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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第525 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年1月19日()〜20日(日)

行き先【西丹沢/檜岳(1166.6m)〜鍋割山(1272.4m)、矢倉岳(870m)

コースタイム:
〈1日目〉小田急線新松田駅8:05⇒タクシー(4420円)⇒寄大橋ゲート(赤橋)[8:26]→登山道入口[8:45]→衣類調整[8:53]→休憩[9:25/9:31]→休憩[10:10/10:15]→檜岳(1166m)[10:56]→10:57見晴らしの良い場所へ移動[10:57/11:10]→雨山(1176m)[11:48]→雨山峠[12:10]→休憩[12:26/12:31]→棚沢の頭[13:00]→鍋割峠[13:30/13:35]→鍋割山山頂[14:16/14:30]→登山口[15:58]→寄大橋ゲート(赤橋)[16:10/16:15]⇒タクシー(4740円)⇒新松田駅[16:35]

2日目〉小田急線新宿駅[6:21](急行小田原行)新松田駅[7:48]→御殿場線松田駅[8:04]⇒山北駅[8:13/8:15]⇒タクシー(1000円)洒水の滝[8:20/8:43]→休憩[9:45/9:48]→21世紀の森テレビ塔[10:03]トイレ休憩[10:18/10:20]→セントラル広場[10:29]→休憩[11:10/11:15]→山伏平[11:27]→矢倉岳[11:50/11:53]→山伏平[12:07]→足柄峠[13:00/13:15]⇒タクシー(2820)⇒あしがら温泉[13:31/14:55](入浴料500)⇒タクシー(2910円)御殿場駅[15:10/16:46](特急ふじさん12号)小田急線新宿駅[18:27]

トレイルマップ
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高度記録
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1日目〉
青空が広がり、朝から文句なしの晴天。風もない。富士山の眺望が期待できるとあって、気分も上がる。新松田駅で集合し、タクシーに分乗する。寄(やどりき)大橋ゲートで下車。

赤い橋を渡って林道を進み、「成長の森」から本格的な登山道に入る。辺りには、蕾をつけたミツマタが多く、3月には甘い香りを漂わせるのだろう。バリエーションと言っても、登山道はきれいに整備されており、歩きやすい。急登が続き、どんどん高度を上げていく。やがて展望が開けてきた。裾野を広げたどっしりと大きな富士、遠くには太陽にきらめく相模湾に三浦半島、大島も見える。さらに高度を上げ、ようやく尾根道と合流する。

登山開始から2時間半ほどで檜岳山頂に到着。山頂は広く、富士山は冬枯れの木立で展望が遮られてしまっているが、北東側に塔ノ岳、丹沢山、蛭ケ岳といった丹沢の主稜線がそびえており、山頂の山小屋まで見える。

雨山に向かう途中の尾根道では、富士山の向こうに冠雪した南アルプス、南東には江の島、房総半島まで見え、文句なしの眺望だ。雨山を過ぎると、雨山峠まで急降下し、再び登り返す。鍋割峠までは、所々切れ落ちた細い登山道と鎖が続き、気が抜けない。正にフィールドアスレチックだ。何度かアップダウンを繰り返し、ようやく鍋割峠に到着。

ここから鍋割山までもうひと頑張り。ところが、山頂から下山してきた登山者に、「今日は既に小屋の営業は終了してしまった。」という何とも残念な情報を聞き、モチベーションがダウンしてしまう。「鍋焼きうどん」を食べ損ねてしまったので、鍋割山山頂で一息入れると、すぐに下山。登山道は階段が多く、整備され過ぎている感じがする。後沢乗越の手前で、右に折れ、これまたきれいに整備されたばかりの、九十九折の階段道をひたすら下っていく。もとはと言えば、林業の作業用に整備されているルートを登山に利用させてもらっている感じがしたが、下りてみれば立派な登山道だと分かる。展望のない樹林帯をひたすら下ること1時間30分。飽きてきたところで登山口に到着。林道を抜け、スタート地点のゲートに到着。

タクシーで新松田へ向かう。既に健楽の湯は営業時間を過ぎていたため、お風呂はあきらめ、駅近くで打ち上げ。おでんと日本酒でまったりした。

天気に恵まれ、変化のあるコースと、素晴らしい眺望を楽しむことができ、大満足の山行となった。今回食べられなかった「鍋焼きうどん」は、次回のお楽しみとしよう!! (のり)

〈2日目〉
小田原のビジネスホテルに泊まっていた副隊長、ウッディーさんと、御殿場線松田駅のホームで合流する。山北駅で下車すると、駅前に新しいお店が出来ていた(2月にオープンするバルらしい、次回是非訪れてみたいものだ)

