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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第530 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2019年2月23日()〜24日(

行き先【高ポッチ山(1665m)

コースタイム:

1日目〉JR塩尻駅[9:30/9:40]⇒宿迎車⇒ブリーズベイ塩尻かたおか[10:00/10:15]→林道(展望台まで3キロ標識)[10:42]→アイゼン(チェーンスパイク)装着[10:45]→休憩[11:19/11:24]→山頂付近強風に備えて身支度[11:59]→牧場に入る[12:05]→高ボッチ山頂[12:40/12:47]→休憩所[12:52]→ひょうたん池[13:20]→アイゼン取る[13:37]→展望台まで3キロ標識[14:12]→ホテル[14:29]
2日目〉ホテル[8:00]⇒宿送迎車(view pointで途中下車)⇒うとう峠[8:22/8:35]→みどり湖駅[9:10/9:15]⇒下諏訪駅[9:27]→菅野温泉→諏訪大社下社参拝→山猫亭はなれ→下諏訪駅[13:12]⇒上諏訪駅乗り換えスーパーあずさ[13:28]⇒立川駅[15:11]

トレイルマップ
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高度記録
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1日目〉
雪を求めて長野県岡谷市高ボッチ山まで行ってきた。

週の始めはずっと曇り時々雨の天気予報で暗い気持ちになっていたが、数日前から予報が良くなり胸をなで下ろし、あずさに乗り込んだ。

勝沼ぶどう郷駅を通過したあたりから、左手に南アルプスが見えてきた。まず地蔵岳のオベリスクを確認、空は晴れ渡り気分も上がってくる。そして甲斐駒ケ岳が素晴らしい姿を見せてくれる。あずさはゆったりと弧を描くように走る。忘れてはいけない。右手は茅ヶ岳、そして少し雪を被った八ヶ岳が見える。甲府駅から小渕沢駅までは、右、左と見なければならぬ山が多くて忙しい。

上諏訪駅を過ぎると間もなく塩尻駅に到着。宿泊ホテルのブリーズベイリゾート塩尻かたおかよりお迎えの車が待っていてくれて乗り込む。横浜ナンバーの車であったので、あれっと思ったが、本社が横浜だそうだ。
運転者さん「雪が無くてよかったですねぇ。」
「いえいえ、雪を求めてきたんです。」
「今年は雪が降らなくてね。」と。
ホントに行く道に雪はひとかけらもない。山の上にはあることを期待しよう。

ホテルの裏手が登山口だが、土の道が続いている。スノーシューはリュックに括り付けるしかない。しばらくすると所々、凍りついている場所が出てきたのでチェーンスパイクを装着する。静かな樹林帯の緩やかな道を登っていく。高度を上げると木々は霧氷に覆われて、それはそれで美しい。風が吹くとはらはらと氷が落ちてくる。寒くはない。

この先は遮るものがなく強風をまともに受けると予想される手前で、目だし帽を被り準備万端で樹林帯から飛び出た。が、風はそれほどでもないというか、ほとんど吹いてないと言ってよい。ここは放牧地で松本の街が見下ろせる。この季節に牛はいないが、代わりに地面は鹿の糞だらけで、踏まずに歩くことが不可能なほど大量に散らばっている。その数たるや凄まじい。聞くところによると、夜になると鹿の大群がここに押し寄せるそうだ。

牛の水飲み場を通り過ぎ、草競馬の矢印標識を横目で見て、車が通れるような幅広の道を横切って草原の道を行くと、高ボッチの山頂標識が見えてきた。1665mからは、眼下に諏訪湖(今年は御神渡りの出現は難しいそうで「明けの海」を宣言したそうだ。)、下諏訪、上諏訪の街、はるかかなたに薄ぼんやりと富士山が見える。さすがに風が冷たい。風除けの為の小屋があった。近くに駐車場(冬季は閉鎖)があり、そこからは北アルプスが望めるようだが、今日は雲がかかり見えなかった。

下山は違う道を行こうと北斜面を下りる。凍った雪が少しだけ地面に張り付いているが、それもすぐに無くなった。石がゴロゴロして、雨で抉られた道を下ると、木々の間にひっそりと凍りついたひょうたん池が現れた。

道は雪も氷もなくなり、さっさとチェーンスパイクを脱ぐ。あっと言う間にホテルに着く。あーあ、雪の上をスノーシューで歩きたかったなあ。

ところが、ごほうびが待っていたのだった。夕方、ホテルの部屋の窓から、真っ白な奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、槍ヶ岳、常念岳、横通岳が見えるではないか。風呂上がりのビールを飲みながら、暮れ行く北アルプスの山々をうっとりと眺めていた。

2日目〉
当初の予定を変更して霧訪山には行かずに、宿の車で善知鳥峠まで送ってもらう。今朝ももちろん、北アルプスの大展望が見える。後立山連峰と白馬三山まで眺めることができた。

