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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第528 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年2月9日()〜10日(

行き先【上高地/釜トンネル入口〜河童橋

コースタイム:

〈1日目〉JR東京駅[6:16](かがやき501号)⇒JR長野駅[7:38/7:45](特急ワイドビューしなの4号)松本駅[8:35/8:42](松本電鉄上高地線・700円)新島々駅[9:12/9:15]⇒タクシー(9360円)坂巻温泉[9:52](宿の送迎)釜トンネル入口[10:15]→上高地トンネル出口(スノーシューを履く)[11:17]→大正池[11:28]→河童橋[12:37/12:40]→バスターミナル[13:06/13:14]→大正池[13:47]→上高地トンネル出口(スノーシューを脱ぐ)[14:11]→釜トンネル入口[14:40](宿の送迎)坂巻温泉

〈2日目〉坂巻温泉[8:15]⇒タクシー(9540円)⇒新島々駅[9:20]700円)松本駅[9:50/10:07](特急ワイドビューしなの3号)⇒長野駅[10:58/長野散策/16:09](かがやき540号)大宮駅[17:08]⇒上野駅[17:28]

トレイルマップ
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高度記録
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一昨年の同じ時期に、初めて上高地へスノーシューを楽しみに行った。夏の賑わいとは全く異なる、上高地の凛とした冬の顔を見て、すっかり魅了されてしまった。その思いは消えず、今年もまた行きたくなった。

新島々駅からタクシーで坂巻温泉までやって来た。余分な荷物をデポしてから、宿の車で釜トンネル入り口まで送ってもらう。ここから釜トンネルと上高地トンネル、二つのトンネル内の車道をしばらく歩く。トンネル内は照明が灯るようになり、ヘッドランプが不要になっていた。明るくて歩き易くなり嬉しい気もするが、あの薄暗い中を黙々と歩いてこそ、トンネルを抜けた時のワクワク感が増すようにも思う。

前回は上高地に入ってから慣れないスノーシューを履くのに手こずって、かなり凍えたので、今回はトンネルの出口手前でスノーシューに履き替えた。トンネルの外に出るとそこには、チラチラと雪が舞う、白銀の世界が待っていた。タクシーの運転手さんも宿の人も、「今年は暖かい」と話していた通り、前回より雪が少ないようだ。道もしっかり踏み固められていて、何の苦労もない。

前回雪が高く積もっていたため道がわからずに、橋を渡ってしまったが、今年は除雪されていてすんなり直進する事が出来た。ほとんど傾斜のない車道を歩いて行くと、ほどなくひっそり静まり返った大正池が見えて来た。池の向こう側には焼岳が薄ぼんやりと何とか見えている。ここからは車道を離れて、梓川沿いの遊歩道を歩く。大正池の湖畔に数人の人が屯していたが、何をしていたのだろうか?

ピリピリと張り詰めた白一色の世界の中で、唯一シラビソの樹林帯の緑が安らぎを与えてくれる。おっ、林の中を猿が駆け上がって行くのが見えた!ほんの一瞬、空気が和む。

小さな沢の流れの中には雪がこんもり積もり、いかにも上高地らしい景色だ。さらに進むと梓川の冴え渡った流れが見えて来た。やがて閑散として寂しさ漂う河童橋が見えて来た。夏には人が鈴なりの橋の上にも、人っ子一人いない。

河童橋の上に立ち、穂高岳の方角を眺める。が、残念ながら、穂高岳は厚い雲の中で影も形も見えない。絶景は見えなくとも、他を寄せ付けず冷え冷えと澄んで流れる梓川の眺めに満足する。しばし眺めてから来た道を引き返す。バスターミナルの屋根の下で昼食を摂った後は、車道をトンネルまで歩く。大正池に戻ると、往きよりも山々が少しクリアに見えているようだ。

穂高岳の眺望は得られなかったが、上高地ならではの空気が冴え渡った銀世界を楽しむ事が出来た。この清らかさに、心が洗われたような気持ちになる。トンネルに入り、スノーシューを脱ぐ。トンネル入り口まで宿の車に迎えに来てもらう。宿に着いたら、目的の一つでもある露天風呂に早速入る。雪を眺めながら熱いお湯に浸かれるのは、最高の贅沢である(前回より雪の量が大分少ない)。冷えた体が心地良く温まった。