タクシーに乗ると雨がぱらついて来た。洒水の滝の駐車場で下車して23分歩くと、赤い橋が見えて来た。その奥の断崖からほぼ垂直に水が流れ落ちている。洒水の滝は日本の滝100選にも選ばれていて、落差は一の滝69m、二の滝16m、三の滝29m、全体で114mもの長さがあり、滝幅は細いものの、なかなか見応えのある豪快な滝である。

林道の起点まで戻り、矢倉岳を目指して林道を登って行く。雨は止みそうで止まないので、傘を差しながら歩く(今日の天気は晴れだと思っていたが・・)。やがて植林帯の緩やかな登山道となり、20分程でテレビ塔が現れた。薄日が差しながらぱらつく雨も落ちて来なくなっていた。丹沢方面の眺望が開けていて、端正な大山の姿が目を惹く。

この先が「21世紀の森」で、ほぼ平らな広い土地に散策路が設けられている。クロマツの集植所、ヒノキの採種園(花粉の少ないヒノキの実用化を図るため)、間伐展示林などがあり、散策しながら森林や林業に親しめるようになっている。

21世紀の森を抜けてもまだ、平坦な道が続く。平らな道にも飽きてきた頃、ようやく矢倉山への登りが始まる。山伏峠を過ぎると急斜面となり、ぬかるんだ階段の道となった。

急斜面を登り切ると矢倉岳山頂に到着。広く平坦な山頂に小さな祠がある。富士山は目の前なのに、残念ながら雲を被っていて裾野しか見えない。南東方面には相模湾と小田原の街が見下せる。風が強いので早々に足柄峠に向かって下山する。

山伏峠までの急降下が終わると、往きと同じく樹林帯の緩やかな道が続く。小刻みなアップダウンが繰り返され、結局は少しずつ登って行くようである。途中振り返ると、まるでお椀を伏せたような形の矢倉山が見えた。

足柄万葉公園を通り過ぎて、ようやく車道に出た。そこに足柄明神があり、茅の輪が作られていたので、作法通りに8の字に三回くぐってみた。ご利益はいかに?

石畳の足柄古道をほんの少し登ると足柄峠に到着。ここには古代の官道として栄えた足柄道が通っていたそうだ。足柄峠でタクシーを呼び、あしがら温泉に立ち寄った。この時期凍結で通行止めかと諦めていたが、タクシーが来てくれて助かった。さもなければ温泉までさらに2時間歩かなければならなかった。

温泉の目の前に富士山が大きく聳えて見える。だいぶ雲が取れて来たが、富士山の頂きはまだ雲の中だった。たとえ雲に隠れた富士山でも、眺めながら入れる露天風呂は開放的で気持ちが良く、ついつい長湯をしてしまった。(なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん 〈1日目のみ〉のんちゃん、のりちゃん、菊丸、ひろちゃん 〈2日目のみ〉なおちゃん
実働時間:〈1日目〉7時間6分 〈2日目〉3時間47分
累積登高差(+):〈1日目〉1363m
踏破距離:
〈1日目〉12.0km 〈2日目〉11.4km

