マンマ・ミーア!山行ご報告

その77
丹沢*鍋割山
2013年1月13日()    p130113

コースタイム:
小田急線 渋沢駅〔8:45〕〜タクシー〜県民の森ゲート前〔9:16〕〜二俣・登山口〔9:38〕〜堀山の家〔10:52〕〜花立山荘〔11:42〜12:04〕〜金冷シ〔12:21〕〜大丸〔12:32〜昼食13:10〕〜小丸〔13:30〕〜鍋割山〜〔14:13〜14:25〕〜後沢乗越〔15:03〕〜二俣〔15:29〕〜県民の森ゲート前〔16:10タクシー〕〜渋沢駅〔16:25〕

トレイルマップ
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高度記録
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今回の参加者: くまちゃん、なおちゃん、このちゃん
実働時間:4時間50分
累積登高差:(+)1306m   
踏破距離:11.9 km
   


  鍋割山は12年ぶり。それ以来、丹沢の山には登ってはいない。当時の丹沢(大倉尾根)は、登山者が多いためか、登山道の土が削られ深くえぐれていて、土の流出防止用のネットが登山道の両脇にあちこち貼られていた。その姿を見て、山が痛々しく感じた。それ故、しばらく丹沢には足が向かなかったのである。

でも、今回ひさしぶりに丹沢の山に行き、その良さを再発見できた。丹沢の山の魅力をお知らせしよう。


〈丹沢の魅力 その1:アクセスのよさ〉

まず、アクセスの良さをあげたい。小田急線、新宿7:31の電車で、8:45には、もう目的地の渋沢まで着いた。しかも、この前後10分おきくらいに急行電車がある。1時間に1本あるかないかの中央線や、富士急行線とは大違い。それだけに塔ノ岳へのコースはけっこう人が多く、人気の山なのがよくわかる。登山者が少ない冬の季節がお勧めかもしれない。また、今回は行楽客が少ないため帰りの電車も座れたが、箱根の行楽シーズンにはまず座れることはないと思った方がよい。これがちょい、つらい。

〈丹沢の魅力 その2:多様なコース〉

  当初は、渋沢からタクシーで県民の森ゲート前で降り、小丸経由で鍋割山を目指すことにしていた。しかし、このコースは急登続きというのと、展望がよいという「金冷シ」(隊長が大好きなネーム…)まで行ってみたいとのメンバーの希望で急きょ、掘りの家〜花立〜金冷シ〜大丸〜小丸〜鍋割山というコースに変更した。約1時間ほど歩程が伸びたが、この天候ならさほど問題なし。このコース変更は大正解!花立山荘からの展望はすばらしかった。大山の鋭角的な頂、二ノ塔、三ノ塔から塔ノ岳へつながる稜線、はるか前方には海が広がる。伊豆半島、伊豆大島、彼方には千葉もうっすら見える。山から海が見えるって、すてき!気持ちがゆったりしてくる。

 ただ、金冷シは大外れ。隊長にすっかり感化されてしまった我々は、「金冷シ」というその名前だけで興味をそそられたが、周りの木立のせいで展望もなく、「金」を冷やすような切り立った尾根というようでもない。地名ができた当時とは様相が変わってしまったのだろう。残念…。

〈丹沢の魅力 その3:展望の良さ〉

 金冷シ〜大丸〜鍋割山への稜線からの展望は、見応えがあった。塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、などの山々が連なる。ちょうど、このちゃん、菊丸が11月に縦走したコースである。一日でよくこんなに歩いたものだと、感心する。ここで、私は一つ失敗をしてしまった。右手に見える丹沢の山々の名前を確かめようと思い、地図を見ながら歩いていたら、木の根っこにつまづいて転んでしまった。地図を持っていたため、手の平が先に出なくてとっさに出た右手小指あたりを捻挫してしまった。すぐにこのちゃんが持っていた救急セットで手当をしてもらったが、このとき役立っのが小さなはさみと筒状のネット。これは救急セットに常備しておいた方がよさそう。

