トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
今年の忘年山行の目的地は榛名山。榛名山は百名山の一つだが噴火によってできた山々の総称で美しいカルデラ湖の榛名湖をかかえている。今日はその中の主峰 掃部ヶ岳(かもんがたけ)を目指す。高崎で新幹線下車。榛名湖吾妻荘行きのバスの乗る予定が道路凍結の為運休で伊香保温泉行きのバスに乗る。ゆられること1時間20分、石段街入口で降りる。次のバスに乗り換えるつもりが時刻表には12月1日から運休となっている・・と思ったその時スーとタクシーが入ってくるではないか、なんとラッキー、いそいそと乗り込む。吾妻荘に着いた時は10時半近くになっていたが、さあ〜出発!
熊笹の中をゆるい登りが続く。硯岩(すずりいわ)にはすぐ到着。プリンの形の榛名富士と榛名湖がくっきりと見えてその向こうに温泉街がキラキラと光っていた。ここで軽アイゼンを着ける。この冬初めての使用でいごごちの悪い感じで歩き始める。分岐を過ぎしばらく行くと木段が出現する。これがなんとも歩きづらい。幅が広かったり狭かったり歩幅とあわず足の置き場に苦労する。やっと稜線に出てそこから約10分程で山頂に到着する。登りは一組しかすれ違わなかったのに後から続々と登山者が来てやはりここは百名山であった。同じ道を下山、木段をおり吾妻荘に戻ってきた。
バスの時間まで1時間以上あるので女3人で榛名湖の湖畔を散策する。氷が10pはるとわかさぎ釣り、20pになるとスケートができるようになるとのことだか今は周辺のお土産物店はひっそりを静まり返っている。雪がちらついてきた。14:11のバスで伊香保温泉へ、無事今日の宿、”金太夫”に着きました。
〈2日目〉
朝すっきり目覚めて、今日は相馬山に登ることになった。昨日帰りの温泉行きのバスから見えた山だ。ホテルの玄関を出るとピューと強い風が吹いてきた。昨日と違い周りの木々も揺れている。タクシーはヘアピンカーブの道を登っていく。相馬山登山口で降りると道路脇に雪が残っており強い風で寒ーい!防寒をしっかりして登り始める。40分程の行程だが岩に雪がこびりついていて気をつけながら進む。いくつかの鳥居をくぐり高度を上げていくと、長〜い鉄の梯子が現れる。アイゼンをつけた状態でゆっくり登る。山頂に近いところは雪はなく・・風でとばされてしまったようだ。黒髪神社のお社が見えてきた。太陽が出ると温かいが相変わらず風は強い。お焚きあげ用のドラム缶があった。こんなところまで氏子達は登ってくるんだろうか・・若くないとできないことだろう。
水沢山へ下りる登山道は事故があったそうで閉鎖されているため同じ道を下山。磨墨峠(するすとうげ)からはおもしろい形の磨墨岩が見える。このあたりは山ツツジの宝庫で出会った土地のおばちゃんによると天気がいい時はここから富士山が見られるそうな。そして沼の原へ。夏にはユウスゲのお花畑になる湿原だ。
タクシーで伊香保温泉に引き返して「黄金の湯」で汗を流したあと運転手さんのお勧めのおそばやさん「いけや」に行き、天ぷら 新そば 八海山に舌づつみを打つ。上州のからっ風も体験しておいしいおそばを食べて一年の〆にふさわしい忘年山行でした。
〈追記〉
山の記録ではないがどうしても書かねばならぬことがある。今回宿泊した”金太夫”についてだ。宣言文句は"365日一泊7800円 飲み放題食べ放題のバイキング"。大正初期からある由緒ある湯治宿だそうな。が・・徹底的に経費削減をしていることがわかる。まず従業員を見かけない。チェックイン時にフロントにいた3人と食事券を回収していた茶髪のにいちゃんとバイキング会場で蟹皿の側に立ち目を光らせていたねえちゃんとカラオケの終了を言いに来た男性のみ。エレベーターは2機あるが1機しか動いてなく異様にドアが早く閉まる。露天風呂は設備は古びて(メンテナンスをしてない古さ)いるが鉄銅色のお湯は気持ちよかった。階下の大浴場は面白い。入ると湯船のど真ん中に傾いたミロのビーナスが鎮座している。わけのわからないイタリアの壁画がある。そして・・シャワーと上がり湯は水量を絞っているのかちょろちょろしか出てこない。まあ”7800円だから”と何回言っただろう。たぶん20回近くは言い合っていた。だって山小屋のことを思えば極楽でしょう。うすっぺらな敷布団と明らかに羽の少ない羽布団、それでも十分、だって”7800円だから”。”今度来る時は伊香保グランドホテルがいいですよ。同じ伊藤園グループでお値段同じだけどこっちの方が人気があるんですよ”とタクシーの運転手さん。ご参考までに!(ひろ)
今回の参加者:隊長、副隊長、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん、このちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+):m
踏破距離:km
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