暑い夏は、山行の行き先選びに困るのが常。暑がりの副隊長は基本的にはアルプスで避暑か、沢登りで冷水浴びか、またはクーラーの効いた自宅で昼寝しているのが好きらしい。ところが我ら山岳会のメンバーは、元バドミントン部、元テニス部など、汗かくのが好きな女子ばかり。
「梅雨が明けた〜*\(^o^)/*」
「次の山はどこ?ww」
との期待に応えて、サービス精神旺盛な副隊長。今回は「大茅尾根バリエーションの巨樹探訪から大沢山、そして数馬の湯か、檜原村の秘湯」という、低山ながら味のあるコースをひねり出してくれた。
それなのに!
休日の朝から人身事故で上野原発のバスに間に合わなくなってしまい、急遽行き先を変更。重要な選定条件は次の通り。
@駅から近く、コンパクトに登れる山で、
A沢沿いの涼しい道を通れて、
B駅前に冷えたビールを調達できる店がある。
副隊長のデータベースから候補が上がり、数十秒で決定。「倉岳山の沢沿いコースを登って早めに立川に出よう」。実は「早めに」が肝心。だって今日は昭和記念公園の花火大会の日だからね♪
倉岳山には、なおちゃんと私は2012年2月に高畑山北尾根から登ったことがある(詳しくはこちら)。ひろちゃんと、今日初参加のさいちゃんとモフくんは、倉岳山に登るのは初めてなのでワクワク。「倉岳山には来ても隣の高畑山には寄らないことが多いから、今日はどう?」と欲を出したら「ハナから却下」と一蹴。そりゃまあ、そうだよね。ただでさえこの暑さだもの。
前置きが長くなったが、倉岳山そのものは快調に登れた。もくろみどおりだ。しかし、誤算?もあった。標高900mそこそこの低山ながらとはいえ、こんなにも、こんなにも暑いとは!!(笑)沢の涼しさも焼け石に水で、本当に暑かった。
山頂での眺めは水蒸気の靄でわずか。扇山は見えたが、富士山側は手前の山並みのみ。秀麗富嶽十二景の写真の看板を見て少し心を慰めた。
何と副隊長は熱中症一歩手前。山頂でオニギリもフルーツも口にせず、皆が持っていた「保冷剤」を首に頭に当てて手当てした。おでこの冷えピタもすぐに「もう、煮えちゃった(笑)」。
さて、下山。やはり暑い。沢沿いのわずかなそよ風に束の間の幸福感を感じながら、がんばって下った。ダムの手前の「最後の木陰」で休憩しながら「ここから先は、遮るもの無しの炎天下だ。」と覚悟を決めてから、いざ、炎昼に突入。2リットル近く持っていた水も無くなり、時計は2時を回り、ヘロヘロになりながら歩き通して、やっと鳥沢駅前の酒屋へ転がり込んだ。ああ、みんな今日ほどビールが喉にしみた日は無かっただろう。
後は、副隊長のブログのとおり。終わり良ければすべて良し。ハッピーエンドの一日だった!(by この)
今回の参加者:隊長、副隊長、ヒロちゃん、このちゃん、のんちゃん、さいちゃん、モフくん、なおちゃん
実働時間:4時間10分
累積登高差(+):1017.4m
踏破距離:10.6km
☆ 本日の打ち上げはこんな店 |