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          「いぃDay!」山岳会日本支部      p130921

第308回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2013年9月21日(

行き先【奥多摩/川苔山(1363.3m)】


コースタイム:
JR中央・青梅線「立川」[715]〜JR青梅線「青梅」[750/752]〜JR青梅線「川井」[817]〜川井BS[824]〜(バス280円)〜上日向BS[836]〜登山口新秩父線No.38に至るの道標[843/848]〜1P[948/953]〜2P[1050/1055]〜3P赤杭尾根との合流手前[1145/1148]〜分岐[1216]〜川苔山山頂[1222]〜百尋の滝と鳩ノ巣方面への分岐[1228/(昼食)/1300]〜舟井戸 [1316]〜大ダワへの分岐[1338]〜林道・大根ノ山ノ神[1425/1430]〜JR中央線「鳩ノ巣」[1500/1512]〜JR中央線「立川」[1615]\(^0^)



<ご報告>
92122日はマンマミーアの初めての避難小屋・シュラフ体験合宿。だが、私はそれには参加できず、日帰り山行の同行者を求めたが残念ながら皆さん所用あり。計画倒れになっていた川苔山に一人で行くか〜と、心細く思いながらも計画していたところ、前日に副隊長の都合がつき、一緒に行ってくれることになった。となれば「鬼に金棒!」。私は2012.9.21この&なおの通りに行こうかと計画していたのだが、副隊長の提案ルートは真名井北稜だった。昭文社の地図では真名井北稜の名はあるが点線ルートにもなっていない。心細い単独行が一気にわくわく山行となった!

真名井尾根へは、JR川井で下車し、上日向行きのバスに乗る。終点上日向で下車し、すぐの真名井橋を渡って右へと砂利の林道を進む。天気は上々!すでに秋の気配。左側に真名井川が流れ、水音涼しく気持ちいい。この真名井川は沢登りの入門編らしい。ヤマメ釣りの人に気を取られ、沢登りか〜とぼんやりしていたところ、「ここだ、ここだ」と副隊長の声に我に返る。「新秩父線No38に至る」の道標が道の右側にあり、そこから登山道がついている。おしゃべりしていたり、他の事に気をとられていると見落としてしまうので、要注意。

真名井北稜の始まりは、いわゆる東京電力の巡視路。もちろん私達二人以外登山の人はおらず、「静かなる尾根歩き」を楽しむことになる。

鉄塔、送電線の下を登っていくと一部木々が伐採されたポイントが何箇所かある。雷にでも遭ったのか、送電線にかからないように予防的に伐採するのか?杉の植林地と雑木林を交互に歩く。歩き始めて約1時間No41の鉄塔を過ぎたあとの広い尾根で休憩。さらにNo42を過ぎたところではススキが両側に茂っている。前を行く副隊長の帽子と腕にススキの花粉がいっぱいつくほどである。もうススキの時期だな〜と季節の移り変わりを実感する。

そのススキの群生地を越えたあたり、登山口から1時間半ほどのところから、送電線と分かれて木陰の尾根歩きが続く。先週の台風で落とされたどんぐり、くり、大きなしらびその松ぼっくり・・・動物達にはこの上ないごちそうがいっぱい落ちている。前方をリスが横切った。50pくらいのヘビとも遭遇した。

登山口から約3時間で、防火帯の広く開けた赤杭尾根に出た。振り返ると惣岳山とその奥に青梅方面が見える。ここからは一般道なので、とたんに幾人もの登山客と出会う。真名井北稜は眺望はないが木陰を気持ちよく歩くことができたが、登山道が開けて日差しを浴びることになると結構暑さを感じる。そのまま一気に川苔山山頂を目指した。

山頂には大勢の人がいたので、記念撮影のみですぐに山頂から下り、百尋の滝と鳩ノ巣方面とに分ける広い分岐で昼食を摂った。

 どこから下りようかと思案し始めたが、今回の川苔山では、マンマミーアのテント泊にふさわしい場所の確認というミッションがあったことを思い出し、副隊長が高校時代から幾度となくテント場としていた舟井戸のあたりを確認しながら鳩ノ巣へ下山することにした。水場の確認。(水量は豊富。だが、水場に下りて行くのは結構大変。)舟井戸のテント候補地は昔どおりに健在。平坦且つ広さもあり、木々の葉の絨毯でやわらかさもあり、もってこいの場所は昔どおりだとのこと。ベンチの設置もあり、整備されている。しか〜し展望なし。

ここからは植林地を下山するルートだが、結構なザレ場だ。雨量が多い時期はこのルートは川のごとく泥流が激しいのではないかと想像する。ゴロゴロとした岩と石で歩きにくい。大ダワへの分岐を確認した。地図上大ダワを経由してみてもいいかなと思っていたが、杉林の中でなんとなくうす暗く、大ダワの方に行ってみようという気にはならない。そのまま石コロと階段でさらに歩きにくい道を下りた。杉の植林地では下枝を計画的に伐採していることを知り、林業の大切さを感じるとともに林業人口の減少を案じつつ、なだらかな登山道を気持ちよく歩いた。

大根ノ山ノ神は小さな祠。一旦休憩して一気に鳩ノ巣へ下山する。ここからの道は小石と木の根で少々歩きづらい。実のところ副隊長も私も下山に飽きてきていて、さらに登山道に落ちていたホップのような実が頭から離れず、さっさとビールにありつきたい!の一念で結構なスピードで下山した。

鳩ノ巣駅前には登山客を相手にした売店があり、そこで缶ビールを買ってホームに入った。電車が来る前に飲み干し、乗り換えの青梅まで心地よく居眠りできた。ほわわ〜んと、なんとも気持ち良い疲れ!立川で下車し、いつもの高砂湯で汗を流したのち、美味しい蕎麦屋(立川伊勢丹8F:更科堀井)で居心地よい時間を過ごした。  by のん

    
メンバー: 
副隊長、のんちゃん
今回の実動時間:5時間
今回の累積登高差:
今回の踏破距離:


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 真名井橋。ここを渡る。
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02 新秩父線38号鉄塔の巡視路、即ち真名井北陵の入口。
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03 尾根に上がったところ。ここにも東電の標識有。
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04 所々、伐採がされているのは、送電線のためか。
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05 710mピークにて。
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06 何のための餌箱だろうか。
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07 ススキ原に出る。奥は赤杭尾根。
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08 振り返ると高水三山が見える。
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09 赤杭尾根と合流。
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10 いかにも川苔山らしい道。
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11 山頂は大層賑わっていた。
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12 ここから鳩ノ巣方面に下る。
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13 ここが水場。
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14 懐かしの舟井戸。
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15 大根ノ山ノ神。
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16 鳩ノ巣城山と鳩ノ巣集落。

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