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番外編 マンマ・ミーア!山行ご報告
その10 小金沢連峰縦走*石丸峠〜小金沢山〜湯ノ沢峠 |
2010年11月28日(日) |
コースタイム: 調布インター[6:00]〜勝沼インター〜上日川峠[7:30/7:45]〜林道[8:26/P1/8:33]〜石丸峠[9:09]〜P2(軽食)[10:06/10:11]〜小金沢山[10:22/10:30]〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山[11:06/11:12]〜 川胡桃沢ノ頭[11:45/昼食/12:20]〜黒岳[12:44/12:58]〜白谷ノ丸[13:10]〜湯ノ沢峠[13:43/13:50]〜林道終点[14:24]〜やまと天目山温泉[15:24/16:58発バス]〜 JR甲斐大和駅[17:10/17:28発] |
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トレイルマップ ☆青い線が今回のルート。クリックすると地図が拡大します↓ ☆3Dトレイルマップはこちら |
高度記録 ☆高度記録拡大は画像をクリック↓ 今回の参加者:くぼっち、菊丸、このちゃん 累積登高差:865m 踏破距離:15.9km |
紅葉を楽しむプランを考えているとき、クボッチがいくつか提案してくれた。軽々〜超ハードまでのいくつかのコースのうち、目に止まったのが今回チョイスした「小金沢連峰北部縦走コース」だった。 個人的には、大菩薩から石丸峠までは、以前小菅まで踏破したときに通ったことがあり、その南は川胡桃沢ノ頭から湯ノ沢峠・大蔵高丸までは実績がある。しかもこの時期、雪化粧した富士山の姿を一日眺めながら縦走するという贅沢なプランだ。どう?という誘いに二つ返事でのった。 朝は自宅でピックアップしてもらい、調布インターから中央高速。最近、このパターンが増えている。今日はなんとクボッチのご主人が送ってくれた。ありがとうございました。順調な滑り出しで、7時半に上日川峠に着いた。石丸峠まではおおむね緩やかな登りだ。途中、かなりの急登もあり、体がほかほかしてくる。稜線に上がると、いかにも大菩薩らしい草原風景だ。今日は風が強いものの、小金沢山、富士山と絵はがきのように見える。石丸峠を乗っ越すように過ぎたとき、それまでのエネルギーが切れたように急にお腹が空いてきた。そこで急遽食事タイムに。考えると冬は体温を温かく保つためにも体がカロリーを欲しているような感じがする。「こんなにお腹が空いて動けなくなりそうな気分になるのは初めて。これがシャリバテ…というやつかな?」菊丸がおにぎりをパクつきながら言う。 さて、お腹が落ち着いたところでまた歩き始める。小金沢山周辺は一部、奥秩父を思い出させる苔むした岩と倒木もあるがおおむね笹道で、半ばけもの道のような踏み跡が交錯している。ガスっていたら怖いな。だから地図には「迷」マークになっているのだなと、納得する。小金沢山頂上は開けていてパノラマがすばらしい。今日はこの富士山をずうっと眺めながら尾根歩きかと思うと本当にうきうきしてしまう。 稜線に出てからは、さほど大変なところはなく、牛奥雁ヶ腹摺山、多少のアップダウンの後、川胡桃沢ノ頭と来て昼食を摂った。雲も吹き飛ばされる風だから景色がよいのだが、ガスで湯を沸かすときだけは工夫が必要だ。リュックと人で風よけをして事なきを得た。でも、うっかり、消火して間もなくの熱い五徳に菊丸のダウンジャケットの右袖が触れてチリチリッ!(一瞬の出来事だった。幸い火傷はなく、ダウンも後日全く後がわからないくらいに直すことができたのでよかった!) その後は順調に適度なアップダウンを楽しみながら黒岳、白谷ノ丸、草原を通って湯ノ沢峠、焼山沢林道を通ってやまと天目山温泉に出た。踏破距離本日は15.9km。いやーお疲れさん。夏には休日の3時過ぎから混雑してシャワー待ちに並ぶほどの賑わいだった天目山温泉だが、今はひっそり、落ち着いた雰囲気。鮎の塩焼きもやっていないし、湯上がりにビールを飲んでいるのも私たちだけだった。甲斐大和行き16:58のバスは、なんと甲斐大和〜上日川峠線の今年最終便。大菩薩嶺や小金沢連峰も冬を迎え、OFFシーズンになるということか…。少し感慨深いものがあった。まあ、私たちは冬枯れでも凍っていてもきっと来てしまうけれど! 次回、大蔵高丸から米背負峠をつなぐコースを歩くことを頭に浮かべながら中央線の車窓の景色を楽しむ私たちだった。 |
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
【1】上日川峠を出発。今日はくぼっちのご主人に送っていただいた。
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【2】さあ、行こう!小金沢縦走の始まりだ。
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【3】初めはこんな東屋もあり、観光地化した雰囲気。
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【4】林道に出た。
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【5】林道から登山道へ。石丸峠までもうひと登りだ。
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【6】那須高原を思い出させる、笹原と冬枯れのダケカンバ。
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【7】朝の富士が顔を出す。左は小金沢山。
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【8】いかにも大菩薩らしい草原ね。さあ、小金沢山目指して。
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【9】大菩薩湖から小金沢連峰の山々と富士。
