第295回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告
2013年5月11日(土)
行き先【中央線沿線/三角コンバ〜古部山(1.321m)】
〔コースタイム〕JR中央線甲斐大和駅上日川行バス【9:10】〜境沢橋【 /9:40】〜三角コンバ【10:30】〜古部山【11:25/11:55】〜竜門山【12:10】〜大天狗山【12:25】〜1128m【12:40】〜林道【13:15】〜田野の湯【14:00/45】〜砥草庵〜甲斐大和駅【 17:31】〜立川駅【19:02】
トレイルマップはこちら
高度グラフはこちら (提供 Konochan)今回、当初の副隊長の計画では、滝子山東尾根の難コースにトライすることになっていた。しかし、あいにくの空模様。滝子山東尾根は天気のよい日に譲って、蕎麦の「砥草庵」をメインの目的地にするコースに変更することになった。砥草庵は景徳院バス停と竜門橋バス停との間にある。とにかく、このあたりに下りてこなくちゃならない。というわけで、急遽、副隊長が考えてくれたのが三角コンバから古部山へのコースだ。下りは大天狗山を経由して竜門橋、いや砥草庵の近くに降りる。
ところで、昭文社の地図にはこのあたりは山名も書かれていない。しかし、実は奥深い山々にたくさんのコースがあると知ったのは、2012年9月、三角コンバから境沢の頭経由で牛奥峠を目指したときのことだ。このあたりが初めてだった私には新鮮な驚きだった。
「いいDay!」山岳会では、2007年ごろにこのあたりを徘徊するのがはやったようだ。ざっご報告を見たところでも、144回、153回、157回と立て続けに通っている。また、私以外のメンバーは、今年の3月に今回とは逆に、竜門橋から古部山に登って徳並山に行っている。
さて、今回は高山荘バス停をスルーして境沢橋でバスを止めてもらい(自由乗降区間って便利!)、すぐに登山道にとりついた。のっけからの急登で、まだ初々しい緑の雑木林の中を黙々と登った。途中で雨が本格的に落ちてきて、木の葉が茂っていないため思いのほか濡れた。足元には枯葉が深くスミレが咲いている。ヤマザクラやミツバツツジも見えて、1カ月ぐらい季節が戻った感じだ。
三角コンバは前回のときとは印象がまったく違った。うっとうしいぐらいの緑の季節とこんなにも違うものか。っていうか、記憶力が悪いだけか。三角コンバから古部山へは、女性陣はみんな初めて。このちゃんは「これで1つ繋がる」とうれしそう。道を見失いそうになるほど尾根の広いところもあり、ところどころ申し訳程度についている赤テープをたよりに進んだ。古部山山頂は天気も悪く眺望はなし。お湯をわかしてお昼にした。
古部山の山頂直下の急降下のあと、竜門山へ一度登り返し、大天狗山にはまた大きく下る。大天狗山には小さな祠が祀られていた。ここまでけっこうな急坂だなあ、用心、用心と思っていたが、大天狗山からの下りは「岩々でさらに激しい」とのこと。ストックをしまって備えることにした。
大天狗山から「大志戸木の実の里」への標識を右に見て木段を下りていくと、なるほど岩混じりの急降下だ。前回、みんながここを登ったときはキツかっただろうなと思いながら、ソロソロと下りていくと、いきなり視界が開けた。左手はきれいな自然林だが、右手は樹のない赤土の斜面が広がる。山火事でもあったところが、植林が負いつかずそのままになっている感じだ。近いところでは木々の浅い緑がやわらかく、雲が谷間にたまり、その間から山々が黒く頭を見せて、なんとも神秘的。この日この時でなければ見られなかった景色だ。
しばらく景色に見とれてから、赤土の斜面の淵をたどっていくと、また立派な木段が出現。そのうちに道からはずれてプチ藪漕ぎのあと、くずれそうな斜面を強引に下って林道に降り立った。
「田野の湯」は甲州市の大和福祉センターの天然アルカリ温泉だ。静かできれいな温泉だけれど、ビールが飲めない(!) さっぱりと汗を流して、本日の最終目的地、砥草庵へ。待望の生ビールを飲み干し、砥草庵レーベルの日本酒で甲州名物の鶏モツの味噌煮や味噌田楽を味わって、せいろそばをおいしくいただいた。
甲斐大和駅のベンチで、早くも焼酎などを飲みはじめ、立川に着くころにはグルングルンになるほど酔いがまわってしまった菊丸、翌日右ひざに傷んだ桃のような大アザが。がしかし、記憶がな〜い!!
参加者:副隊長、このちゃん、なおちゃん、のんちゃん、あひるさん、菊丸
今回の実動時間:分
今回の累積登高差:
今回の踏破距離:
☆ 打ち上げはこんな店
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