〈丹沢の魅力 その4:山の回復運動〉

 堀山の家から大倉尾根に乗ったが、道がずいぶんと整備されていたのに驚いた。深くえぐられていた道はもう使われなくなっており、その左側に新たに木段が作られていた。ちょうど歩幅もよく登りやすい木段であった。また、その両脇には、ボランティアによる樹木の苗が移植されており、緑化が進められていた。所々に、苗を植えたボランティアの名前が書かれた看板が立っている。丹沢の山を守っているボランティアの方々に頭が下がる思いである。 私たちも山を荒らさないよう、気をつけなくてはね!

〈丹沢の魅力 その5:駅周辺の便利さ〉

 途中途中で、展望をゆっくり楽しんでカメラで撮ったり、地図読みの復習をしたりで、けっこうスローペースのため、鍋割山に着いたのは14:13。(それはそれで、のんびり山行もよかった〜。)そこから、さくさくと降り始め、後ろ沢乗越からタクシーを頼み16:10に、県民の森ゲートに着いた。ただ、要注意なのは、タクシーを頼む時刻である。到着時刻になるとすぐにメーターを倒すと言われた。それでは、タクシーが到着する前に我々が先に着いていなくては損をしてしまう。ちょうど、我々が県民の森ゲートに着くとすぐにタクシーが来てくれたので、ぴったんこのタイミング。神奈中ハイヤーは、中央線の山ののどかなタクシー会社とは違い、都会のタクシー並みである。さっさとタクシーに乗り込み、渋沢駅へと向かう。

小田急線電車の中ではさすがに、缶ビールで乾杯はしにくい。16:25に駅周辺に着くやいなや、居酒屋を探し出し、そこで、生ビールで乾杯!しかも個室である。すっかりくつろいで、さっきまで山にいたとは思えない気分。でも、そこはマンマミーア山行。さくさくとビールをおかわりし、17:40(?)くらいには電車に乗り組む。これも、駅周辺がにぎわっている小田急線沿線ならではのこと。駅前が閑散としている中央線の山ではまずありえない。

やっぱり、丹沢の山に行ってよかった!丹沢の山っていいなあ。またまた行きたい山が増えてしまった〜。  

スライドショウの開始
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【1】県民の森ゲートでタクシーは止まり、二俣に向かって出発。
2013年01月13日 09時16分
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【2】ここが地図の「届」マーク。登山届けを出すポストです。
9時37分
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【3】今日はここから大倉尾根を目指します。
9時53分
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【4】大倉尾根の稜線に着いたところで一本休憩。
10時57分
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【5】富士山が見えてきました。
11時02分
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【6】花立山荘前から。太平洋と伊豆半島が見えます。
11時43分
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【7】もちろん富士山も。
11時44分
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【8】パノラマで見るとこんな感じ。
11時45分
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【9】富士を見ながらルンルンの尾根歩き。
12時14分
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【10】金冷シ。それにしても変な名前!
12時19分
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【11】大丸。こんどは大きな丸をかいて。
12時31分
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【12】何度でもパノラマが撮りたくなる。
13時43分
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【13】おや、富士山の手前にハンググライダーが。
13時49分
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【14】なおちゃんのすぐ後ろが丹沢山。クマちゃんの後ろが不動ノ峰と棚沢の頭。さらに左のピークが蛭ヶ岳。
14時08分
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【15】交代してもう一枚。
14時08分
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【16】丹沢山から蛭ヶ岳までの丹沢主脈。
14時09分
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【17】景色に見とれていてゆっくり着きました。
14時15分
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【18】富士山も何度も撮ってしまいます。
14時15分
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【19】後沢乗越。ここから鍋割尾根を外れて二俣へ下ります。
15時09分
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【20】林道に出ました。
15時30分
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【21】朝も見た「届」ポスト。
15時50分

【22】渋沢駅前でのどを潤します。
16時28分
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【23】写真撮るより前に飲んでしまいました〜!今日もいい山行だったね。
16時39分

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