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【10】稜線は風が強いが、気持ちがいい。
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【11】熊沢山を振り返る。
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【12】石丸峠を越える。後ろは、熊沢山(左)と大菩薩嶺(右)
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【13】小金沢手前の笹道。遠足気分でルンルン。でもこの直後、3人同時に空腹に襲われ、食事タイム。ルンルンすると、おなかがすく?
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【14】小金沢手前には、笹やぶではなくこんな岩道も。
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【15】小金沢山を過ぎても、まだまだ笹道のオンパレード。踏み跡が交錯。ガスったら、迷う可能性あり。
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【16】小金沢山山頂に到着。本日の標高最高ポイント。
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【17】富士山が手に取るようだ。パノラマはこちら。
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【18】今年の年賀状の写真はこれにしようかな。
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【19】南アルプスの山々も見える。
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【20】今日はずっとこの富士山を眺めながら歩く。
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【21】黒木の森は苔むした倒木がいっぱい。
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【22】時には、こんな背丈の笹道もあり。テープを頼りに、進行方向を見つけるのもまた楽しや。
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【23】牛奥雁ヶ腹摺山。お湯を沸かしていたお兄さんのお鍋が、ガスごと風で飛ばされていた。
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【24】手前は川胡桃沢ノ頭、そのすぐ後ろが黒岳。富士山は、この日一日雄姿を見せてくれた。
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【25】牛奥雁ヶ腹摺山から見た富士山。雪はないものの、稜線は風が強かった。
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【26】ここから少し巻くように下りていく。
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【27】川胡桃沢の頭。今日は鹿の角は落ちていない。
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【28】よいしょ、倒木をまたいでっと。
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【29】黒岳山頂。木に囲まれた丸い空間は、ここが山頂であることを一瞬忘れてしまうような別世界の感覚。
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【30】白谷ノ丸付近から見下ろした草原。夏、お花畑になる頃にまた来てみたい。
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【31】草原の中を歩く道もある。
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【32】湯の沢峠。
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【33】湯の沢峠P。
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【34】避難小屋の中。外はボロボロに見えたのに、中はすっきり。
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【35】景色を慈しみながら先頭を行くくぼっちは、時として「少女」のように見える瞬間がある。
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【36】歩きでのある今日の縦走を楽しみにしていた菊丸。充実の表情。
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【37】さあ、天目山温泉のビールと鮎の塩焼きを楽しみにもうひと歩き。
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【38】焼山沢林道からも、今日は最後まで富士山が見えた。
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【39】大和天目山温泉。残念ながら、アユの塩焼きはもうやらないそうです。食べたかったなあ。
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【40】閉店間際、ビールで乾杯!
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