のんちゃん、ひろちゃんが善光寺にまだ行った事がないと言うので、翌日は長野駅に出る。11時に到着し、帰りの指定券を取る組と人気の蕎麦屋に並ぶ組とに分かれる。分業作戦が功を奏し、長蛇の列が出来るという人気店にスムーズに入れた。腹ごしらえをした後に善光寺を参拝した。チラチラと舞い降りる雪が、荘厳なお寺にさらに風情を増してくれる。東山魁夷美術館に行こうと思ったら、あいにく休館であった。そこで、善光寺に戻り山門に上がってみた(参拝券500円)。かなりの急階段を二階まで登ると、回廊を一周廻れるようになっていた。善光寺の広い境内にある、数々の建物がぐるっと見渡せる。仁王門や本堂を鳥瞰的に眺めるのは、また違った趣を楽しめる。

前回も今回も雪の降る上高地であったが、いつか青空に映える雪化粧の穂高岳を河童橋から眺めてみたいものだ。果たして何回通えば叶えられるだろうか? (なお)

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、アヒルちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間3分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 電車の待ち時間にはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 その2 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】新島々駅。
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002 坂巻温泉旅館に着いたら荷物をデポ。
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003 釜トンネルに到着。
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004 ここからスタート。
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005 漸く釜トンネルを抜けた。
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006 上高地トンネル出口で、スノーシューをつける。
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007 さて、ここから上高地スノーシューイングの始まり。
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008 しっかり踏まれていて、スノーシューは特段不要。
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009 快調に進む。
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010 早速、大正池。
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011 奥に薄っすらと焼岳。
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012 墨絵の世界の始まり。
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013 水鳥も見えている。
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014 大正池ホテル。
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015 静寂な池。
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016 中の湯方面を振り返る。
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017 何人か屯していた。
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018 遊歩道を進む。
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019 沢筋を横切る。
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020 冬の上高地その1。
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021 冬の上高地その2。
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022 冬の上高地その3。
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023 冬の上高地その4。
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024 冬の上高地その5。
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025 冬の上高地その6。
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026 冬の上高地その7。
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027 冬の上高地その8。
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028 冬の上高地その9。
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029 冬の上高地その10。
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030 冬の上高地その11。
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031 河童橋が見えてきた。
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032 冬は静かで良い。
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033 誰もいない河童橋。
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034 夏も冬も透き通った梓川。
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035 バスターミナルもガランとしている。
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036 帰りは車道。
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037 上高地帝国ホテルを横目に見て。
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038 誰もいない車道。
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039 また焼岳。
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040 また大正池。
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041 雪崩のデブリが切り開かれている。
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042 これで見納め。
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043 ということで心の中に穂高を描いて記念撮影。
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044 通りかかった方に撮っていただきました。
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045 上高地トンネルに戻ってきた。
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046 釜トンネル内部。ナトリウムランプもついている。
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047 こちらは白色ランプ。
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048 宿に戻ったらさっそく露天風呂。
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049 一昨年に比べると、雪がだいぶ少ない。
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050 一足先に湯上り乾杯。
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051 こちらは女性露天風呂。
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052 女風呂の内湯。
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053 今宵の夕食。
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054 お疲れさまでした。
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055 サッパリした鯉こく。
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056 【第2日目】朝食。
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057 タクシー運転手の「こんちゃん」に撮ってもらいました。
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058 新島々駅前。
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059 駅員以外、誰もいない駅。
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060 旧駅舎。
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061 なぎさTRAINに乗る。
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062 誰も乗っていない。
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063 扉に渕東なぎさ。
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064 鉄道オタクが好む場所にも誰もいない。
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065 渕東駅。
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066 昼食は、長野駅前のここ。
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067 開店まであと17分。
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068 疲れていないけれど、お疲れさん。
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069 十割そばを手繰った。
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070 おいしゅうございました。
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071 善光寺参道。
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072 大門前でバス下車。
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073 参拝客が結構いる。
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074 仁王門。
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075 巨大な山門。
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076 本堂をバックに。
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077 本堂から山門を振り返る。
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078 本堂の東側。
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079 東側から見た本堂。
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080 藤屋御本陳でお茶した。
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081 皆さん、別腹とはいうけれど。
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082 藤屋の入口で。
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083 締めは赤羽。

〈全天球画像〉松本電鉄車内 / 上高地トンネル出口 / 田代池近く / 梓川の畔 / 河童橋 / 上高地バスターミナル / 大正池ホテル前 / 釜トンネル内 / 坂巻温泉露天風呂 / 男子部屋 / 坂巻温泉二階フロア / ダイニングルーム / 蕎麦屋「ぼっち」 / 善光寺参道 / 山門南西の角 / 山門北西の角 / 山門北東の角 / 山門南東の角 /「藤屋御本陳」ラウンジ / 「藤屋御本陳」正面 / 長野駅13番線 / かがやき540号車内 / 赤羽「鳥一家」前 / 「鳥一家」

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