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「いぃDay!」山岳会日本支部   p170903

第130 回:マンマミーア山行のご報告  

2017年9月3日(

行き先【富士山/富士宮コースから

コースタイム:
<9月2日(土)前夜泊~3日早朝から日帰りで富士登山>
小田急線本厚木[19:00集合](車で)水ヶ塚公園駐車場でテント泊[20:30/5:50](五合目行きバス)富士宮表口五合目[6:25/6:30]6合目[6:55]→P1[7:10/7:15]→新7合目[7:50/軽食/7:57]→元祖7合目[8:35]→8合目[9:35]9合目万年雪荘[10:20/10:35]→9合5勺[11:10/11:20]→火口縁の鳥居[12:08-12:40時間差で到着]→剣ヶ峰記念撮影[13:00]→全員合流奥宮前[13:20/13:26]→5合目BS[17:00発]→水ヶ塚公園[17:25/17:40発]→(車)→新松田駅[19:15解散]乀(^0^)/~~

トレイルマップ
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高度記録
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「あたまを雲の上に出し…♪」一度は登らねばならぬと思っていた念願の富士山にとうとう登ってきた。
(案内役は富士登山の達人、ウッディさん。これまで留学生などを何度も山頂まで連れて行き、これが「9回目の富士登山だ」というウッディさんにご同行願って実現した企画です。お世話になり、本当にありがとうございました。
参加したのは「富士山に一度は登り隊」ということで、ひろちゃん、ミヤマザイマン、ZENGAR、そして私(Konochan)。さあ、珍道中の始まり始まり~。


 ウッディさんお薦めの登り方は、
①標高1600mの水ヶ塚公園にテントで前夜泊し、高地に慣れる。
②早朝一番のバスで5合目に行き、昼前に山頂に到着。早めに下山。日帰りで往復する。
③剣ヶ峰(最高峰)は登頂するが時間の関係でお鉢巡りは無し。
というものだった。

 真夏の混雑時は5時発のバスも出るようだが、9月上旬の今は6時発が始発ということだった。実際には早めから並んでいたら、少し早めに出発した。
  バスの車窓からは富士の樹海をずっと見てきたが、5合目に着くとそこはもう標高2400m、森林限界を超えていた。気温は15度。ここから1400m近く高い山頂はおそらく6度くらいと推定。

 登り始めると富士山の登山道は想像通りの砂と石(スコリア)の道。成層火山の形作る美しい稜線は、見るには美しいけれど、登るには単調。登り始めて1時間で「う~ん、もう飽きちゃうね~。」と、ミヤマザイマン。「同感!!」と私。

 だんだん空気が薄くなってくるので、なおちゃんにもらった酸素を吸入してみる。自分には酸素吸入が効いたのか効かなかったのかよく分からなかったが、高山病で頭痛に悩まされたZENGARには少し効いたようだった。苦しそうなのでT字のストックを1本貸すが、全体重をかけた拍子に折れてしまった。そこで急きょ「六根清浄」のお参り杖を購入することに。この八角形の棒、鈴が2個付いていて、登る度に「シャン、シャン」と音がする。8合目9合目などの山荘ごとに200円払って焼き印を捺してもらえる。なぜかこの鈴を鳴らしながら歩くと「心が浄化されるようだ~。」とミヤマザイマン、気に入った様子。下山時にはストック2本をZENに貸してくれて、ミヤマザイマンは「六根清浄、六根清浄」と仙人の境地で下界に降り立っていた。
 
 山頂のいわゆる「お鉢」は火口のまわりの縁のことだが、間近で見るとかなり凸凹しているのがわかる。その中で一番高いところがかつての富士山頂観測所のあった場所、剣ヶ峰だ。「日本最高峰 富士山剣ヶ峰3776m」の山頂標は人気で、記念撮影するために行列ができていた。待つこと20分、遅れて上がってきたZENGARも入って証拠写真も撮れてめでたし、めでたし。

