3日目(5/5)坂戸山>Report By Ahiru

一日目でもうダウンしているのではないかと恐れていた私はこうして無事三日目が迎えられただけでもあ〜良かったと思いながら、今日も朝風呂に浸かる幸せ。これも無理せず安全に導いてくれたリーダーのおかげです。

今日は、標高634m、直江兼続の城山であった坂戸山へ。天気は晴れ。気温も高い。最後まで宿の送迎バスにお世話になり、六日町駅でロッカーに要らない荷物をデポ。身軽になって登山口へ徒歩15分程で到着。兼続生誕の碑などの建つ家臣屋敷跡から歩き始める。宿の人の情報ではカタクリはもう終わりではということでしたが、とんでもない!道の両側にカタクリの群生。のみならず、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、エンレイソウ、スミレ、こごみ、つくし…もう皆、あ、これ可愛い!この花何?写真とらなくちゃ!と花に心を奪われっぱなし。

正・副隊長はそんな女子達を置いてどんどん上へ。城坂コースは崩壊の恐れとかで通行止めでしたが、たくさんの人が登って行くので私達も。それが正解で、結構な急坂だが、花々が目を楽しませてくれる。ここではショウジョウバカマ、イカリソウ、アブラチャン、ユキグニミツバツツジ、山桜・・・カタクリのつぼみもまた可愛い。山ウドもたくさん。これらの花と残雪に青空が映え、北国の春だなぁ〜中腹から振り返れば六日町の町の向こうに六日町スキー場のある山々が見える。

花々を愛で、山菜のてんぷらを想像して唾を飲み込み、春いっぱいの中、汗をかきかき神社のある山頂に到着。坂戸山は地元の人気ハイキングコースで、たくさんの家族連れやハイカーで賑わっている。山頂から見る八海山は、今日の晴天と気温の上昇で八ッ峰に付いていた雪が取れて黒いギザギザを見せている。歩いた稜線から八ッ峰〜入道岳〜中ノ岳と綺麗に見える。あ〜また違う季節に挑戦してみたくなる。昨日の金城山も大きな山だ。ちょこっと見える巻機山は相変わらずまっ白い雪をかぶっている。




塩にぎりを美味しくいただいき、田んぼの向こうに残雪の山々という越後の春風景を満喫して、薬師尾根コースを下山する。このコースはなだらかで花は多くはないが、タムシバの白と青空が美しかったし、イワウチワ、イワカガミが多く見られ最後まで花に見送られての下山だった。しかし階段が多かったのには閉口した。

六日町駅近くの立ち寄り湯でさっぱりして、女性陣はこごみをおみやげに買い、ほくほく線で越後湯沢で途中下車。のんちゃんお勧めの店でへぎそばを食べる。海藻をつなぎに使ったへぎそばは、のどごしも良く大変おいしかった!!越後湯沢始発の新幹線なら座れるかと思いきや、GWの人出はあなどれず、座席確保ならずデッキに腰を降ろしたが、新幹線は早い!腹の中は蕎麦と酒、胸の中は山の思い出で満たされたからだは、越後の春からグイグイ引き離されていくのでした。 (Ahiru
<写真のページへ戻る