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「いぃDay!」山岳会日本支部
第330回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告
2014年3月22日(土)〜23日(日)
行き先【信州/湯ノ丸山(2101m)】
コースタイム:
〈1日目〉
JR東京駅 長野新幹線あさま[6:24発]〜JR軽井沢駅[7:32着/7:39]〜しなの鉄道 小諸駅[8:03着/8:09]〜滋野駅[8:15着/8:18]〜タクシー〜あさま苑[8:30着/8:52]送迎バス〜地蔵峠[9:03着/湯ノ丸高原ホテルにてスノーシューレンタル/9:23]〜白窪湿原[9:35スノーシュー装着/9:55]〜中分岐[10:07]〜鐘分岐[10:17/10:27]〜湯の丸山[11:07/11:17]〜昼食[11:27/11:52]〜鐘分岐[12:04]〜リフト降り場[12:17]〜湯ノ丸高原ホテル[12:30]〜ゲレンデスキー[13:15〜14:38]〜送迎バス[15:00]〜あさま苑着[15:20]
〈2日目〉
あさま苑出発[8:50](送迎バス)〜小諸駅[9:05着/9:25発](しなの鉄道)〜軽井沢駅[9:49着/10:15発] (草津温泉行きバス)〜峰の茶屋BS[10:53]〜身支度後出発[10:58]〜小浅間山の標識[11:48]〜小浅間山山頂[11:54/12:02] 〜峰の茶屋バス停着[11:26着]〜軽井沢駅行きバス[13:31]〜軽井沢BS[14:05]〜川上庵[14:10/15:45]〜旧軽井沢BS[15:55]〜軽井沢駅[15:59/16:24]長野新幹線あさま536号〜東京駅[17:28着]
〈1日目〉
この湯ノ丸山行は、バラエティーに富んでいて充実感たっぷりであった。今回の報告は三部構成でバラエティーの詳細をお知らせしたいと思う。
【第1部〜パウダースノーの湯の丸山 スノーシューの威力発揮!】
滋野駅あたりはすっかり雪がなく春といった感じだったが、標高1732mの地蔵峠はまだまだ雪がたっぷり。今年の大雪の恩恵か…。これはスノーシューが活躍しそうとわくわくする。
女子達は、このちゃんが予約してくれた湯ノ丸高原ホテルにて、1日2500円でスノーシューをレンタルする。日頃からテキパキ行動を訓練されているため、さくさくと山の準備を済ませ、9:23には出発した。(この時、レンタルされたスノーシューをよく確かめもせず出発したのが、大きな間違いのもとであったが…。)
なんと3月下旬というのに、このところの寒気のためか雪がくさっていない。さらさらのパウダースノーを踏みしめつつ、人の多そうなゲレンデを避け白窪湿原の方を進んでいった。しばらくは、平坦な雪原が続く。霧氷をまとった白い唐松が雲一つない青空に映えている。まるで東山魁夷の絵のようだ。はるか、奥には我々が目指す湯の丸山が真っ白な頂を見せている。
自炊場を通り過ぎたあたりで、スノーシューを着けることになった。ところが…である。レンタルしたときによく確認しなかったために、バンドが左右で違っていたり、おかしなところに差し込まれていたりと、なかなかうまく装着できない。ここでだいぶ手間取り、時間を無駄にしてしまった。やっぱり、レンタルしたところで付け方などをきちんと確認すべきだったと反省。
でもその後は快適、快適!一年前の黒斑山の時はすっかりザラメ雪になっていてスノーシューは今ひとつだったが、パウダースノーの雪原では、気持ちよく歩くことができた。「スノーシューっていいもんだ!」とその威力を十分堪能できた。
10:17に鐘分岐。急に展望が開ける。右手後ろにはぽこっとした小棧敷山、真後ろには西簑ノ登山、そして前方には目指す湯ノ丸山がだいぶ近づいてきた。ここからが本格的な登りとなる。雪が深いが、スノーシューの調子はすこぶるいい!空気はひんやりとはするが、風もなく、春の日差しが心地よい。上に行くにつれて、木々についていたえびの尻尾がだんだん大きくなり、えびの天麩羅状態になってきた。頂上直下では樹氷と呼べるほどに成長しており、冬山気分がさらに盛り上がる。
11:07湯ノ丸山山頂に到着。鹿島槍、爺が岳、北アルプス、御嶽山、八ヶ岳、奥秩父の山々とそして遠くに富士山…360度のすばらしい展望!だが、頂上は猛烈な風が吹き荒れ、北峰に行くのも忘れ10分ほどで即、下山開始。ほどなく風も止み、見晴らしのいい場所で昼食をとった。
下山はスノーシューを外した方が歩きやすく、そんなに“がぼる”こともない。帰りはゲレンデ横を下りてきた。この斜面はシリセードをせねばと、女子達は張り切って試みたが、以外とスピードが出なく早々にシリセードはあきらめた。
12:30には湯ノ丸ホテルにあっけなく着いてしまった。せっかく新幹線に乗ってきたのに、これで初日のメインが終わっては何だかもったいない。隊長、副隊長はさっさとレストハウスに直行したが、お転婆娘達は次なる目標を見つけたのである。
【第2部〜数日?数十年ぶりのゲレンデスキーに挑戦!】
目の前にひろがる湯ノ丸スキー場。ゲレンデスキーは現役ののんちゃんを除いては、6年〜20年ぶりくらい遠ざかってはいるが、若かりしき時代にはかなり楽しんでいた女子達。午後は久しぶりのゲレンデスキーに挑戦することにした。
スノーシューを返しに行った際、交渉上手のこのちゃんとヒロちゃんは、不具合があったためレンタル料を半日の1500円にまけてもらっただけでなく、スキーセットレンタルも2500円から2000円にサービスしてもらった。半日券はもったいないので、11回綴りの3000円の回数券を2つ買って、5人で分け合った。一人頭1200円のリフト代で済んだ。こういう時だけは主婦の顔を覗かせる。
おっかなびっくりでリフトに乗ったが、さすがブランクはあっても体はちゃんと動いてくれる。ゲレンデはさほど混むこともなく、斜面も比較的緩やかな初級〜中級コースばかりなので、滑りやすい。山の服装ではあるが、ゲレンデでもさほど違和感もない。若返った気分で約1時間弱ばかりスキーを楽しんだ。
スキーの後は隊長達が待つレストハウスにてビールで乾杯!先ほどの不完全燃焼はどこへやら…。こうして、我々女子達にとっては午後の第2部も充実感あふれる大満足なものとなった。
【第3部〜お楽しみのワイン祭り!だったが…】
あさま苑の送迎バスで15;20に宿に戻った。温泉で暖まった後、待望のワイン祭りがスタート!隊長白ワイン2本、副隊長スパークリングワイン1本、のんちゃん、なおちゃん、そして私がそれぞれ赤1本ずつと、計6本のワイン。そして、ほたての燻製、チーズ、サラミ、いぶりがっこ、生ハム、蠣の燻製、その他諸々と豪華なおつまみ。
さあ、今日は飲むぞーと意気込んでいたのだが、夕食後早々と隊長がマッサージをしてもらいながら、その心地よさから睡魔におそわれた。(私もだが…) 普段なら30分くらいで復活する隊長だが、出張帰りの疲れからか深い深い眠りに入ってしまい、やがてワイン祭りの会は9時前におひらきとなった。結局、赤ワインはまた、東京へ持ち帰ることとなってしまった。
珍しいこともあるものだ。だが、その代わり翌日は全員快適な朝を迎えることができたのである。(by クマ)
〈2日目〉