 消防団の疲れからか、今日は少し調子のよくなかったウッディさんとも分岐点で合流し、奥宮から5合目へ来た道を戻る。標高3000mまでは雲の上だったが、その下は霧。展望もなく単調なザレザレの登山道を歩き通すのには忍耐力を要した。混雑のピークを越えた9月といえども、登山客はまだまだ多い。登ってくる人には道を譲りながら、前を行く団体には頃合いを見て先に行かせてもらい、何とか順調に下りることができた。5合目に着いたのは16時40分。17時発のバスにあと空席が4席。「5人なんですが…。」「ガイドさん用の席に1人乗ってもらえば大丈夫ですね。」何というラッキーなこと。そして無事、水ヶ塚公園にもどり、そこからウッディ号で駅まで送っていただいて充実の富士登山が幕となった。

 車、テントなどを出してくださったウッディさん、本当にお世話になりありがとうございました。
 
 ランニングなどで鍛えていたつもりが、登山は初心者のZENGAR。高地で前夜泊したにもかかわらず、高山病でひどい頭痛に悩まされた。本人曰く、「終始温かい言葉をかけて励ましてくださってとてもありがたかったです。ひろちゃん、ミヤマザイマン、ウッディさん達のおかげで最後まで頑張り通すことができました。本当にありがとうございました。」とのことです。
 (by この)

今回の参加者: ウッディさん、ひろちゃん、ミヤマザイマン、ZENGAR、このちゃん
実働時間:8時間30分
累積登高差(+):1553m
踏破距離:10.2km


~ 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます ~

スライドショウの開始
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(1) 水ヶ塚公園から見上げた富士山と宝永火口。
2017年09月03日 05時32分
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(2) 水ヶ塚公園発5:50発のバスで表口5合目まで30分弱。混雑時には5時発5時半発もあるらしい。
6時23分
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(3) 五合目の気温は15℃だった。
6時28分
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(4) さあ、出発!
6時32分
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(5) 天気は快晴だ。5合目はすでに森林限界の上。
6時46分
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(6) 生えているのはイワツメクサ、イワオウギなどの高山植物。
6時46分
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(7) 6合目を通過。みんな快調。
6時55分
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(8) 先は長い。
6時59分
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(9) ウッディさん、消防隊の訓練明けでハードスケジュールの中を来てくれた。
7時10分
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(10) イワオウギが実をつけている。
7時12分
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(11) 富士宮方面が見える。
7時34分
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(12) ガスが上がってきた。
7時35分
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(13) 新7合目(2800m)で軽食。雑炊の袋が気圧差でパンパン!
7時51分
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(14) スコリアのざれた短調な道ですでに飽きたなぁ~。
7時51分
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(15) 新7合目で売り切れだったので、元祖7合目で杖を買った。
8時35分
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(16) 9合目(3460m)では、ダウンジャケットと毛糸の帽子を着用。
10時20分
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(17) あと高度300mね♪と、快調な足取り!
10時20分
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(18) 六根清浄、がんばれ!
10時57分
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(19) うう、空気が薄くてへばる~。
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(20) スコリアが層状に積もっている。
11時52分
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(21) 着いた~!ここがお鉢の縁です。
12時08分
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(22) 火口をのぞきこむと雪が残っていた。
12時38分
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(23)パノラマで見た火口のお鉢。左の最高峰が剣ヶ峰(3776m地点)
12時40分
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(24) ずるずる滑り落ちそうになるので、左の手すりにしがみつくようにして剣ヶ峰目指して登る。
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(25) ここで並んで写真撮影の順番待ち。
12時53分
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(26) 改めて火口のアップ。「すごいなぁ。」と、噴火していた時を妄想する。
12時55分
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(27) やったね!日本最高地点。3776m剣ヶ峰。
13時02分
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(28) さて、下山。滑るよ、気をつけて。
13時12分
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(29) ウッディさんと合流して、奥宮で記念写真!
13時26分
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(30) 奥宮では、登頂記念の御朱印をゲット。
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(31) さあ、長い道を下りていくよ。頑張ろう。
13時47分
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(32) まだ雲の上。高山病でまだ頭痛し。兄貴には、とてもお世話になりました~。
13時48分
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(33) 3000mから下はずっと霧の中でした。でも5合目から水ヶ塚にバスで下りてきた時はごらんの通り。
17時29分

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