番外編  マンマ・ミーア!山行ご報告

その31
南アルプス*日向山(1660m)
2011年11月13日()   p111113  
コースタイム:
調布インター[6:30〜「白州キャンプ場P」[8:45着/8:55]〜P1(林道クランク周辺で野生猿観察)[9:52/9:59]〜矢立石登山口[10:03]〜
八ヶ岳展望ベンチ[10:35/10:50]〜三角点[11:40]〜日向山[11:42/昼食/13:00]〜白州キャンプ場P[14:25/14:30]〜八王子インター[18:30]
〜京王線「調布」駅[19:40]
\(^0^)/
 
トレイルマップ
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 高度記録
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今回の参加者:アユラシ、くまちゃん、なおちゃん、このちゃん
実働時間:3時間40分
累積登高差:(+)937m 
踏破距離:6.5km
  紅葉のまだ残っているこのシーズンにもう一山登ろうと思っていた。行ける人数がわかった時点でアユラシ車利用が決まり、クマちゃんが以前教えてくれた日向山に決定。日向山は、南アルプス前衛の山で、背後には甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山が大迫力でそびえる。振り返れば小淵沢や富士川を挟んで八ヶ岳真正面の大展望。バスの便は悪く、マイカーは好都合といえる。
  通常なら、山頂の崩壊地「雁ヶ原」から錦滝に向けての急登を含み、ぐるっと一回りするのだが、今年夏の大雨による土砂崩れで矢立石登山口までの林道が通行止め、錦滝も通行止めということで、下のキャンプ場から矢立石まで50分登るコースを往復付け加えることになった。「え〜?1時間半で登れる超楽勝の山って、聞いてきたのになあ…!」と、アユラシ。「…とか何とかいって、通行止めのはずの上の林道が案外通れたりするんじゃないの?このちゃん、バカ正直に公共機関の情報にだまされてるかもしれないよ〜ん。」からかい気味にニヤニヤしている。「え〜そうかなぁ〜。」北杜市の登山紹介サイトのコピーを握りしめながら、でも…と白州キャンプ場駐車場を出発。結構な急坂を50分かかって矢立石登山口に到着した。(途中、野生のニホンザルの群れに遭遇。10分ほど見とれてしまったので実質1時間かかった。)
  はたして矢立石駐車スペースには10台ほど車がちゃっかり止まっていたのだった。「そ〜れごらん。やっぱりね。」「そうか〜!お役所は、少しの崩壊でも、通行止めにしないと、管理責任を問われるってことかぁ。」「通行止めでも敢えて通って、それで何か事故があっても自己責任ってことね。」なおちゃん、くまちゃんも合点がいったようだ。ダークな発想(!?)をいつも教示してくれるアユラシは「もし、隊長がここにいたら『全くこのちゃんは!世間知らずなんだから!(笑)』って、からかわれるところだったね。」
  なにはともあれ、後は日向山目指して登るのみ。「超楽勝」のはずが、手前の50分の登りが効いたのか、案外楽勝でもない。10等分に区切った3つ目(矢立石からの行程の10分の3)の丸太ベンチで休憩した。ここが気持ちよいほど八ヶ岳真正面。木の間から瑞牆山や金峰山も見える。そこから更に登ると尾根を乗越し、反対側、南アルプスの展望が見えてくる。甲斐駒ヶ岳の凛々しいこと。鳳凰三山の左手には富士山も雲海の上に頭を出している。雨量計(アメダス?)や三角点標示を過ぎると山頂はもうすぐだ。樹林帯の出口前最後の20mは白砂の道を走る…。そして出た〜〜!一気に真っ白なビーチに飛び出した気分。真正面に八ヶ岳大展望!「わ〜っ!!」童心にかえって歓声を上げるメンバー。
  山頂から雁ヶ原という崩壊地にかけては、異なる惑星に不時着したかのような奇岩の珍しい景色。(真っ白な花崗岩がニョキニョキ生えているかのよう。)この日向山が人気なわけだ。展望は前述のように富士山、甲斐駒からその前衛、坊主山、鞍掛山と続く。(余談だが、今日のスタート地点の側にある「駒ヶ岳神社」は、甲斐駒ヶ岳へ黒戸尾根から登る登山口に当たり、黒戸尾根コースは標高差2000mの一番ハードなルートなのだ。井手山岳会の伝説のN師範は、マッターホルンやヨーロッパアルプスの足慣らしに、この黒戸尾根をちょいと日帰りしたとか。私たちの取り付いた尾根の、鞍掛沢を挟んだ反対側の尾根が黒戸尾根である。皇太子殿下はここから甲斐駒ヶ岳に登ったらしく、記念碑があった。)
  いつまでもこの展望と奇岩を眺めていたい気がしたが、帰りの渋滞を避けたいため下山。少しとばして下った。途中、矢立石で、悠々とワゴン車で帰り支度の中高年グループと雑談を交わしたが、便乗することもなく、(内心、具合の悪そうな雰囲気を全面に押し出してちゃっかり乗せてもらっちゃいたい!な〜んて悪だくみが頭をよぎったが、)結局、正直者のワタシタチは山頂から1時間半弱で駐車場まで戻った。
  6月、入笠山から帰るときは1時半に出発して渋滞にほとんど会わずにすんだ。今回は2時半に出発、途中避けられぬ17kmの渋滞にはまりながらも、なんとか八王子ICで下りて、調布に7時半過ぎに着くことができた。帰りの車内は、ビールやフリーで乾杯、懐かしいハードロック談義に花が咲いた。アユラシとクマちゃんは意気投合!その勢いで11月中になんと、クイーンのフィルムコンサートに行く話がまとまったのだった。
     

           〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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【1】白州キャンプ場の駐車場を出発。
2011年11月13日 08時55分
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【2】駒ヶ岳神社手前から尾根に取り付きます。
9時03分
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【3】登山口まで50分余計に歩くのかぁ。林道が崩れて通行禁止じゃ仕方ないね。
9時04分
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【4】尾根から林道に出て3分ほど西に歩き、また登山道へ。
9時38分
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【5】うおっ!ニホンザルが群れで移動中!初めて盛んに啼くのを聞きました。
9時59分
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【6】矢立石の駐車スペースへ来ました。通行止めのはずが、こんなにズラリと並んでいるなんて…!
10時03分
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【7】イロハモミジの色が鮮やか!
10時08分
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【8】広葉樹林と針葉樹林が入り乱れているのです。
10時13分
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【9】10/3の地点で休憩。八ヶ岳と記念撮影。
10時36分
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【10】八ヶ岳の右に、金峰山、瑞がき山も、見えました。
10時51分
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【11】富士山も雲海にプリンのように浮かんでいます。
11時13分
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【12】周囲は紅葉。モミジの赤が鮮やかです。
11時14分
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【13】山頂まで10/9登ってきたところに雨量計がありました。
11時35分
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【14】右に進むと三角点がありますが、私たちはまっすぐ山頂を目指します。
11時39分
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【15】乗っ越した左側には甲斐駒ヶ岳が。
11時41分
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【16】さあ、最後のこの白い道を走りますよ!すると…
11時42分
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【17】でた〜!!真っ白なビーチのような山頂と展望は別世界。
11時42分
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【18】山頂に飛び出してきて感動するメンバー。
11時43分
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【19】アユラシの後ろに甲斐駒ヶ岳が凛々しくそびえます。
11時44分
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【20】八ヶ岳の「八つ!」
11時44分
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【21】八ヶ岳をバックに「やったね〜!」爽快な気分です。
11時45分
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【22】白い砂浜の周りには花崗岩の奇岩がニョキニョキ出ています。
11時47分
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【23】崖っぷちに恐る恐る立って、ニョキニョキの奇岩と記念撮影。
11時48分
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【24】やっぱりこの絶景は山梨百名山に数えられているのですね。
11時51分
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【25】樹林帯のハイキングからは想像もできないこの風景。
12時47分
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【26】崖の下は縮み上がるような断崖絶壁です。
12時54分
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【27】鳳凰三山の左側に、うっすら冠雪した富士が見えます。
12時55分
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【28】鳳凰三山のアップ。
12時56分
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【29】雁ヶ原から振り返るとまるで宇宙の見知らぬ星に来てしまったかのようです。
12時57分
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【30】さあ、見納めに八ヶ岳の展望をもう一枚。
13時00分

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