昨夜は予想外に早く寝た為に朝はスッキリと目覚めお風呂に入る。今日も天気がよくてウキウキしてくる。女子の朝食は洋食で、おかみさんが天然酵母で焼いたパンが美味しくてとても満足、まるでペンションのごはんのようだ。宿のご主人に小諸駅まで車で送ってもらう。隊長とのんちゃんは軽井沢から帰京となるが残留組は小浅間山に登る予定である。しなの鉄道の車中にて今年のGウイーク合宿の山を決める話し合いが行われ隊長の最終決断により志賀と決定する。
軽井沢で別れて我々5人は草津行きのバスに乗り込む。3連休の最終日であるが意外と人は多い。旧軽井沢を抜けて白糸の滝の停留所付近には多くの県外ナンバーの車が駐車していた。峰の茶屋で下車。登山道に入ると雪がかなり残っているが、昨日の湯の丸山の雪とは違い水分を多く含んだ春の雪である。歩き始めに副隊長が「時間を決めていくから途中で引き返すこともありだよ」と。できれば頂上までは行きたいなあ?と内心思う。雪は凍ってはいないのでアイゼンはつけずにサクサクと上って行く。歩き出してちょうど1時間で半分以上雪に埋もれてる”小浅間山山頂”の案内板を見つける。不思議なことにその先は細かいジャリジャリとした黒い火山性の石粒がむき出しになって続いており、雪はひとかけらもない。どうやら地熱の影響で雪が解けてしまったようだ。先行の集団が脱ぎ捨てたスノーシューが山積になっていた。
そこから6分ほどで小浅間山の山頂に着く。目の前に真っ白い浅間山がどんとそびえている。見上げる程の威風堂々した山容である。しなの鉄道の車中から見えた浅間山は小浅間山と大して違わない大きさだったんでけどな。眺めはいいがここは風が強くて長くはいられない、大急ぎでパンを口に放り込む。頂上で昼食を取っていた先行集団の中より一人のおばさんが近づき、何やかやと話かけてくる。写真を取っていただいて有り難かったが、こちらは下山を急いでいるため、このちゃんが一度口にいれたパンを何度も出したり入れたりしながらお相手をして苦労していたようだ(後日談)。
予定していた時間より一本前のバスに乗ろうと下山を急ぐ。12:02に山頂を出発して11:26に登山口に着く。24分で下りてしまった。ちなみに昭文社の夏道タイムは30分。 13:05のバスが予定通りに来るが満席で乗せてもらえず、えっ?こんなことってあるの?でもそこは一人ではなし、ポカポカとした日だまりでガールズトークに興じていたらあっという間に時間はすぎてしまい13:31のバスに無事乗車することができた。
旧軽井沢で下車したのが14:05、お腹はペコペコ。副隊長オススメの蕎麦店「KAWAKAMI
AN」に入る。とても蕎麦屋とは思えない程の洗練されたおしゃれなお店で、ビールと日本酒と料理(詳細は写真をご覧あれ)を堪能した。そのあと駅までのバス待ち時間にこれまた副隊長オススメのミカドコーヒーにてモカソフトをご相伴させてもらう。
16:24あさま536号は満席だったが、なんとこの車両3月15より運行が始まったE7系という新型車両でトイレはウオッシュレット、おむつ替え用のベビーシートまで付いている。各座席の前にはコンセントがあり(人数分)、座席の枕は上下に可動する。バスに乗れなかったからこの車両に会えたのね、とうれしくなった。東京駅で下車後、わざわざ先頭まで行き写真を撮る。撮り鉄だけでなく子供連れの親達も先を争うようにカメラにその姿を納めていた。楽しいことが色々盛りだくさんの山だった。(by
ひろ)
今回の参加者:隊長、副隊長、このちゃん、クマちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉2時間 〈2日目 〉1時間20分
累積登高差(+):
踏破距離:km
☆ 本日の打ち上げはこんな店
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
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スライドショウの開始
01 女子連はここでスノーシューをレンタル。
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02 初めは車道を進む。
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03 湯の丸山が見えてきた。
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04 スノーシューを装着中。
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05 空が青い。
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06 霧氷を纏った木々が美しい。
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07 振り返ると西篭ノ登山。
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08 漸く装着完了。年一回だと装着方法は忘れてしまう。
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09 隊長と湯の丸山。
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10 その他隊員と湯の丸山。
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11 樹林の風情が絵になる。
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12 スノーシューも快調。
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13 乗越に出た。
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14 雪の状態も申し分なし。
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15 もう山頂までは1時間足らずだろう。
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16 登高再開。
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17 スノーシューの歩き方にも慣れてきた。
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18 バックは桟敷山。
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19 遠くは草津・志賀辺りの山々。
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20 隊長と湯の丸高原スキー場。
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21 山頂が見えてきた。
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22 北アルプス連峰の眺めに目を奪われる。
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23 鹿島槍ヶ岳(右)と爺ヶ岳(左)。奥に剣岳も。
