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番外編  クボッチの山行ご報告
奥秩父*破風山(2337m)〜甲武信岳(2475m)
〜木賊山(2469m)
2010年11月21日(土)〜22日(日)       
コースタイム:
 [1日目] 雁坂峠登山口8:06発、林道終点8:54、雁坂峠着10:40、雁坂嶺11:18、東破風山12:00、西破風山12:29−12:48、笹平避難小屋13:09甲武信小屋着14:17

[2日目]甲武信ケ岳山頂6:15、小屋発6:35、木賊山6:51、徳ちゃん新道と近丸新道の分岐7:33、西沢山荘下山口着8:18
トレイルマップ
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 高度記録
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累積登高差:2535m(1日目2057m 2日目478m)
踏破距離:23.8km(1日目14.4km 2日目9.4km)


破風山・甲武信の縦走行ってきました。前日小屋に電話すると、雪は「うっすら」とのこと。雲取山荘は15cmの積雪だというから、甲武信より400m低い雲取の方が積雪が多いのです。近い山域だからといっても、高いほど雪があるとは言えないようです。当初、徳ちゃん新道を登る時計回りコースを計画していましたが、22日が雨予報だったので、逆回りにして、22日は下るだけに計画変更。

  21日は、天気もよく富士山を見ながらの縦走でした。日本カモシカにも会いました。角が20cmほどある雄のシカでした。余程わたしの美しさに見とれたのか(?)、10mくらいの至近距離でじっとわたしを見つめて動かず、ゆっくりと写真を撮らせてくれました。
  しかし、この反時計回りコースは、距離も長いうえにアップダウンもあり、ハードコースです。初めに1200m登った後、150m下りてまた150m登り、200m下りて300m登るというような感じです。
 帰ってからGPSで確認したら、一日目の距離145q、累積標高差はなんと2050mでした。このちゃんが調べてくれたところ、北アルプスの烏帽子から湯俣温泉までを逆コースでたどるのと同じような距離と登高差とのこと。まあ、道が違うので一概に比較はできませんが、歩きごたえがあることは間違いありません。さすがに、木賊山までの最後の登りはきつく感じました。止まらないことを目標にペースを落とし、とにかく一定ペースで歩くことを心がけました。

この日の甲武信小屋は、全部で10名でした。食事の後、小屋のおじさん(徳さん)自作の甲武信山のビデオ見せてもらいました。プロ顔負けのビデオで、おじさんの撮影&調理場さんのギターの腕前に感動しました。
  食事の後、徳さんが宴会をしようと言い出し全員で宴会。お酒(焼酎、梅酒、ワインなど出してくれて気前がいい!)やいろいろなつまみをご馳走になりました。ごちそうさまでした。今度行くときは、お礼にお酒を担いで行こうと思います。
  徳さんが、つまみの一つに出してくれた沖縄土産の「ぶたの顔」は、初体験。こわごわ食べたけど、コラーゲンたっぷりと言う感じで、豚の顔と思わなければハマります。
  みんなで囲んだ薪ストーブ、これがいいんだな。火を囲んで人と語り合う時間、これが山小屋の何とも言えない魅力です。
  小屋に2時過ぎに着いたので、このまま泊らずに下りようかとも思いましたが、楽しい夜を味わえたので、やはり泊ってよかったです。夜は、徳さんがペットボトルにお湯を入れた特製湯たんぽを作ってくれて、ほかほかで眠ることができました。

翌日は、5時の朝食後、日の出を見ようと甲武信ケ岳まで空身で登りましたが、登ると同時にガスが出て日の出は見えず。やはり、今日の天気は下り坂の様相。あきらめて小屋に戻る。
  徳ちゃん新道は、シャクナゲのトンネルがずっと続く道。6月に登ったらすごいに違いありません。徳ちゃん新道からは、常に右に鶏冠山が鋭い山並みを見せていて、それが気になってばかりいました。来年6月に登るつもりです。(うーん、登れるかなあ。登りたいなあ。)

西沢渓谷に下りると同時に雨が降り出しました。逆コースにして大正解でした。帰りは、私のお気に入り「花かげの湯」に入るつもりでしたが、行ってみると休館日でがっかり。次に近そうな「ほったらかし温泉」に行きました。こんなに早く開いているかなと思いましたが、なんと日の出から営業とのこと。素晴らしい!
  露天風呂で疲れをとった後、平日なので高速1000円渋滞にも遭わず、お昼には家に戻りました。

  今回のコース、雪もほとんどなく危険なく歩けました。でも、徳さんの話では、この時期が一番危ないとのこと。ね雪にならず解けた水が氷になって滑るからだそうです。雪が積もった方が逆に歩きやすいんだそうです。ということは、積ってからが行き時?確かに、雪がある方が歩きやすいよね。こうして、だんだん冬山にのめり込んでしまうのか・・・。(_#)

とにもかくにも、2000mはまだ雪なく歩けそうなことを確認。来週の小金沢マンマミーア山行へと続く・・・。


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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[1日目] 【1】道の駅みとみをスタート。雁坂峠までの前半は、ひたすら舗装された林道歩きです。
2010年11月21日 08時50分
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【2】林道終点付近で、日本カモシカと遭遇。10mの至近距離なのに、逃げもせず写真を撮らせてくれました。
08時54分
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【3】雁坂峠直前の笹原ジグザク急斜面では、何度「まだか」と思ったことか。
10時40分
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【4】稜線にでると、富士山が一望。稜線は風が冷たくダウンを着るが、歩くと暑くなり、脱いだり着たりの繰り返し。
11時39分
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【5】雁坂嶺から150mほど下り、また150m登ると東破風山。そこから少しのアップダウンで西破風山。稜線には少しだけ雪があった。西破風山で、ぜんざい休憩。もちろんいつものおもちを入れて。
12時29分
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【6】西破風山からまた急坂を200mも下る。下に、笹平避難小屋が見える。
そして、向こうに見える木賊山まで、また300m登り返すのだ。
楽しませてくれます(涙)、このコース。
12時52分
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【7】笹平避難小屋はとてもきれいです。
13時09分
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【8】木賊山への登りの途中から、東破風山を振り返る。
13時42分
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【9】甲武信小屋到着。2時過ぎなのでこのまま下山も考えたが、楽しい夜を過ごせたので、やはり泊ってよかった。
14時17分
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[2日目] 【10】甲武信に着いた途端、一面ガス。
2010年11月22日 06時15分
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【11】徳さんと。次は、お酒持っていきます。
06時33分
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【12】木賊山。
06時51分
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【13】シャクナゲのトンネルが続く戸渡尾根。6月に来てみたい。
07時19分
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【14】分岐に着く。右の徳ちゃん新道を下る。
07時33分
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【15】右に見える鶏冠山が気になって仕方ない。
07時48分
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【16】落葉松の紅葉は終わっていた。ふかふかの落葉松の落葉を踏みしめながら下山口に到着。
   到着と同時に、雨が降り出した。なんとラッキー。
08時18分