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「いぃDay!」山岳会日本支部
第307回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告 2013年9月14日(土) 行き先【中央線沿線/小楢山(1712.5m)】 コースタイム:
今回の山行はそもそも、ウッディーさんが冬に落としたアイゼンを拾いに、小楢山未踏のアヒルちゃんを誘って行く、という計画だった。当日集合してみると、休日出勤のはずが休みになった隊長、台風で甲斐駒ヶ岳山行を延期したこのちゃん、ひろちゃん、私が加わっていた。隊長を隊長とする総勢4人の「オジャヤマ虫隊」が、2人にくっついて行くことになったのだ〜。 前回はタクシーでオーチャドビレッジ・フフまで行き、そこから林道を1時間20分ほど歩き、やっと登山道に入った。タクシーの運転手さんに相談すると、タクシー代は倍になるが、今の時期なら焼山峠まで上がれるとのこと。1時間半の登りで小楢山頂に着くそうだ。市街地を抜けた辺りで、右手にこんもりした単独の山が見えてきた。塩山駅の名前の由来になった「塩山」だそうだ。武田信玄が、海のない甲斐国にも塩があるように見せかけるために名付けたそうだ。実際には塩はないとのこと。ふ〜ん、さすが武田信玄! 焼山峠でタクシーを下り、子が授かるようにと祀られた子授け地蔵がずらっと並ぶ前を通り、山道を登っていく。的石を目標に歩いて行くと、的のような大きな石がいくつかあり、「これがそうだ」「あれがそうだ」と言いながら行く。本物の的石に着いてみると、ちゃんと標識があり、一番大きかった。的石を過ぎると、あっけなく小楢山頂に着いた。冬に雪と格闘しながら登ったのとは大違い。あまりに簡単に着いてしまい、ちょっと拍子抜けしたが、小楢山頂はなだらかな丘のような場所で、のんびりした雰囲気だ。天気が良ければ、富士山、八ヶ岳、南アルプスなどが見えるそうだが、今日はあいにく雲が広がっている。遠くの山々は見えないが、塩山の街並みが遙か遠くに見渡せ、見晴らしはとても良い。いつまでも日向ぼっこしながら、眺めていたくなるような穏やかな景色だ。運転手さんにさっき聞いた山、「塩山」が小さくぽっこり見える。 早めの昼食を済ませ、30分ほど先の幕岩を目指して行く。数メートルの鎖場をよじ登り、幕岩の上に立つ。ぴょっこり飛び出した岩の上、さすがにここの眺めも素晴らしい。幕岩から大沢の頭までは前回も歩いた尾根伝いの道だ。大沢の頭のすぐ手前、木が茂った急斜面を通り過ぎる。「ここだ〜〜!」前回雪の積もった中、先に行ってしまった隊長の見えない影を追いかけて、死に物狂いで登った急斜面!雪に足を取られながら、残った枯れ枝にすがってよじ登ったのだった。よくぞ、こんな急な斜面を登ったものだ。「私達、よく頑張ったよね〜」と自己肯定感をまたまたアップさせる。 さて、下りの道は? 地図上点線の道だが、下りたところに鼓川温泉があると、タクシーの運転手さんから聞いていた。ウッディーさんのアイゼンを探すためには母恋し路を下りなければならないのだが。ここは「オジャマ虫隊」がくっついているからねぇ〜。初めての温泉、鼓川温泉を目指すことになった。ウッディーさん、ごめんね〜。途中鎖場があって、おてんば娘達は岩登りをしばし楽しんだが、なにせ3時間のロングコース。だんだん飽きてきた。歩いても歩いても、下に辿り着かない・・・。ようやく着いた鼓川温泉はぬるめの露天風呂で、ゆっくりとお湯に浸かり、すっかりリフレッシュできた。はるばる歩いて来た甲斐があった。 塩山駅からホリデー快速に乗り、快適に三鷹駅まで行く。「加賀屋」には今日山行に参加できなかったくまちゃん、のんちゃんも集合し、皆で賑やかにシロ、カシラなどなどを堪能する。こうして、ウッディーさんの計画とは大違いの、賑やかな一日が幕を閉じるのだった。 (by なお) |
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