マンマ・ミーア!山行ご報告
その87 丹沢*檜洞丸(1601m)〜大笄(1525m)〜犬越路 |
2013年5月26日(日) p130526 |
コースタイム: 小田急線「登戸」駅[7:10発小田原行き]〜「新松田」駅[7:53/8:10発バス]〜西丹沢自然教室[9:20/9:30]〜つつじ新道入口[9:38]〜ゴ―ラ沢出合[10:25/30] 展望園地[11:13]〜P1[11:25/11:30]〜檜洞丸[12:53/昼食/12:34]〜熊笹ノ峰[14:14]〜神ノ川源頭[14:18]〜大笄[14:20]〜小笄[15:13]〜犬越路[16:05/16:10] 用木沢出合[17:14]〜西丹沢自然教室BS[17:30/17:45発バス]〜新松田駅[18:50/18:54発相模大野行き]〜鶴巻温泉[19:15]〜弘法の湯[19:20/20:30]〜 (小田急線)〜登戸駅〜稲田堤駅〜(徒歩)〜京王稲田堤駅〜調布〜布田[21:30]。 |
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トレイルマップ ☆クリックすると地図が拡大します↓ |
高度記録 ☆高度記録拡大は画像をクリック↓ |
今回の参加者: ひろちゃん、このちゃん 実働時間:6時間30分 累積登高差:(+)1147m 踏破距離:13.2km |
*花のスライドショー |
「今日は晴れたら富士山の大展望を見に大菩薩に行こう。」 と、ひろちゃんと話していた。ところが朝のこの曇り空はなんだ!昨日おとといまでは快晴だったのに…。そこで朝一番にメールをして行き先変更を提案した。駅で会うと「富士山はこの冬、たくさん見たから、今日は花にしてみようか。」とひろちゃんが言う。花ならば、イワカガミは少し遅いか…?しかし来週末の滝子山で見られるだろうし…。「う〜ん、すごく安易なんだけど、昨日副隊長たちが行った『シロヤシオ』はどう?檜洞丸。大笄・小笄まで回るのが大変そうだったら、つつじ新道ピストンでもいいしネ!」「ああ、それがいいわ!シロヤシオにしよう。」あっという間に決まって、次の調布駅で相模原線に乗り換えた。 檜洞丸は、今日が山開きだった。後から知ったが、西丹沢自然教室に先着何名様かにバンダナが配られたらしい。朝は10分置きに臨時バスが出ていた。私たちは増発便ではない「8:10発」バスだったが、中は12〜3人しか乗っていなくてスカスカだった。 9時20分に西丹沢に着き、勧められるままに登山届を出すと、ボールペンと昨年1年の丹沢遭難一覧表をプレゼントされた。 舗装道路を少し進み、ツツジ新道への沢へ入る。すぐに九十九折れの急登となり、淡々と登っていく。 休憩場所で会う人たち、みな「つつじ新道はきついでしょう。」「丹沢の山を登れれば、アルプスでもどこを行ってももう大丈夫だよ。」などと口々に言う。ひろちゃんと私は「一般の登山道って、なんて歩きやすいんだろう!」「大天狗山の岩場とか徳並山、大谷ヶ丸西尾根の最後の直登と比べたら、歩きやすい『普通の道』に感じるね。」「隊長や副隊長に鍛えられて私たち、スキルアップしたってことかな。」と話しながら歩を進める。山頂に近付いてくるとシロヤシオが可憐な姿を見せでそちこちに咲いている。結局、檜洞丸までの登りは休憩や写真に熱中していた時間を含めて3時間20分で済んだ。 山頂はさすがに20人ほど人がいたけれど、山開きの割には多くなく、後からなおちゃん、菊ちゃんに聞いた話では前日土曜日の方が混んでいたようだ。昼食を食べてからひろちゃんに「疲れ具合は大丈夫?」と尋ねると「全然平気。大笄、行こう!」。 「よっしゃ、ズッキンバッコンの激しい道らしいけど、がんばろう。」細い尾根、右や左は切れ落ちた崖やザレ場。油断して滑らないように慎重に進む。檜洞丸から小笄までは、「こんな場所に!」と思うような急斜面にシロヤシオたちは幹を傾けながら咲いている。その健気さが美しさを一層きわだたせているのだろうか。厳しい条件の場所に咲けばこそ、清楚でかわいい花たちの凛とした表情が冴えるのかもしれない。 熊笹が増えてきたなあと思ったら「熊笹ノ峰」に着いた。熊笹たちは、いつも小金沢連嶺で藪こぎする時のスズ竹よりも枯れかかって元気がない…と思ったら、そちこちに笹の花が満開ではないか。60年に一度笹の花は咲いて、夏に実ができ、そのあといっぺんに枯れてしまうという。(諸説あり。)3年前にも笹の蕾を黒岳で見たっけ…。さて、笹の花が表れたかと思うとまたまた岩が現れ、長い鎖も登場した。鎖に頼らなくても下りられそうだが、せっかくだから練習してみる。ちょっとこわいけど、前後にハイカーがいるのは心強い。「鎖の所は、副隊長と一緒の時に来たかったね。」「でも、人っ子ひとりいないんじゃなくて、ほどよくまばらに人がいてよかった。」「こんな恐そうなところ、クリアしちゃったよ。あたしたち、頑張ったね!」結局自画自賛して、自己肯定感を高めて終了! 犬越路からの下りは以前隊長とクボッちと来た時に用木沢への道が足をくじきそうですごく歩きにくかったのを覚えている。しかし、今回のGPSとその時のGPS記録を比べてみると、歩きやすい道に一部直しているのがわかった。トレイルマップをよく見るとお分かりいただけるだろう。考えたら、その方がいいよね。だって、犬越路に檜洞から来るにせよ、大室山から来るにせよ、みんなロングコースでへろへろになっているだろうから、最後のこの下りは一番けがをしやすいところだもの。みんなが安全に怪我が少なく歩けるように神奈川県も頑張ってくれているのかな。 さあ、用木沢出合まで下りてからはバス停に急ぎ、臨時バス増発のおかげでとんとん拍子で帰ることができた。鶴巻温泉で汗を流した後ビールで乾杯。コースは前から念入りに調べてあったとはいえ、「急な思いつきで来ちまったけど、今日は本当にいい一日だったね〜!バンザ〜イ!」と、笑いが止まらないわたしたちだった。(^0^;; |
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