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井手山岳会日本支部

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254回:井手山岳会日本支部登山のご報告    

期日:4月30日()~5月1日()

行き先北八ヶ岳/中山(2496m)

コースタイム:
<第1日目> JR「立川」駅[8:22発]スーパーあずさ5号~JR「茅野」駅[10:06着]~(バス)~渋ノ湯[11:20/11:38発]~登山口[11:45/11:50]~パノラマコース分岐[11:43]~尾根に上がったところ(P1)[12:55/昼食/13:22]~唐沢鉱泉分岐[13:37]~黒百合平[14:22]~中山峠[14:30/16:37]~中山[15:11/15:22]~黒百合平[15:55]黒百合ヒュッテ(泊)
<第2日目>  黒百合ヒュッテ[8:25発]~唐沢鉱泉分岐[8:45]~パノラマコース分岐[9:00]~渋ノ湯[10:20/入浴/11:30発バス]~茅野[12:30]~(各駅停車でのんびり帰路へ)~仙川「きくや」[17:15]

ルートマップはこちら     高度記録はこちら
(提供 Konochan

  ここ数年、残雪の尾瀬に通っていましたが、今年のゴールデンウィークは北八ヶ岳に白羽の矢を立てました。当初2泊にして2泊目は渋御殿湯で大宴会!!…というもくろみでしたが、1泊ならば参加者が増えるということで1泊に。この日を楽しみに仕事を詰めに詰めて4人のメンバーが参加しました。
  1日目は茅野駅から渋ノ湯行きのバスに乗り、渋ノ湯から黒百合平目指して出発。天候が危ぶまれ風が冷たいものの、登るにつれて体はポカポカしてきました。アイゼンは斜面の氷では重宝するものの、斜面以外はグサグサの雪がほとんどです。ところどころ踏み抜いた跡があります。でもさすが八ヶ岳。すれ違う人たちは10本爪や12本爪のジョーズの歯みたいなアイゼンを履いている人が多いです。天狗岳を目指す人は必須ですよね。
  樹林帯は風がほとんどありませんが、上空はすごい荒れ模様の音。パノラマコースの分岐で主尾根にとりついてから少し平らなところで昼食を摂り、寒いので早々に出発しました。そこから1時間ほどで黒百合平に到着しました。しかし、荷物を置くこともせずそのまま中山峠へ。明日にかけて大嵐だとすると、今日のうちに中山に行っておくのが得策、という隊長の判断で一気に歩きました。中山峠から見た東天狗・西天狗と根石岳は「秀峰」という名がぴったりの凛々しい山でした。岩稜と見ると「あの山、登ってみた~~い!!」と歓声を上げる菊丸は今回も感動でわくわくしている様子。でも雪の天狗岳には6本爪アイゼンでは登れません。みんなで「雪が溶けたらまた来よう!」と誓い合いました。
  さて、こっちが「しらびそ小屋」への道だよ、と隊長が急峻な岩の道を教えてくれた後、中山目指して出発。稜線は風をさえぎるものが無く、リュックサックが煽られそうな勢いなので慎重に進みます。中山はなだらかな、北八ヶ岳らしい山でした。そこから振り返った天狗岳がまたかっこいいこと。少しの歩きでこんなにアルペン気分が満喫できて、満足した気持ちで黒百合ヒュッテに戻りました。
  黒百合ヒュッテにチェックインし、エクストラFeeを払って個室を確保した我々は、さっそく隊長持参の赤白ワインと、アユラシ持参の雪中梅で酒盛りを始めました。肴はタケノコ、身欠ニシンと昆布の煮付け、スコッチエッグに、チーズに、アンチョビー野菜です。いっぱいやっていい気分になった頃に夕食時間。黒百合ヒュッテは夕食もまずまずでした。(写真は取り忘れました!)ただ一つ難点をいえば、個室にも布団部屋にもコタツがないこと。結局消灯時間までは談話室のぬくぬくコタツで飲んじゃいました。明日は天気は荒れ模様(台風なみの低気圧のため)だし、下りるだけだし…という油断もあり、ついつい飲み過ぎ食べ過ぎしてしまいました。
  明けて2日目。暴風雨に近い風と雨なので、朝食弁当をヒュッテで食べてからゆっくり出発することにしました。私たちを見て朝食用のみそ汁をふるまってくれたご主人、ありがとうございました。最後まで「雨だけど、丸山はどうする?」と決めかねていた隊長ですが、今日は私の体調が今ひとつのこともあって、まっすぐ下山することになりました。隊長は「二日目の悪天候でまっすぐ下山するのならば、一日目に高見石、丸山経由で中山、黒百合ヒュッテ…というコースをたどれば良かったかも…。」と、少し悔やんでいる様子。隊長のせいじゃないのにごめんなさい。「よし、『丸山』は『にゅう』とセットで6月頃リベンジするか。」下りは分岐からパノラマコースをたどりました。あまり踏み固められていないのと地面の雪解けが進んでいるのとで、ズボズボ足がはまります。でも足下ばかり見ていないで顔を上げれば、周りは苔むした原生林。幻想的な、シシガミの出てきそうな森はこれぞ八ヶ岳!という雰囲気に浸ることができました。下りは渋の湯まで、2時間かからず下りてきました。アユラシは4本爪アイゼンの歯が昨日1本折れたのですが、さすが雪国育ち、スリップもせず快調な足どりでした。食べ過ぎと二日酔い(?)で調子の良くなかった私も渋御殿湯に入るころにはすっきりして復活しました。
  隊長の頭の中には次回の「丸山~高見石~にゅう」の行程のことが3分の1と、残りの3分の2は本日のゴール「仙川駅前の『きくや』」のことでいっぱい。特急料金を節約して鈍行車内で雪中梅をちびちびやりながら、「きくや」の開店5時ころにちょうど仙川に到着して、旨いもつ焼きや生キャベツを肴に日本酒で〆くくりました。



