その5 思い立ったら即、山行!の巻 小金沢連峰*大菩薩嶺(2057m) |
2010年9月11日(土) |
コースタイム: JR高尾駅[7:02発・甲府行き]〜甲斐大和駅[8:02着]〜上日川峠行きバス[8:10発](1000円)〜上日川峠[9:00着/9:10]〜福ちゃん荘[9:29]〜1811m峰[9:48] 〜P1[9:57/10:02] 〜雷岩[10:45/昼食/11:29]〜大菩薩嶺山頂[11:38/11:42] 〜雷岩[11:46] 〜2000m地点[11:56]〜賽ノ河原[11:11/11:15]〜大菩薩峠(介山荘)[12:36/11:55] 〜遊歩道終点[13:21] 〜富士見平小屋前[13:27]〜福ちゃん荘[13:33/13:45]〜上日川峠[14:05]甲斐大和行きバス[14:30発]〜やまと天目山温泉[15:05/16:20]〜タクシー(1420円)〜JR甲斐大和駅[16:41発・高尾行き] |
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9月に入ってからも記録的な暑さ。こう暑くては、なんとかもう一度涼しい所に行くか、アルプスの眺めを楽しむかしたいな、と考えていた。 しかし、北アルプスの眺めを楽しめそうな高原散策も、アルペン気分の楽しめそうな山も、日帰りできなくは無いがせっかく行くのにもったいない感じ。前夜泊で一ノ沢から常念岳も、ピークハントだけじゃもったいない。幸い週末は台風一過で天気も良さそう。そこで富士山と南アルプスの展望とお花畑に期待して、大菩薩嶺に行くことに決めた。 上日川峠を出発し、唐松尾根へ向かう。唐松尾根は整備が行き届いており、変化を楽しむ登りにはならないが、木が少なくなってからの振り向きざまの景色は何度見ても心がスカッとする絶景である。福ちゃん荘を過ぎ、1811m峰までは普通のコースタイムの6割くらいの早さで登ってしまったが、富士山と南アルプスが見え始めてからはとたんにゆっくり。何度も何度も景色に見とれてしまって、P1の休憩場所から雷岩まではコースタイムの4割増しくらいの時間をかけてしまった。 雷岩では少し早めの昼食。富士山と南アルプスを前に贅沢な時間だ。今日も下界は34度〜35度の猛暑らしいが、ここ大菩薩の稜線を吹く風はさわやかですでに秋の気配。目もお腹も満足した後は、一応大菩薩嶺の山頂まで往復し、大菩薩峠(介山荘)目指してルンルン歩を進めた。お楽しみは、賽の河原から、親不知の頭、介山荘までの道沿いに見える「北西の展望」と、稜線を乗越してからの「奥多摩の山々のパノラマ」だ。 八ヶ岳の右手に金峰山が姿を見せ始めてから、あひるチャンの声がますます感動で高まった。金峰山が出ベソみたいな五丈岩をくっきり見せて、その存在をアピールしている。山登りリピートや対面登山の醍醐味はそこにもある。初めて登ったときには、富士山以外、何が何山なのかまるで頓珍漢だったが、それなりに山行経験を積むと、自分の登った山は見分けられるようになる。かつて自分の登った山を他の場所から見て、その折りの感動が二重によみがえる楽しみ…。 大菩薩峠に着き、奥多摩方面を見て、「あ、あれは多分御前山。そのすぐ右奥に大岳山が見えるし、さらに右手前は三頭山。」あひるチャンはすでにアヒール3D化し、コノミールと二人で盛り上がった。 介山荘前、大菩薩峠の看板の前で皇太子様・雅子様と同じポーズで記念撮影。名残は尽きないが、14:30のバスに乗るためそろそろ下山へ。途中富士山のよく見える箇所が2〜3カ所あるたびに「これで見納めかな。」とカメラに収め、沢沿いを下って福ちゃん荘へ。 福ちゃん荘の売店で日本百名山ののれんの中に、あひるチャンは「伊吹山」を見つけ、私は「劔岳」を見つけ二人で写真を撮りあい夏の思い出を振り返った。そして一路、上日川峠へ。上日川のロッジ長兵衛で食べた小豆ミルク氷が、思いの外冷たくて、危うくバスの席を取り損ないそうになったが、「すみません。かき氷を食べ終わっていなくて…。先に荷物乗せておいていいですか?」同乗のお客さんに一斉に笑われてしまったが、バスの運転手さんも乗客も皆おおらかだった。 上日川峠の二つ手前、「やまと天目山温泉」にて下車し、汗を流しお決まりのビールでのどを潤した。予定より一本早い中央線に間に合って、余裕の一日は秋風の余韻とともに幕を閉じた。 |
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今回の参加者: Ahiruchan Konochan 今回の実働時間: 3時間50分 今回の累積登高差: 542m 踏破距離: 7.3km |
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