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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第335回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年4月26日(

行き先【秩父/熊倉山(1426.5m)

コースタイム

西武池袋レッドアロー号[6:50]〜西武秩父駅[8:10/8:20タクシー]〜宗屋敷尾根登山口[8:45タクシー代3500円位/8:50]P[8:388:44]〜2P[10:4710:52]〜3P[11:4311:50]〜稜線[12:21]〜昼食[12:2912:46]〜熊倉山山頂[13:1313:18日野コース]〜水場[13:50]〜4P[14:1314:20]〜林道[14:39]〜武州日野駅[15:3815:50]〜お花畑駅[16;04]〜クラブ湯[16:10]〜西武秩父駅前えん[17:0018:25レッドアロー号]〜所沢駅[19:27]〜百味     


トレイルマップ
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高度記録
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ちょうど1年前、アカヤシオを求めて熊倉山に行った。手強い山であったが、今回は宗屋敷尾根のバリエーションで登るさらにさらにハードなコースであった。でも、咲き誇るアカヤシオに迎えられ、どれほど癒やされたことか

池袋から、なおちゃんが予約してくれたレッドアロー号に乗って西武秩父駅まで直行。楽ちん楽ちん。特急券600円ちょいでこんなに便利とはありがたい。8;10西武秩父駅に到着後すぐに予約しておいたタクシーで宗屋敷尾根登山口に向かう。三叉路と書いてある赤い看板のところでタクシーは行き止まり。そこから身支度をして林道を歩き出す。

ほどなく尾根に取り付く。うっすらと踏み跡がついている。しばらくよじ登ると尾根に出た。そこからはしっかりとした踏み跡があり、バリエーションらしくない。単調な植林の杉林の中を進む。右手に鹿よけのネットが張られているが、雪の重みのせいか所々斜めにかしがっていて、これでは鹿はなんなく跳び越えてしまいそうだ。

やがて右手側は、植林が終わったころ、ようやくお目当てのアカヤシオが目に入ってきた。ちょうど見頃で、まだ新緑には少し早い木々の中に赤紫の大きな花びらがひときわ目立つ。日当たりのよい斜面のあちこちににアカヤシオが見られ、しばし写真タイム。今日の目的が的中した副隊長は満足そう。昨年、城山コース登山口から見えた赤紫の斜面はこのあたりだったのかな…。まさに、今年はアカヤシオが堪能できた。おもしろいことに、アカヤシオの咲いているあたりには足下にイワウチワがまるでセットのように咲いている。ミツバツツジも少し咲いていたが、花のあでやかさではアカヤシオにかなわない。

この後、急登で一汗かき、1280mあたりの大岩を左に大きく巻き、ようやく12:21稜線に出る。登り始めて3時間半たつ。かなりバテてきたが、あともう一頑張り。展望がよい場所があるということで、熊倉山とは反対方向の酉谷山の方へ向かって稜線を歩く。

12:29ようやく展望の良い場所に着き昼食を簡単に採る。目の前には雲取山がどっしりとそびえている。まだ沢沿いには雪が見える。雲取山がこんなに近くに見えるなんて、随分奥まで来たんだなあと実感。いつかは行くぞと心に誓う。右手側にはぎざぎざの両神山。左後方には、酉谷山まで稜線が続いている。せっかくこんなに奥まで来たのだから、酉谷山まで行ってみたくなる。

昼食もそそくさと済ませ、熊倉山まで向かうが、これが意外と遠い。疲労感が増してくる。30分ほどたってやっと熊倉山山頂に到着。ここで、今日初めての登山者に会う。見覚えのあるさびた看板の前で記念写真を撮ってもらう。この後の下りもまだまだ3時間半位もかかるので、山頂でも5分ほど休んだだけで、すぐに日野コースを下り始める。

足下はふかふかの土で歩きやすいが、単調で飽きてしまう。植林のジグザグ道を黙々と下りる。コバイケイソウやハシリドコロが群生し、ニリンソウが所々で咲いている。いいかげんに飽き飽きした頃、沢沿いにぶつかる。まだ雪が少し残っており、雪を横切ったり、沢にかかっている丸太の橋を渡ったりと、さっきまでの単調さがうそのように楽しくなってくる。沢歩きのおもしろさをちょっぴり味わった後、2:29やっと林道に出た。

