天体望遠鏡製作記 by Konochan 観測会へ戻る

去る2003年の暮れに、ものづくりの達人Yasu師匠のもとで反射望遠鏡の鏡面研磨をしました。粗磨きに4日ほどかかります。
ピッチ盤を作ってさらに2日間磨きながらフーコーテストを繰り返し、放物線の凹面を完成させます。それから長い歳月が過ぎ
…(笑)「完成させなければ!」と奮い立って再度Yasu師匠の元へ通い、廃材を利用したベニヤの箱とアルミのL字棒、床下収
納の高さ調節ネジ利用のアイピース固定筒、斜鏡を凹面鏡の焦点距離に合わせて取り付けます。外側に望遠鏡らしく白く着
色して光軸あわせをし、いよいよ星を覗きます。ファーストライトで金星を見たときの感動…!(涙)Yasu師匠、ありがとう!

スライドショウの開始
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【1】平らな2枚の丸ガラスを水でぬらし、間にカーボランダムをふって、均一にすりあわせる。8時間×4日か5日続けると、下が凸面、上が凹面になる。カーボランダムは、♯600、♯800、♯1200とだんだん細かくしていく。
2003年12月26日 (1日目)
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【2】凹ガラス凸ガラスを水洗いし、磨き粉を完全に取り除く。湯につける。
(6日目)
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【3】ピッチ盤の製作。アスファルトと松ヤニを7:3位の割合で混ぜ、鍋を火にかけて溶かし混ぜる。
(6日目)
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【4】温めた凸ガラスの縁にテープを貼る。
(6日目)2004年1月6日10時03分
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【5】ガラスの凸面(↑)側にテープが5mmほど飛び出している。
2004年01月06日 10時04分
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【6】ピッチを丸く流し込む。テープでせき止められ、厚みができているのが見える。
2004年01月06日 10時04分
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【7】ほぼ均一に流し入れた。
2004年01月06日 10時04分
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【8】温めてあった凹面ガラスと合わせる。
2004年01月06日 10時06分
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【9】空気が入らないように密着させ、押さえてフィットさせる。
2004年01月06日 10時06分
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【10】体重をかけて押す。
2004年01月06日 10時06分
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【11】余分なピッチをカッターで削る。
2004年01月06日 10時08分
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【12】はみ出たピッチを削る。
2004年01月06日 10時10分
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【13】3cm間隔に縦横にすじを付け、V字型の溝を作る。
2004年01月06日 10時18分
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【14】
2004年01月06日 10時27分
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【15】
2004年01月06日 10時28分
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【16】凹面ガラスを密着させる。
2004年01月06日 10時30分
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【17】丸棒にピッチを塗り、凹面の上にハンドルとして付ける。
2004年01月06日 10時33分
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【18】測って、中心からずれないように。
2004年01月06日 10時33分
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【19】ピッチ盤を固定する台を作る。
2004年01月06日 10時37分
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【20】台に固定し、酸化セリウムを塗ったところ。
2004年01月06日 10時39分
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【21】凹面ガラスがぴったりついた。
2004年01月06日 10時39分
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【22】10回摺っては45度時計回りに回すことを繰り返し、またまた気長なピッチ磨きだ。
2004年01月06日 13時06分
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【23】丸一日ピッチで磨き続け、凹面が二次曲線になってきたか、フーコーテストで調べる。まだ二重のドーナツみたい。
2004年01月07日 13時23分
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【24】ピッチ磨きに入ってから二日目、やっときれいな放物線になってきた。しかし、中心部の出ベソのような部分がどうしても無くならなかった。「超一級品ではないけれど、二流ではない、準一級品くらいにはできたね。」と、師匠に誉められる。
2004年01月07日 17時53分
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【25】メッキに出して凹面鏡にした15cmの鏡を固定する台を作る。
(組立1日目)2012年01月05日 10時51分
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【26】鏡のカーブに合わせて切った木をボンドで貼り付ける。
2012年01月05日 10時51分
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【27】スチールの空き缶を切って木より5mmはみ出すようにし、押さえにする。木が割れないようにキリで三カ所穴を開けてから木ねじでとめる。
2012年01月07日 09時57分
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【28】スチールにも黒い色を塗る。台には正三角形にネジ留め用φ6mmの穴をドリルで空けてある。
2012年01月07日 10時06分
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【29】3cm長さのスプリング。鏡の台を取り付けるネジに着せる。
2012年01月07日 11時33分
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【30】鏡を板で押さえながら、下のスプリングの力に負けないように3カ所のネジを締めた。
2012年01月07日 12時43分
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【31】45度に切ってある棒。ここに斜鏡を付けて空き缶スチールの留め金で固定する。
2012年01月07日 11時16分
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【32】斜鏡でなく、プリズムを使って光を90度屈折させる方法もある。師匠のはプリズム式。
2004年01月06日 16時00分
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【33】アイピースを取り付ける筒。φ31.7mmのVixenの25mmと8mmを買いました。
2012年01月05日 10時53分
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【34】15cm鏡面の中心に来るように斜鏡を取り付けた板をL字フレームに固定し、鏡の箱に取り付ける。
2012年01月07日 13時37分
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【35】平らなネジは、表面から飛び出ないように、穴をすり鉢状に削ってからネジを締めている。印を付けているのは、角度調節用の円盤取り付け位置。
2012年01月07日 13時40分
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【36】丸い板を切り、ドリルでネジの位置に穴を空け、付けた。次はそれを支える外枠だ。
2012年01月07日 14時10分
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【37】板が割れないように慎重に穴を空けてからくぎを打つ。
2012年01月07日 14時20分
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【38】アイピースを付ける穴から覗いたところ。
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【39】師匠の手作りの位置合わせ用スコープ。顕微鏡の接眼レンズの廃物利用。私も本当はこれを作らなければいけない。
2012年01月05日 13時58分
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【40】外側に白いアクリル絵の具を塗り、完成。ファーストライトは宵の明星。金星(美の女神ヴィーナス)でした。
2012年02月04日 17時25分
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