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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第345回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年7月19日(

行き先【中央線沿線/セーメーバン(1006.2m)

コースタイム:

JR中央線「高尾」[726]〜JR中央線「大月」[814/822]〜(タクシー2080円)〜森屋荘前[835/845]〜登山口[850]〜サクラ沢峠[913/9:18]〜鉄塔[935]〜鉄塔[950/955]〜セーメーバン山頂[1018/1028]〜大岱山[1108/昼食/1130]〜登山口[1228]〜金山鉱泉[1230/入浴/1455] 〜(タクシー3250円)〜JR中央線「大月」[1515/1521]〜JR中央線「立川」[1635]\(^0^)/


熱望していた剣岳だが、前日中止と決まった。剣岳は荒天との天気予報。メンバーそれぞれに悲喜こもごもの思いがあったのは言うまでもない。で、とりあえず高尾に集合し、中央線沿線界隈のどっかの山へ行こうということになった。電車の中で行き先を決めるミステリーツアー。本当のところ、雨は勘弁してほしいのだが、なかなか梅雨は明けず、今日の曇天もなんとも恨めしい・・・。予報によると3連休が終わると梅雨明けらしい。

 車中で副隊長、このちゃん、クマちゃんが地図を広げてあれこれ談議し、「セーメーバン〜大岱山〜金山鉱泉」に決まった。もともと展望が無い山なので、雨天で展望が期待できないことも苦にならないし、短時間で登れてゴールに温泉があるというのが選定理由であったようだ。「雨が降ったらこんな山」blog好評掲載中!

 剣岳をこよなく熱望していたアユラシは、ウエア、ガス、地図を新調し、「君の井 山廃仕込 越後の蔵秘伝  純米吟醸」を調達して万全の態勢でいたという。アユラシの今までを知っている者からすると、「地図」を買ったという意気込みは、並大抵の剣熱ではなかったことを物語っている。今日は無念の思いを背負っての山行だから柔軟体操はより入念であった(?)。 

 森屋荘前から林道を歩くこと暫くで、セーメーバン登山口の標識を発見。まずはサクラ沢峠へと向かう。広葉樹林と針葉樹林の中をゆるゆると登る。針葉樹林に入ると途端に暗くなる。副隊長が雨の日はなるべく広葉樹林を選ぶようにと言っていた意味を体感する。雨は霧雨、ほどなく止んだが、山の中の湿度は高く風もないので、ガスが立ち込めたまま、どよ〜んとした空気。こんな調子でサクラ沢峠に着いた。(ひろちゃんは以前菊丸と岩殿山からこのサクラ沢峠を経由して大月駅まで歩いたことがあったというので、今回は岩殿山からセーメーバンをつなぐ山行となった。)

 サクラ沢峠からセーメーバンまでは、残念なことに眺望のない尾根である。まさに雨の日にはうってつけ。東電の巡視路を拝借して登る。湿気が高く空気が重い。じと〜っとしているこの梅雨の時期、きのこ類には絶好の環境であるのか、今回の山行ではきのこが目についた。茶色、白と、ひときわ目を引いたのが“たまご茸”の何とも際立つ赤色。草花はなかったが、リョウブの白い花が盛りをむかえていた。鉄塔の広場がちょうどいい休憩所となり、じっとり汗をかく身体にちょうどいい給水タイムとなった。

 セーメーバンの山頂はなんの変哲もない眺望のない広場。さらに大岱山までも同様の尾根が続く。宮地山への分岐を通過し大岱山に向かう。大岱山山頂に到着。木々に囲まれ8畳ほどのスペースしかない。この大岱山の山頂下にドーナツ形に道がついているため、標識に沿って歩くとグルッと一回りしてしまうらしい。

大岱山からは一路金山鉱泉山口館を目指す。金山峠との分岐からはやや下りが急になるので、ストックを出す。湿った落ち葉と粘土質の地面で、とても滑りやすい嫌いなパターン。雨が本降りになってきたが、山口館まではあと少しだし、カッパは着ずになんとか傘をさして下る。本降りになる前に急所を終えていてよかった。川の音が聞こえてきた。この川を越えたら登山口。川の両岸に紫陽花が花盛り。やはりこの金山鉱泉に下りてくるのは「雨が降ったら・・・」の季節にうってつけということであろうか?

 紫陽花に迎えられて金山鉱泉山口館に到着。だが、残念なことに時間が早すぎてお風呂が沸いていなかった。「もう一歩も歩けない」という副隊長(ガス欠・・・ビールを飲みたくて仕方がない)。皆も同様。下の温泉までさらに30分歩く気がしない。急ぐ必要は全くないのだから、お風呂が沸くまでビールを飲んでいればいいじゃないか!おまけに、きょうはなんとアユラシ持参の「君の井 山廃仕込 越後の蔵秘伝  純米吟醸」がある。

 風呂が沸くまではちょっと自制。風呂上がりにはさらに美味しくビールと君の井をいただいた。「剣の天気は回復するんだよ。」と剣岳中止を悔やむ声が出たり、「いやいや梅雨が明けないんだから・・・」と中止が賢明だったという声も。「剣岳に自信を持ってチャレンジできるように、レベルアップしよう!」剣岳に思いを馳せながらお酒がすすんだ。 (by のん)


今回の参加者:副隊長、アユラシ、クマちゃん、ひろちゃん、このちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間5分
累積登高差(+)
踏破距離:6.7km


☆ 雨が降ったらこんな山 
☆ 本日の
打ち上げはこんな店  Check!

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 大月駅前。菊花山でも雲が懸っている。
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02 柔軟体操と音楽鑑賞を同時にこなすアユラシ。
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03 ここから金山鉱泉山口館までをひっくるめて金山民宿村と呼ぶ。3軒しかないけど。
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04 ここが登り口。
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05 ガスが懸って幻想的。
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06 登り始めはゆるゆると。
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07 あの先がサクラ沢峠。
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08 サクラ沢峠まででもたっぷり汗をかく。
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09 まるまる美味そう(?)なタマゴダケ。
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10 リョウブの花が咲いていた。
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11 こまめに給水休憩。
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12 この先しばらくは送電線巡視路と重なる。
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13 リョウブのクローズアップ。
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14 この花はなんだか不明。
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15 雨はほとんど降っていない。
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16 こういう尾根歩きは悪くない。
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17 セーメーバン到着。
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18 まだ10時20分なので、ランチではない。
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19 セーメーバン山頂の眺望はないので、こういう天気にはうってつけ。
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20 如何にもタマゴダケらしい姿。
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21 宮路山への分岐。
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22 大垈山山頂はちょっと判り難い。
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23 山から下りた後のことを考えている。
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24 金山鉱泉へ下る。
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25 コメツガの葉が伸びてきている。
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26 雨が本降りになってきた。
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27 この橋を渡れば鉱泉は目の前。
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28 登山口に到着。
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29 アジサイが花盛り。
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30 ここに来ると、いつもアジサイが咲いているような・・・。
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31 山口館到着。
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32 これから風呂を沸かしてくれることに。
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33 風呂を待つには先ずはビール。
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34 アユラシ「君の井 山廃仕込 越後の蔵秘伝 純米吟醸」を持参。
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35 誰かが注いでくれるのを待てないこのちゃん。
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36 今日の締めくくりはここにした。

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