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24 山頂パノラマその1
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25 山頂パノラマその2
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26 山頂パノラマその3
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27 山頂パノラマその4
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28 山頂にて。
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29 隊長と樹氷。
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30 富士山と奥秩父連山。
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31 ランチタイム。
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32 下山にはスノーシューはいらない。
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33 スキー場の端っこを下山。
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34 スキー場で無理矢理シリセード。
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35 山から早く降りたので、女子連はスキー場に。
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36 スキーは何年ぶり?
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37 奥が湯の丸山。
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38 スキー満喫中。
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39 颯爽とのんちゃん。
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40 あさま苑に到着。
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41 食事の前に酒とつまみ。
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42 部屋から見た蓼科山。
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43 夕食。鯉のあらい。
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44 鯉のうま煮、天ぷら。
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45 のんちゃん作、締めの雑炊。
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46 朝食(和食)
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47 朝食(天然酵母パンで洋食)
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48 峰の茶屋BS。小浅間山登山はここからスタート。
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49 東大の火山観測所と小浅間山。
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50 今日の雪は腐っていて歩き難い。
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51 小浅間山には雪がない。
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52 地熱のせいだろうか。
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53 振り返ると巨大な浅間山。
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54 山頂で「撮りましょうか?」という女性に甘えて・・・。
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55 風が強いのでサッサと下山。
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56 峰の茶屋にいたねこ。
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57 バスを1時間も待った。
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58 旧軽井沢の蕎麦屋「川上庵」に入店。
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59 アボガドとカマンベールチーズの和風サラダ。
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60 彩り野菜の温製サラダ。
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61 揚げなすとシメジの南蛮。
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62 自家製そば味噌。
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63 天ぷらの盛り合わせ。
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64 だし巻き玉子。
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65 ふろふき大根のそば味噌のせ。
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66 せいろ。
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67 このインテリアは蕎麦屋じゃないね。
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68 大変満足しました。
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69 帰りは新型E7系で。
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