マンマ・ミーア!山行ご報告

その96
奥多摩*榧ノ木山(1485m)〜倉戸山
2013年11月17日()快晴    p131117  
コースタイム:
JR青梅線「奥多摩」[8:29/8:35]〜(鴨沢西行き西東京バス500円)〜峰谷橋BS[9:10/9:21]〜登り口 (雨降りBS)[9:49]〜1P[10:33/10:40]〜2P [11:36/11:50]〜榧ノ木山[12:30/(昼食)/13:30]〜倉戸山 [14:13/14:25]〜熱海BS[15:18]〜丹下堂[15:22/(ビール)/15:30]〜熱海BS[15:32]〜(バス450円)〜JR青梅線「奥多摩」[15:55/16:03発ホリデー快速のはずがだいぶ遅れて16:20発くらい
 
トレイルマップ
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高度記録
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今回の参加者: このちゃん、くまちゃん
実働時間:4時間25分
累積登高差:(+)1203m   
踏破距離:10.3km  

 16日の土曜日は勤務だったこのちゃんと私は、のんちゃんの榧ノ木山報告文を読んで、アキレス腱伸びっぱなしのノボリ尾根と丹下堂に「これは、何としても行かなくっちゃ!」といくことで翌日17日に榧ノ木山に行くことにした。

一言でいって充実感満載の山だった。四つん這いの急登、快晴の空に映える晩秋の紅葉、ほとんど人に会わない静かな山、榧ノ木山からの鷹巣山や石尾根の展望…。
  でも、まあ、これはのんちゃんの臨場感あふれる報告文を読んでいただきたい。ここでは、番外編のエピソードを3つご紹介しよう。

【その1こっちだってバリエーションだい!

峰谷橋BSそばのベンチで出発の準備していたところ、熟年男性1名と女性3名のパーティが来た。「どちらへ?」と声を掛けると「赤指山」との答え。あまり聞いたことのない名前の山なので、「どこにある山ですか?」と聞くと、「バリエーションだからね。」とリーダとおぼしき男性の自慢げなお言葉。ふーん、こっちだってバリエーションだい、と心の中で言い返しながら、我々も出発する。

四つん這いであえぎあえぎ登った榧ノ木山山頂にて、昼食をとりながら山座同定を楽しんでいた。あれあれ、ノボリ尾根の沢をはさんで西側に見えたのが、先ほどの赤指山だ。なんと我々より、低いではないか。地図で確かめると、1332mの山だ。しかも、急登は最初だけで、あとはずっとゆるやかな登りになっている。先ほどの自慢げな言葉がよみがえってくる。急に二人とも、気が大きくなり「こっちのバリエーションの方が、上だね!」と山頂でふんぞりかえった。(なんと、我々も幼いことか…)

 【その2】新しい出会い!

 今日は、本当に静かな山。きっと誰にも会わないだろうと思っていたら、榧ノ木山山頂にて鷹ノ巣山方面から下りてきた男性に出会った。見ると、ずっしりと重そうなザック。カラビナやロープも装備していて、これはかなりベテランそう。聞くと、今日は朝7時から六ツ石山に登り、鷹ノ巣山まで足を伸ばし、熱海まで下りるとのこと。かなり健脚だ。それでも、我々のノボリ尾根の四つん這いの話をすると、すごいですねーと興味を示してくる。意気投合し、榧ノ木尾根を一緒に下っていった。

 聞くと、まだ山登りを初めて一年半。でも、最初の一年目に穂高、槍、北岳を走破し、初めての南アルプスは荒川三山(悪沢岳)と赤石岳に行ったと言う。今日も、トレーニングを兼ねてテントの入った18キロのザックを担いでいる。なんとまあ、すごい山へのはまりよう。我々マンマミーアの上をいくではないか…。でも、お名前は自称「パパさん」。
  楽しくおしゃべりをしながら、榧ノ木尾根を下っていく。そのうち、奥多摩湖の向こう岸側に六ツ石山、そして鷹ノ巣山へと続く石尾根が目に飛び込んできた。パパさんは、今日あの六ツ石山からぐるっと回ってよく歩いてきたねーと、まるで自分たちが歩いてきたかのように、感慨もひとしお。何だか自分をほめたい気分になってしまった。
  熱海BSにてパパさんとは名残惜しくお別れ。きっと、副隊長のバリエーションルートはお気に召すこと間違えなさそう。

(パパさん、これを読んでいたらぜひ、お知らせしたアドレスにお返事くださいね。)

【その3】隊長化してしまった!

 あれやこれや話に花を咲かせてしまったおかげで、予定より下山が遅れ丹下堂に着いたのが15:22。このちゃんが夕方から用事があるとのことで、15:32のバスに乗ることとなった。10分でトイレを済ませ、ビール1本、さしみこんにゃくをかっこみ、熱海BSまで走った走った。バッチリ予定のバスに乗り、奥多摩駅へ。バスから降りると、ホリデー快速の座席確保とまた走る。何とか座席に座れると電車の発車までまだ10分ある。これは、大丈夫!ビールを買える!このちゃんに荷物を見てもらい、駅前のお店までまたまた走る。

このアルコール確保への執念は、まるで隊長と同じではないか。ギョッ!とするが、無事車内で冷たいビールで乾杯。あー、幸せ!(でも、結果的に発車が遅れ、こんなに焦らなくても良かった…)


           〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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【1】峰谷橋バス停を出発。
2013年11月17日 09時20分
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【2】なんと見事な!奥多摩湖の湖面に映る紅葉。
9時27分
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【3】東山魁夷の白い馬を水鏡の上に置きたい…。
9時29分
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【4】ここからノボリ尾根に取り付きます。
9時50分
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【5】のっけから急登で、ほとんど四つ這い状態。
9時59分
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【6】アキレス腱の筋は伸びっぱなしだけど、この見事な紅葉に心は和みっぱなし。
10時13分
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【7】P1(小休憩)を取った760m付近で。登ってきた斜面がほとんど見えません。それほど急斜面っていうこと!
10時44分
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【8】大岳山が見えています。いつも見ているキューピー型の裏側のシルエット。
12時04分
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【9】尾根がやや広がりますが、一番の高みをたどっていけば問題なし。赤テープもこんな風にわかりやすいです。
12時09分
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【10】鷹ノ巣山へ続く登山道に突き当たりました。道標の、ノボリ尾根を指す板は切り落とされていました。廃道にされたってことかな?
12時23分
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【11】鷹ノ巣方面に巻いていく道に行きかけて戻り、榧ノ木山のブリキの山頂標にたどり着きました。喜びの表情!
12時32分
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【12】冬枯れの木の間から三頭山、雲取山、鷹ノ巣山などが見えます。本当にいい天気です。
12時59分
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【13】こちらはパノラマ。
13時00分
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【14】黄金の落葉松ももう終わり…。
13時50分
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【15】倉戸山に到着。パパさんと記念撮影。
14時13分
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【16】下に行くほど、見ごろの紅葉が。
14時28分
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【17】イタヤカエデの赤!
14時31分
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【18】ただただ、うっとりするばかり…。
14時31分
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【19】倉戸口に下りてきました。
15時09分
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【20】丹下堂にて。また来ましょう!
15時21分

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