コースタイム:
JR高尾駅[6:30](大月行)⇒大月駅[7:06/7:26](富士急行線)⇒河口湖駅[8:21/8:28]⇒タクシー(4510円)⇒漁眠荘前BS[8:49/8:55]→東入川堰堤広場[9:09]→休憩[9:53/9:58]→ブナ原生林の標識[10:27]→休憩[10:40/10:46]→雪頭ヶ岳[11:13]→鬼ケ岳[11:25/昼食/12:00]→鍵掛峠[12:56]→登山口[13:47/13:49]→いやしの里根場→根場民宿BS[14:10](河口湖駅行バス)⇒河口湖駅[14:55]→河口湖ステーションイン[15:00/日帰り入浴・650円/15:40]→河口湖駅[16:00](ホリデー快速富士山2号新宿行)⇒JR高尾駅[17:20]
トレイルマップ
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高度記録
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今回の山行は、弘子さんプロデュースの鬼ヶ岳。のんちゃん一押しの展望の山だそうだ(その山行報告はこちら)。
昨日の雨とはうって変わって快晴。大月駅で富士急行線に乗り換え、しばらくすると車窓から頭に少しだけ雪を頂いた富士山の姿が見えてきた。おのずと気分も上がって行く。終点の河口湖駅で下車し、タクシーに乗り換えた。湖畔の紅葉が見ごろを迎え、色鮮やかだ。
漁民荘前から登山開始。登り始めて15分。11月というのに、気温、湿度共に高く、早くも汗ばんできた。スギやヒノキ、カラマツの登山道はよく整備されているが、ところどころ倒木が道をふさぎ、迂回しながら高度を上げていく。(おかげで途中うっかりルートを外しそうになった。)急登が続き、やがてブナの木々が現れる。登り始めて2時間ほどすると展望が開けてきた。目の前には稜線を広げた雄大な富士山。眼下には紅葉した山々、水をたたえた富士五湖がくっきりと見渡せる。見事な大展望だ。足元にはリンドウやホタルブクロの花も咲いている。間もなくたどり着いた雪頭ケ岳山頂は広く、遮るものがない。山頂には小さなマツムシソウが咲いていた。
雪頭ケ岳山頂から先に進む。急降下し、すぐに登り返す。梯子の階段を上がり、すぐに鬼ヶ岳山頂だ。山頂には鬼ヶ岳という名前の由来になった尖った鬼の角のような岩が聳えている。南に富士山。東は三つ峠山。西には北岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳といった南アルプスの連なりと甲府盆地。甲府盆地の奥には八ヶ岳が見える。
鬼ヶ岳からの360度のパノラマを楽しんだ後は、鍵掛峠に向かって急降下。岩の多い小ピークを所々ロープを伝いながら越えていく。何回もアップダウンを繰り返す。「十二ヶ岳と同じような道だ。」と弘子さん。飽きない道だ。下山開始から1時間後、鍵掛峠に到着。富士山はもうすっかり雲の中。
王岳に向かう登山道と分かれ、根場民宿方面に下りていく。落ち葉の敷き詰められた登山道のため、隠れている石や木の根に足を取られないよう気をつけながらの下山だが、赤や黄色に彩られた広葉樹林の中を下りていくのは気持ちがいい。
峠から1時間ほどで「いやしの里根場」に到着。茅葺屋根の復元民家が立ち並ぶ里は赤と黄色の紅葉に彩られ、まさに秋真っ盛り。富士山に日本の古い文化を体験できる観光スポットとあって外国人観光客でにぎわっていた。
予定より1時間早いバスに乗り込むことができ、河口湖駅前のステーションインで汗を流した後は、運よく新宿直通のホリデー快速に乗ることができた。高尾で早い時間に下車し、新しい店の味も堪能することもできた。
天候に恵まれ、青空の元、深まる秋と富士山の大展望を味わう山旅は、また一つ思い出の1ページとなった。(のり)
今回の参加者:このちゃん、のりちゃん、菊丸、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間27分
累積登高差(+):
踏破距離:
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