参加者:隊長、アユラシ、菊丸、このちゃん
天候:薄曇り~雨
今回の実働時間:5時間20分(1日目:3時間25分  2日目:1時間55分)
今回の累積登高差:719m(1日目:680m  2日目:39m)
今回の踏破距離:9.9km(1日目:5.6km  2日目:4.3km)

~ 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます ~

スライドショウの開始
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【1】<1日目>
渋ノ湯を出発。
2011年04月30日 11時38分
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【2】川を渡り、登山口からアイゼンを装着して登ります。
11時50分
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【3】今日は黒百合平目指します。
11時50分
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【4】川沿いから高見石に上がるコースへの分岐点。
12時14分
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【5】強い風の音が聞こえますが、樹林帯は風も少なく快調です。
12時14分
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【6】パノラマコースへの分岐点。
12時43分
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【7】少し広いところで昼食を摂りました。
13時14分
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【8】唐沢鉱泉への分岐。さあ、黒百合平までもう一息です。
13時37分
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【9】小雨が降ってきました。
14時09分
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【10】黒百合平に到着。チェックイン前に中山まで往復することにしました。
14時22分
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【11】中山峠に到着。
14時30分
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【12】おおっ、東天狗岳の雄姿がすごい迫力です。
14時32分
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【13】東天狗岳と記念撮影。
14時33分
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【14】もう一度中山峠。隊長の立っている所はみどり池(しらびそ小屋)へ下っていく道のスタート地点です。
14時34分
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【15】稜線にでるとさえぎる木が減り、天狗岳と根石岳がど迫力で見えます。
14時48分
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【16】にゅうへの分岐点。次回は行こうね、と隊長。
14時57分
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【17】天狗岳と記念撮影。稜線は風が強いです。
15時13分
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【18】自称イケメン⁈ リーダー。
15時15分
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【19】山を始めてはまっています。
15時16分
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【20】Ditto!(同じく)
15時17分
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【21】僕も!
15時17分
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【22】中山の山頂は、少し進んだ樹林帯の中です。
15時20分
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【23】<2日目>
空けて翌朝は天気は大荒れです。メンバーの体調もイマイチなので、丸山は諦めてまっすぐ下ることに。
2011年05月01日 08時23分
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【24】分岐からパノラマコースという尾根沿いの樹林帯コースをとりました。大変美しい自然林で感激しました。
09時34分
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【25】渋の湯の「渋御殿湯」で天下の霊湯に入り汗を流しました。
10時28分


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