善知鳥峠は、太平洋斜面の南へ流れる天竜川と日本海斜面の北へ流れる信濃川との分水嶺で、ここで水はわかれて行く。今の季節には水量が無くて一部氷が張っていた。

国道153号を歩いてJRみどり湖駅へ。ホームから、青空をバックに白い常念岳を眺めることができた。

下諏訪駅へ移動して、諏訪大社秋宮に参拝する。中山道と甲州街道の合流地点の石碑があり、かつては下諏訪宿として栄えたそうだ。信州蕎麦を堪能したあとは早めのあずさで帰路に着いた。もちろん車窓から、甲斐駒ヶ岳、地蔵岳、八ヶ岳の山々を心ゆくまで眺めて旅の締めくくりとした。(ひろ)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、あひるちゃん、ひろちゃん
実働時間:〈1日目〉3時間56分
累積登高差(+):715m
踏破距離:9.8km

☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げ第一弾はこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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001 【第1日目】ブリーズベイリゾート塩尻かたおかから出発。
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002 歩き始めは道形が薄い。
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003 林道に出る。
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004 辺りは落葉松林。
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005 残りは3km。
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006 径の真ん中は凍っている。
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007 なので、チェーンスパイクを付ける。
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008 このちゃんは軽アイゼン。
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009 南を向いていない斜面はこんな感じ。
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010 見上げれば霧氷。
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011 下は全く雪が無い。
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012 風上だけちょっぴり霧氷。
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013 陽が当たるとパラパラと落ちてくる。
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014 笹の径を進む。
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015 ここでも雪は殆ど無い。
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016 牧場に出た。
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017 松本平を見下ろす。
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018 牧草地は意外に鹿のフンだらけ。
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019 空が近い。
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020 牧場の南側も落葉松林。
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021 それにしても雪は全くない。
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022 こうやってみると松本は都会だ。
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023 山頂はあっちの方か。
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024 良く見れば・・・
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025 霧氷が半分だけだ。
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026 諏訪湖が見えた。
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027 あちらは八ヶ岳。
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028 このちゃん、間に合わず。
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029 あちらは鉢伏山。
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030 これからひょうたん池経由で下る。
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031 ここがひょうたん池。
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032 枯れ沢のような径を下る。
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033 下る途中の眺め。
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034 部屋に戻る。
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035 部屋からの眺め。北アルプス方面は、だいぶ雲は取れてきた。
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036 風呂上がりビール。
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037 食堂へ向かう。
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038 これから夕食。
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039 夕食は、一部ビュッフェ形式。
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040 副隊長のチョイス。
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041 このちゃんのチョイス。
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042 では乾杯。
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043 部屋からの夜景。
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044 【第2日目】モルゲンロートの北アルプス。
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045 後立山連峰が右端。
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046 食堂からも良く見える。
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047 朝食もビュッフェ。
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048 常念岳が目立つ。
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049 眺めが良いところで車を止めて記念撮影。
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050 こんな場所。
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051 後立山連峰の端っこまで良く見えている。
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052 こんなところに寄り道。
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053 文字通りの分水嶺。
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054 謡曲の雰囲気があったような・・・。
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055 注文を付けるカメラマン。
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056 分水嶺を跨ぐ女。
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057 みどり湖駅へ向かう。
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058 ここがみどり湖駅。
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059 ここから見ても高ボッチ山には雪が無い。
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060 駅からも穂高や常念が良く見える。
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061 電車が来るまでぼーっと眺める。
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062 これで下諏訪へ移動。
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063 先ずは共同浴場へ。
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064 こんなところに菅野温泉がある。
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065 入口は男女別になっているが、中は繋がっていた。
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066 男風呂から入口を振り返る。右が番台。
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067 浴室はもうもうとしている。
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068 こちらは女風呂にあったマッサージ器。
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069 源泉は56℃もある。
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070 こちらが表だった。
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071 ここで土産物を物色。
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072 下社秋宮に到着。
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073 正面の杉。
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074 あれが神楽殿。
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075 巨大な狛犬。
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076 拝殿。
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077 御柱。
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078 地元の酒がずらり。
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079 奉納する酒はたいてい十三升。
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080 秋宮から下諏訪の街を見下ろす。
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081 秋宮前の広場。
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082 この次、下諏訪に来たら春宮かな。
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083 ここに面白いオルゴールがあった。
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084 開店を待つ。
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085 ご主人はそば打ち中。
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086 出来上がりが楽しみ。
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087 でもその前に。
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088 つき出し。
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089 お任せおつまみその1。
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090 お任せおつまみその2。
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091 お任せおつまみその3。
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092 天ざるの天ぷら。
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093 しこしこでした。
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094 そばちち、というシロモノ。
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095 足湯でいっぷく。
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096 商店街のシャッター。
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097 立川ではここに寄った。
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098 日の出山帰りのなおちゃんと合流。

〈全天球画像〉高ボッチ中腹 / 高ボッチ牧場 / 高ボッチ山頂 / ひょうたん池 / ブリーズベイリゾート塩尻かたおか / 下諏訪「菅野温泉」 / 諏訪大社下社秋宮 / 門前蕎麦屋「山猫亭はなれ」 / E353系車内

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