☆ 〈1日目〉 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 宿泊したのはこんな宿 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 
☆ 打ち上げ第三弾はこんな店 
☆ 〈2日目〉朝食はこんな店 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】寄大橋、通称赤橋からスタート。
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002 立派な林業用作業道。
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003 海が見えてきた。
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004 寄付で成り立つ森。
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005 まだミツマタの蕾は固い。
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006 Zigzagな登り。
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007 植林と雑木林の境を登る。
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008 明るい雑木林。
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009 相模湾。
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010 真鶴半島も見える。
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011 こちらは箱根連山。大涌谷に白煙。
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012 小田原の町。
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013 歩き易い径。
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014 登りが漸く緩くなってきた。
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015 ここが檜岳山頂?
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016 なんだか中途半端なところだ。
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017 富士と南アルプス。
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018 赤石岳が良く見えている。
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019 ちょっと撮影タイム。
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020 江ノ島と三浦半島、房総半島も見える。
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021 ここからは海岸線が良く見える。
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022 檜岳を振り返る。
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023 雨山を通過。
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024 鍋割山が見えてきた。
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025 でもその前に雨山峠に下らなくてはならない。
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026 尾根が狭くなってきた。
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027 正面奥は蛭ヶ岳。
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028 ここも細い。
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029 まだ下る。
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030 もうすぐ峠。
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031 雨山峠に到着。
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032 ちょっと登り返したところで小休止。
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033 鍋割山が随分高く見える。
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034 気合を入れて登り返す。
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035 北斜面は霜が降りている。
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036 鎖場が現れた。
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037 辿ってきた道を振り返る。
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038 岩が風化してザラザラ。
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039 スタンスはちゃんとしている。
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040 鍋割山はこのピークの向こう側。
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041 茅ノ木棚沢ノ頭。
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042 また下り。
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043 鎖場を下ったら、次の鎖場を登る。
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044 この下りがちょっといやらしい。
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045 この鎖場は長い。
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046 鍋割峠を通過。
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047 最後の登り。
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048 左が蛭ヶ岳。右が不動ノ峰。
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049 中央が檜洞丸。
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050 丹沢名物の階段。
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051 菊丸は蛭ヶ岳を撮影中。
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052 山頂直下。
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053 塔ノ岳の山頂の尊仏山荘が見えた。
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054 見晴らしが良くなった。
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055 鍋焼きうどんは終わっていた。残念!
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056 鍋割山山頂に到着。
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057富士山の眺め
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058 暫し頂でくつろぐ。
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059 後沢乗越へ向かう径を下る。
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060 もうそろそろ分岐点。
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061 寄へ下る径に入った。
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062 階段だが、とても歩き易い。
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063 整備されたばかりのようだ。
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064 下手な一般道より歩き易い。
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065 径の上には枝葉も落ちていない。
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066 ここで林道に出た。
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067 今日はここで打ち上げ。
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068 お疲れさまでした。
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069 若松食堂にはまた振られた。
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070 小田原へ移動してここに入った。
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071 閉店直前なので客は殆どいない。
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072 Woodyさんと二人乾杯。
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073 握り寿司と金目鯛のかぶと煮。
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074 今日最後の客。
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075 もう一軒行った。
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076 またビールで乾杯。
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077 これが目的。
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078 【第2日目】昨晩はここに泊まった。
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079 小田原駅からすぐそば。
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080 小田原駅から小田原城。
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081 山北駅に着いた。
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082 山北駅前にこんな店。2月開店とのこと。
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083 洒水の滝。思ったよりも高い。
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084 落差は三段併せて114メートルもある。
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085 これは湧き水。
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086 仮設観瀑台からの眺め。
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087 ちょっと遠い。
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088 思わぬ雨が落ちてきた。
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089 緩い登り。
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090 ずんずん西へ。
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091 見晴らしが良いところ。
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092 下に辿ってきた道が見える。
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093 ここからやっと山道。
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094 ひと山上がったところ。
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095 ここはテレビ塔がある山。
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096 大山が見えた。
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097 これがテレビ塔。
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098 丹沢の山にも雲が懸かっている。
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099 こんなところがあった。
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100 舗装道路に出る。
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101 こちらは花粉が少ないヒノキを育てている。
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102 集会所。
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103 こんな看板もあった。
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104 セントラル広場というところ。
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105 右上の洒水の滝から上がってきた。
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106 こんなところもあった。
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107 また山道に入る。
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108 ここから漸く矢倉岳への登りが始まる。
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109 山伏平。
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110 ここから急登。
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111 足元はぬかるんでいる。
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112 もうひといき。
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113 矢倉岳山頂に到着。
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114 山頂の祠。
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115 モグラの山だらけ。
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116 富士山は雲の中。
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117 あっちが小田原。
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118 証拠写真。
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119 富士山はすそ野だけが見えている。
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120 足柄峠へ。
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121 矢倉岳を振り返る。
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122 地蔵堂BSへ下る径との分岐。
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123 我々は直進。
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124 味わいがある道標。
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125 矢倉岳が遠くなった。
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126 車道に出た。
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127 御利益は何?
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128 坂東の英雄?
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129 足柄明神を祀る祠。
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130 「坂東の英雄」とのつながりが分からない。
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131 ここはいにしえの道。
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132 足柄峠に到着。
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133 ここにも関所があった。
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134 ここの説明書き。
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135 足柄温泉に到着。
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136 富士山はまだ雲の中。
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137 こんな穴がある。
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138 風呂から上がってひといき。
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139 お疲れさまでした。
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140 Woodyさん、がっつり焼肉丼。
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141 だいぶ雲が取れてきた。
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142 ここで列車待ち。
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143 特急ふじさんで新宿へ。
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144 富士山の雲ももうすぐ取れそう。
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145 新宿のこの店に入った。
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146 アユラシと合流。

〈全天球画像檜岳への登り始め/雑木林の道/檜岳山頂/檜岳と雨山との中間点/鍋割山直下/松田の「信玄」/矢倉岳山頂/足柄峠までの道/足柄温泉/御殿場の「御殿酒場」/新宿の「日本橋・紅とん」/「紅とん」その2

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