013.jpg
14 子持山、榛名山も良く見えている。
img0014.jpg
15 判りやすい形の戸神山。
img0015.jpg
16 これだけ見えれば今日の天気としては上出来。
img0016.jpg
17 もうスノーシューは諦めた。
img0017.jpg
18 それほど風もないので快適。
img0018.jpg
19 ここが鹿俣山山頂。無雪期とは全く異なる。
img0019.jpg
20 5年前の9月18日の山頂はこうだった。
img0020.jpg
21 ちょっと登っただけでスキー場の喧騒から隔離される。
img0021.jpg
22 右側はストンと落ちている。
img0022.jpg
23 行く手の獅子ヶ鼻山はガスの中。
img0023.jpg
24 ここは空が広い。
img0024.jpg
25 パノラマで。
img0025.jpg
26 もうちょっと先まで行ってみることにした。
img0026.jpg
27 右に寄るのは怖いが、帰りに見たら、雪庇はほぼ落ちていた。
img0027.jpg
28 雪は概ね安定している。
img0028.jpg
29 これから先は、念のためアイゼンを付ける。
img0029.jpg
30 雪が割れているところもある。
img0030.jpg
31 右側に木があると安心できる。
img0031.jpg
32 稜線遠しに行けない所は少々ブッシュ。
img0032.jpg
33 行く手はガスの中。
img0033.jpg
34 もうちょっとだけ行ってみるか。
img0034.jpg
35 あのガスの中が獅子ヶ鼻山か。
img0035.jpg
36 今日はそこまでとしようか。
img0036.jpg
37 で、昼食。
img0037.jpg
38 雪庇は落ちていた。
img0038.jpg
39 昼食は、この景色を眺めながら。
img0039.jpg
40 獅子ヶ鼻山は結局ガスの中。
img0040.jpg
41 最高到達点で。
img0041.jpg
42 さて帰ろう。
img0042.jpg
43 ビールが待っている・・・
img0043.jpg
44 スキー場がゴール点。
img0044.jpg
45 雪が割れ始めている。
img0045.jpg
46 割れ目に落ちないように。
img0046.jpg
47 このような所は心配ない。
img0047.jpg
48 アイゼンも特に不要。
img0048.jpg
49 気持ちが良い下り。
img0049.jpg
50 スキー場を見下ろしながら。
img0050.jpg
51 面白い雪の造形。
img0051.jpg
52 シリセードで、ひろちゃんと和尚がニアミス。
img0052.jpg
53 和尚。
img0053.jpg
54 なおちゃん。
img0054.jpg
55 このちゃん。
img0055.jpg
56 ここは雪庇があったら無理なところ。
img0056.jpg
57 今度は追突発生。
img0057.jpg
58 下り始めはかなり急斜面。
img0058.jpg
59 ついさっき、ブロック崩壊があったようだ。
img0059.jpg
60 ぶなの森をゆるゆる下る。
img0060.jpg
61 ゲレンデに出ないよう、小ピークを乗り越す。
img0061.jpg
62 春までもう少し。
img0062.jpg
63 シリセードを存分に楽しむ。
img0063.jpg
64 ほぼ平坦、ガスったら判り難い。
img0064.jpg
65 すぐ右がゲレンデ。
img0065.jpg
66 ゲレンデに出た。
img0066.jpg
67 落とした手袋を拾いに行ったこのちゃん。
img0067.jpg
68 ビールを飲んでいい気味。
img0068.jpg
69 さてペンションに還ろう。
img0069.jpg
70 風呂上がりにまた一杯。
img0070.jpg
71 2日目の朝、谷川岳が見えた。
img0071.jpg
72 見えたのはこんな所。
img0072.jpg
73 戸神山登山口。下発知バス停前。
img0073.jpg
74 山頂が見えている。
img0074.jpg
75 里の春。
img0075.jpg
76 上州武尊山。昨日登れなかった獅子ヶ鼻山も見えた。
img0076.jpg
77 観音寺が目印。
img0077.jpg
78 観音寺の参道。
img0078.jpg
79 本堂に寄ってみる。
img0079.jpg
80 まだ梅が咲いていた。
img0080.jpg
81 桜はまだこれから。
img0081.jpg
82 住職(?)に案内図をいただく。
img0082.jpg
83 寺の裏は杉林。
img0083.jpg
84 微笑ましい彫刻。
img0084.jpg
85 尾根に出た。高王山は省略。
img0085.jpg
86 山頂はもうすぐ。
img0086.jpg
87 360度の大展望が待っていた。
img0087.jpg
88 上州武尊山。一番左のピークが昨日登った鹿俣山。
img0088.jpg
89 上州三峰山。
img0089.jpg
90 赤城山。
img0090.jpg
91 子持山。シシ岩も見えている。
img0091.jpg
92 赤城山と子持山と和尚。
img0092.jpg
93 東側のパノラマ。皇海山も見えている。
img0093.jpg
94 記念撮影。
img0094.jpg
95 山頂にはあとからあとからハイカーがやってくる。
img0095.jpg
96 さて下山。
img0096.jpg
97 結構、岩っぽいところもある。
img0097.jpg
98 観音寺の住職が、面白い所、と云っていたのはここか。
img0098.jpg
99 アブラチャン、とひろちゃん鑑定。
img0099.jpg
100 面白い彫刻があった。
img0100.jpg
101 ここにも。
img0101.jpg
102 こんなところにも。
img0102.jpg
103 麓は丁度桜の見頃。
img0103.jpg
104 山の説明。
img0104.jpg
105 見事な桜。
img0105.jpg
106 ここで汗を流した。
img0106.jpg
107 右端が谷川岳。
img0107.jpg
108 蕎麦屋で締めた。
img0108.jpg
109 大宮で寄り道したのはここ。

 このちゃんTrailMaps INDEXへ