第281回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2012年12月9日(日)

行き先【奥多摩 / 馬頭刈尾根

コースタイム:
「武蔵五日市」駅(ホリデー快速あきがわ1号)[7:48] ⇒数馬行きバス[9:00]⇒ 和田向[9:18] ⇒ 馬頭刈尾根登山口[9:48] ⇒ 泉沢尾根[10:05] ⇒馬頭刈山[1108] ⇒ 昼食⇒ 出発[1140] ⇒高明山[12:00]⇒ 瀬音の湯[1320] ⇒ 五日市駅行きバス[1517] ⇒「五日市」駅(ホリデー快速)[1555]

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(提供 Konochan
  

 目覚ましの音で飛び起きると、外はいやに暗い。あわててカーテンを開けて見上げる。雲一つない快晴の空が広がっていた。ホッと胸をなで下ろし、そそくさと出かける準備をする。今日の山行は、副隊長が海外出張から正式帰国後初めての企画で、泉沢尾根〜馬頭刈山のバリエーションルートだ。バリエーションって、いつもとは違った体験がありそうでワクワクする。

 武蔵五日市駅から数馬行きバスに乗り、和田向バス停で下車。20分ほど川沿いの車道を歩いたところが馬頭刈山登山口。バリエーションルートなのに、登山口に標識がちゃんと立っている。登山道も踏み跡がしっかり付いている。477峰をトラバースして、泉沢尾根に取り付く。傾斜も急ではなく、歩きやすい、気持ちの良い尾根道だ。淡々とした足取りで黙々と登って行く、副隊長の背中が安心感を与えてくれる。後から付いていく私たち山ガールズ4人の足取りは快調、ガールズトークは絶好調!あっという間に716峰を越え、ちょっと急な斜面を100メートルほど登ったら、もう馬頭刈山頂だ。

 朝は超快晴だったのに、頂上に着いてみたら雲が出ていて、残念ながら遠くの山は見えない。キリッとした姿の大岳山が「おいで〜、おいで〜」と手招きしているように見える。そういえば、大岳山は行きたい山の一つだったなぁ。早めのお昼の準備をしていると、風がビュービュー吹いて来た。あっという間に季節は秋を通り過ぎ、もう冬なのだと実感する。温かいカップ麺のおかげで、どうにか寒さをしのぐ。寒くて長居はできない。ささっと出発だ。

 少し下ってから緩やかな尾根を行くと、20分ほどで高明山。高明神社の跡という石碑があり、今は小さな社がひっそりと建っているのみ。下り始めの所に、「瀬音の湯」を指し示す標識があった。さらに少し下った分岐点にも・・。何回か「瀬音の湯」の標識に従って下って行くと、自然と橋に導かれる。橋は川ではなく、道路の上を渡り、一つの尾根に繋がって行く。道路には下りられない仕組みになっているようだ。その尾根は真っ直ぐに「瀬音の湯」方面に向かっている。しかも両側が切り立った細尾根で、もう分岐もなく、尾根道から逃れることはできない。

 「まるで『囲い込み漁』みたいだね。私たち、網に囲い込まれた魚みたいに瀬音の湯に連れて行かれるんだね。」とこのちゃん。ちょっとした高度感が気持ち良く、なだらかで歩きやすい尾根道だ。こんな快適な尾根道なら囲い込まれても、良しとしよう。私たちは歩きながら、この尾根を『瀬音尾根』と命名することにした。余談だが、帰ってから「囲い込み漁」をネットで検索してみたら、なんとトップに婚活用語として出てきたのには、びっくりした。婚活界では既に一般的な用語として通用するらしい。婚活の『囲い込み漁』は、いいなと思った人をなんらかの理由で誘い込んで、付き合うまで発展させようというテクニックだそうだ。『囲い込み漁』、いかにも狙った獲物は絶対逃さないという最強の技のようである。このちゃんの表現はまさに的確であったのだ。私たちも囲いの中をまっしぐらに歩いて行く。

 尾根道はなだらかに下って、ダメ押しの「瀬音の湯」標識の前を通り、温泉へ。私たちも迷うことなく「瀬音の湯」へ向かう。露天風呂のなめらかなお湯にゆったりと浸かる。青い空、ところどころ紅葉の残る小高い山、目の前には癒やされる景色が広がっている。下の方には川が見え、せせらぎの音が聞こえてきそうだ。ゆっくりと温まった後には、冷たい生ビールがほてった体に染み渡る。

武蔵五日市駅15:55発ホリデー快速にちょうど乗車でき、あっという間に立川駅だ。立川駅到着寸前に、このちゃんの悪魔の囁き()、「まだ4時半だよ〜」。この一言で、皆で喜々として立川の街の中へ繰り出していくのだった。軽〜く飲んで食べて、立川駅に戻ったのが6時前。充分満足したので、深夜まで過ごしたような気分だ。今日は、なんとまあ実の詰まった、充実して贅沢な一日だったことだろう。愉快な仲間達と共に、心地良い山登りに、楽しいおしゃべりに、癒やされる温泉に、美味しい生ビールに日本酒に・・・。何といっても囲い込まれた尾根歩きが面白かったな!  (by なお)


メンバー: 副隊長、このちゃん、なおちゃん、のんちゃん、ひろちゃん

今回の実動時間:分
今回の累積登高差:
今回の踏破距離:


 〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 今日の歩き出しは和田向バス停から。
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02 行く手に見える477m峰の裏側が取り付き。
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03 貴布祢伊龍神社。いわくありげな名前。ちなみに祭神は国常立尊、猿田彦尊、天手力男尊。
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04 なんとしっかりした道標でしょうか。少々拍子抜け。
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05 木洩れ日のなかを進む。
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06 泉沢尾根に上がったところ。
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07 植林帯の中で一休み。
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08 あら、もう着いた。
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09 大岳山がよく見える。
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10 高明山の神社跡。
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11 軍道への道を分けて。
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12 せっせと記録。
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13 下の乙津集落を見下ろすこの橋は、地図にはない。既に囲い込まれた状態。
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14 来し方を振り返る。
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15 見晴台とのことだったが大した眺望なし。
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16 瀬音の湯に到着。
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