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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第364回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年12月13日(

行き先【中央線沿線/杓子山西尾根

コースタイム:

JR 立川駅[643] JR 大月駅[739/751]〜富士急・富士山駅[835/845]〜陸橋[856/906]〜(西尾根)〜1P [1005/1010]〜2P[1105/1110]〜倉見山への分岐 [1200]〜杓子山山頂 [1203/1233]〜大権首峠 [1256]〜高座山山頂[1333]〜舗装道に出る[1358]〜鳥居地峠[1407]〜ペンション鉱泉閣[1443]〜タクシー(2000 円)〜翠松閣葭之池温泉[1455/(入浴 600 円)/1600]〜タクシー(1810 円)〜富士急・三つ峠駅[1615/1621] 〜(ホリデー快速富士山2号)〜JR 立川駅[1734]\(^0^)/

トレイルマップ
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毎週のように山に行っていたのに、家族の用事や仕事の都合で1か月以上山から遠ざかっていた。山に行かずにいると、気分の高揚がないせいか免疫機能が落ちて風邪を引き、おまけに身体が固くなって腰や膝に痛みが出た。気分が落ちて“うつ状態”。元気が出ない・・・。寝ても寝ても疲れが取れない。そんな踏んだり蹴ったりの1か月だった。でも、ありがたいことに鍼灸治療が効いて膝の痛みが取れて、こうして山に行くことができた。

さて、目指すは杓子山。マイナールート西尾根を行くということだが、もちろん昭文社の地図には点線もない。松浦本と先行者のブログを参考にしている。富士山駅からタクシーの運転手さんに、降車地点を説明するがなかなか通じない。不動湯方面にタクシーを走らせてもらい、「陸橋」を説明。(昭文社地図では南朝英霊神の神社の英の字辺り)「南朝忠臣藤原藤房卿墓の石碑」があると説明しても、分からないらしい。ただ、「陸橋」は理解してくれた。現地に着くと、確かに陸橋があった。タクシーを降りたところに陸橋への登り口がある。が、いきなり藪こぎ状態。とにかく登って記念撮影。石碑は見当たらない。少し登った左側に見つけた!こんなに人目のつかないところにあるのでは、運転手さんが知らなくても無理はない。

西尾根の始まりはなんとなく暗い松林だが、ほどなく広葉樹の林となり、もう冬枯れとなっている尾根はたっぷりの日差しを浴びて気持ち良く、斜度も丁度いい快適な尾根登りであった。ところどころ木々の切れ間から富士山が眺められる。1190mあたりは赤松が林立しているが、いい具合に伐採してあってドーンと富士山を眺めることができた。

送電線巡視路が出てきたあたりから少し露岩があり、山道に変化がある。125 号鉄塔を越えると、その先には急登が待っていた。下から眺めると登りが空に向かってぐ〜〜〜んと伸びている。急な斜度が同じように続きインターバルが長いので、なかなかアキレス腱が休まらない。なかなかしんどい。が、なんだかアドレナリンがバー!っと出てきて気分が高揚する。

この急登の先はようやく杓子山の山頂・・・!と2度ほど騙される。松浦本によると「1433m点で急登が終わり、台形の杓子山を仰ぐ。土留め工事が施された大ザレに出るが、これが山名由来のザレであり、富士の雄大な眺望が得られる。」とあるが、ザレている感じではなかった。「シャクシとはザレを指す」とのこと。倉見山方面北尾根への分岐を過ぎて、今度こそ杓子山の山頂であった。

杓子山の山頂からは遮るもののない見事な富士山を満喫できる。一年前にラッセルしながら鹿留山からこの杓子山に来たことを思い出しながら、年明けに企画している雲取山を眺めて、雪山を妄想する。 素晴らしい 360°パノラマ!どうぞ、写真をご覧ください。きょうは霧氷がつくほど気温が低く、おかげで、いつもならぐちゃぐちゃになっている山頂も下山道も、地面の霜が融け切らない部分があって、なんとか凌ぐことができた。と言っても写真のとおり靴の裏はどろんこになったけれど。

ハングライダーの飛び出し場まで下りてくると、もう大権首(おおざす)峠。予定ではこの後不動湯を経由してペンション鉱泉閣へと車道歩きをする予定だったが、高座山(たかざすやま)経由に変更。高座山の登りは露岩があり、変化があっておもしろい。開けたところでは杓子山西尾根の急登も確認できて満足できた。下りはずっと富士山、山中湖を眺めながら忍野村方面に下りてくる。自衛隊の演習場の広さにも驚くが、高座山の裾野あたりはすすきの草原が広がっており、他では味わえないなんとも言えない大空間を感じる。本当に広大!!!