いつもなら、ビールを求めて跳ぶように駆け下りる副隊長の足取りが遅い。我々のはるか後方をとぼとぼ歩いている。今回下りる武州日野駅そばには酒屋はなくビールの調達は難しそう。このせいでどうやら気力がうせてしまったようだ。しかし、なおちゃんやのんちゃんが調べた情報では少し離れた線路沿いに酒屋があるとのこと。3:50の電車に間に合うようにビールを調達せねばと希望が見えた副隊長は、スイッチが入り、我々を追い越しいつもの足取りに戻ったのである。(人間、目的を持たねばならぬと悟った次第。)

しかし!なんとその酒屋は廃業していてビールが手に入らない。もうやけくそでお花畑のクラブ湯から出て隣の蕎麦屋までビールはおあずけと、のどがカラカラのまま秩父鉄道に乗り、クラブ湯に向かう。しかし、しかし、4:10クラブ湯に着いてびっくり!隣の大村蕎麦屋が支度中ではないか。副隊長には気の毒なので、湯から出たら西武秩父駅に先に行き、そこでビールを飲んで待ってもらうことにした。

そんなこんなで、我々女子もようやくビールにありつけたのは、西武秩父駅前の蕎麦屋「えん」。山から下りて1時間半も我慢したビールの味はもう最高!その後の武州正宗も美味。やっと、癒やされた感じ。

熊倉山に登っても、もう二度と日野コースを下りてくることはないであろう。宗屋敷尾根〜日野コースは、色々な意味で、超ハードなコースであった。(by くま)


今回の参加者:副隊長、クマちゃん、のんちゃん、なおちゃん, 夜の部のみアユラシ
実働時間:6時間20分

累積登高差(+):1,234m
踏破距離:12.4km


☆ 本日の打ち上げは こんな店  Check!

☆ 打ち上げ第二弾は こんな店  Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 標高460m付近からアタック開始。
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02 更にちょっとだけ林道を進む。
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03 右側の植林は鹿用防護ネットが張られている。
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04 両神山がぼんやり見えている。
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05 イワウチワ発見。
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06 と思ったらアカヤシオも発見。イワウチワと群生域が重なっているようだ。
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07 やや色が薄いような。
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08 アカヤシオと熊倉山山頂。
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09 またタフな登り。
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09 やや下ってから・・・
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10 まさかあれでアカヤシオは終わりってことないよな、と思いつつ登ると・・・
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11 またまた現れたアカヤシオ。
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12 今までよりも色も濃いし花の数も多い。
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13 この辺りは丁度見頃を迎えたようだ。
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14 来た甲斐がありました。
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15 丸く大きい花弁がアカヤシオらしいところ。
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16 バシバシ撮ってしまう。
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17 蕾もいっぱいある。
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18 核心部はまだ先なので浮かれている訳にもいかない。
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19 とりあえずこれが見納め。
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20 現れた1,370mピークの大岩。
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21 巻いてみると岩の大きさに気が付く。
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22 巻き道は踏み跡もはっきりしている。
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23 まだまだ大岩は続く。
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24 ここを直登する人もいるのだろうか。
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25 結局、巻きだけで12分もかかった。
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26 蝉笹はもうすぐ。
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27 シラカケ岩に到着。
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28 この景色を見ながらランチ。
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29 長沢背稜は目の前。
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30 この辺りのアカヤシオはこれから。
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31 酉谷山まで行けそうな感じ。
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32 この感動を家族に伝えたい。
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33 山頂に向かう。
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34 山頂にいたベテランのご仁に撮影を依頼。
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35 日野コースを下る。
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36 これはミツバツツジ。
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37 沢沿いには雪が残っている。
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38 丸木橋も頼りなげだが、一応渡れる。
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39 何度か丸木橋を渡らなくてはならない。
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40 これもニリンソウでしょうか。
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41 沢の流れは新緑に相応しい・
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42 スノーブリッジになっているところもあった。
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43 ここでもカタクリ。
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44 林道に出た。まだあと1時間。
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45 見上げれば山の斜面の新緑に癒される。
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46 ヤマザクラと新緑と常緑樹とのコントラスト。
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47 へとへとで武州日野駅に到着。
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48 クラブ湯の隣の大むら庵本店は閉まっていた。
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49 西武秩父駅前の「えん」に入った。これは山菜てんぷら。
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50 細打ちめんが良かった。
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51 ぴんぼけで失礼!
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52 所沢「百味」へ移動。
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53 いつも乍らの安心メニュー。
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54 アユラシ、所沢までご苦労さん!
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