鳥居地(とりいじ)峠から車道を歩き、ペンション鉱泉閣前で予約したタクシーに乗り込んだ。目指すは葭之池(よしのいけ)温泉。この温泉の素晴らしさについては副隊長の「本日の温泉はこんなところ」をお読みください。三つ峠駅からホリデー快速富士山2号に乗り、快適に立川へと向かう。\(0)/ (by のん)


今回の参加者:副隊長、このちゃん、アヒルちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間57分
累積登高差(+):1190m
踏破距離:9.7km


☆ 本日の温泉はこんなところ  Check!
☆ 本日の打ち上げはこんな店  Check!

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 陸橋の下の、ここが登山口。
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02 陸橋の上から。
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03 スタートから藪漕ぎ。
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04 奥に三つ峠山が見える。
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05 陸橋から富士山も望める。
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06 ここで記念撮影。ところで石碑は何処なのか・・・
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07 こんなところに発見。これじゃタクシー運転手も知らないはず。
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08 この墓石の意味は???
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09 はじめは松林。
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10 小さな命が土に還ろうとしていた。
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11 日向に出るとちょっと暖かい。
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12 富士山が見えた。
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13 山頂にはみだれ髪。
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14 標高1,090m付近。
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15 送電線巡視路の標識。
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16 向原方面に下ると思われる道が続いている。
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17 125号鉄塔に到着。
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18 歩くにはちょっと邪魔。
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19 こちらは不動湯方面への道。
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20 鉄塔の先は急勾配。
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21 ちょっと一息。
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22 急勾配はまだまだ続く。
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23 アキレス腱が伸びっぱなし。
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24 山頂はあれか。
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25 眺めが良い処に出た。
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26 富士山には相変わらず雲が懸っている。
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27 風が吹いていないと暖かい。
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28 杓子山に到着。
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29 北側の眺望。
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30 これが雲取山。
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31 こっちは大岳山。
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32 富士山は遮るものなし。
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33 北側パノラマ。
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34 南側パノラマ。
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35 御坂山塊方面。南アルプスは雪雲の中。
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36 山頂は賑わっていた。
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37 鹿留山方面。霧氷も見える。
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38 山中湖。
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39 箱根の山や愛鷹山も良く見える。
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40 富士山はとにかくでかい。
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41 御坂黒岳もひとかどの山だ。
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42 記念撮影。
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43 さて慎重に下山。
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44 例年よりは下り易かった。
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45 でも靴の裏はどろんこ。
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46 歩き易いところになった。
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47 風がなければ日溜りハイク。
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48 大権首峠。ここから高座山を目指す。
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49 あひるちゃん、つりつり中。
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50 開けたところに出た。
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51 三つ峠山は凛々しい姿。
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52 杓子山を振り返る。
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53 高座山山頂。
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54 下りはロープがあって有り難い。
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55 急傾斜だがぬかるんではいない。
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56 ススキの野原。
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57 思いのほか雰囲気がいい。
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58 このススキ原はどうしてできたのだろうか。
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59 すすき原と富士山。
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60 鳥居地峠到着。
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61 杓子山を見上げながら。
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62 葭之池温泉の休憩室。
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63 ビールを注文すると、漬物が付いてくる。
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64 左用の靴下を無理やり右に履くこのちゃん。
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65 風呂上がりの乾杯。
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66 ここは翠松閣という名前がついていた。
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67 この建物も風情がある。
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68 三つ峠駅前のうどん屋。
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69 駅舎もなかなか可愛い。
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70 ホームからも富士山。
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71 これで3週連続の富士山2号乗車。
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72 車窓からも富士山。
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73 立川駅到着。
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74 気になる鰹節専門店。
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75 今日はここで打ち上げた。

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