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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第366回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2014年12月28日(

行き先【奥武蔵/武川岳(1052m)〜伊豆ヶ岳(851.4m)〜蕎麦処「久呂無木

コースタイム:

西武池袋駅[8:05]〜所沢駅[8:31]〜西武秩父線横瀬駅[9:41/9:48](タクシー)〜一ノ鳥居[10:00/10:03]〜登山口[10:06]〜妻坂峠[10:55/11:00]〜武川山[11:30/昼食/11:55] 〜山伏峠[12:37/12:45]〜伊豆ヶ岳[13:23/13:30]〜正丸駅[14:30/14:59]〜西所沢駅[15:59]〜弘法の湯[16:11/17:00]〜やるき茶屋[17:07/18:10]〜蕎麦処「久呂無木」[18:15/20:50]

トレイルマップ
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今年最後を飾る締めの企画は、ネーミングの通り、山が第一目的ではなく、目指すは蕎麦処「久呂無木」。あくまでも山はついでであったようだが、武川山と伊豆ヶ岳をつなぐことも大きな目的である。話には聞いた「久呂無木」は、初めて。楽しみがいっぱいだ…。

西武秩父線横瀬駅に 9:41 到着。タクシー2 台に分乗し,一ノ鳥居まで行く。身支度をし、10:03 歩き始める。妻坂沢に沿って、冬枯れの雑木林の道をぐいぐいと登る。結構急登で久しぶりのなまった体にはこたえるが、小春日和の山行は気持ちいい。振り返ると、大持山・小持山、そしてその北側にはどーんと武甲山が構えている。いつも思うが、武甲山は奥武蔵の盟主ともいえる山なのに、石灰石採掘の痛々しい姿を思うと胸が痛む。

10:55 妻坂峠着。5 分休憩して 11:00 出発。ここまでは副隊長の予定時刻ぴったり。登山道はややなだらかになって一安心。途中、南側には川苔山や蕎麦粒山が見えた。北側遠方には雪の峰々が連なっているのが見える。谷川岳…?という声も聞こえたが、よくわからない。でも美しい白い頂を見ると、これからの雪山シーズンを思いわくわくしてくる。

11:30 武川山到着。この時点ですでに予定時刻より 15 分早くなった。武川岳は別名「ホウキ平」というだけあって、山頂は平らで広い。数人の登山者がいるが、休む場所にことかかない。展望を楽しみながら昼食をとる。南側には奥多摩の山々。特徴ある大岳山はすぐわかる。そのずっと後方に美しい均整のとれた山が見えた。思わず、副隊長が「富士山…?」とつぶやくが、すぐにタヌマール発動して「大山だ!」と訂正。残念ながら富士山は全く見えなかったが、改めて大山のすっきりとした美しさに見とれてしまった。 ここからは、まだつないでいない伊豆ヶ岳に向かって12:15に出発。

途中ズッキンバッコンがあるが、一気に 330mも下る。副隊長は、杉林の中の急斜面をいつもの高速で、あっという間に下ってしまう。必死に追いかけるが、2 番目を行くウッディーさんも早い。我々が目指す伊豆ヶ岳がはるかかなたに見える。台形状で岩肌が所々むきだしになっている面白い山容だ。まだまだ遠いなあとがっくりするが、とにかく遅れまいとついていく。12:37 山伏峠着。予定では 70 分かかるところが 42 分で着いてしまった。8 分間休憩し、車道の山伏峠を横切って再び登山道に戻る。ここから伊豆ヶ岳への上りは木段がずっと続く。

13:23 伊豆ヶ岳到着。山頂は岩だらけで狭く、記念写真を撮ってすぐに少し北側の広い場所へ移動し休憩。13:30 下山開始。予定より 40 分早い。副隊長の頭の中は、もはやビールが占領し始めたようでさっさと歩き始めた。地図や立札に「男坂は落石、女坂は崩壊でともに通行危険」と書いてあり、巻き道を下っていく。少し行くと男坂の一枚岩が右手に見える。けっこうな高さだ。以前から伊豆ヶ岳は人気があり男坂は大変と聞いて憧れていた。

帰ってから、本棚に眠っていた 1985 年発行のアルペンガイド「東京周辺の山」の本を読み返してみると、《伊豆ヶ岳の岩場は鎖もしっかりしているし、足場もよいので落ち着いて登れば心配するほどではないが、先行する人のいる時は落石に十分注意してほしい。》と書いてあった。たくさんの登山者でこの 30 年間にこのルートも随分荒れたのだろう。

ここからは、下りが苦手というのりちゃんが副隊長のすぐ後ろに着いて下りていった。最初のりちゃんはみんなの後からついて行くと辞退していたが、果たしてその特等席の効力を肌で感じたようで、「副隊長の後はこんなに歩きやすいとは思わなかった…。」と感動していた。「そうでしょう、そうでしょう…。」と副隊長の技術を習得したヒロちゃんが隣でうなずく。

14:30 正丸駅に到着。予定より、なんと 70 分も早い。1 本前の電車には少しのところで間に合わなかったが、正丸駅売店でビールでのどを潤すことができ、満足。14:59 発の秩父線に乗り、西所沢の弘法の湯を目指すが、ここからがまた長かった…。

弘法の湯に 16:11 に着く。湯でさっぱりした後 18:00 開店、料理は 18:15 からという蕎麦処「久呂無木」まで、近くの「やるき茶屋」にて 1 時間ほど待機する。つまみはあまりお腹に応えないものを注文し、ぐびっと飲みたいビールもびん 4 本(3 本だったか?)で我慢し、ひたすら時計をにらむ。ようやく 18:10!脱兎のごとくさっさと会計を済ませ、念願の「久呂無木」へ駆け込む。思いがけず奥の小上がりを独占でき、あとは利き酒大会となった。大いに盛り上がったのは、言うまでもない。今年最後の山を飾るにふさわしい締めの処であった。 (by くま)

今回の参加者:隊長、副隊長、ウッディーさん、くまちゃん、このちゃん、のりちゃん、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間42分
累積登高差(+)958m,(-)1178m
踏破距離:9.9km


☆ 山から下りたらまずはこんな店  Check!
☆ 本日の銭湯はこんなところ Check!
☆ 打ち上げはこんな店  Check!

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 一の鳥居から出発。
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02 崩れた部分はちゃんと仮設の橋ができている。
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03 背後の山は武甲山。
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04 妻坂峠に到着。
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05 今日は移動性高気圧に包まれているので、雪山が見える。
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06 武甲山。
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07 谷川連峰のクローズアップ。
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08 大持山へ続く尾根。
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09 武川岳へちょっと険しい登り。
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10 冬枯れの明るい尾根道。
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11 武川岳山頂は日溜り。
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12 丹沢の大山と奥多摩の大岳山が並んで見える。
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13 結構、ハイカーがいた。
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14 風が無いので暖かい。
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15 記念撮影。
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16 天狗岩コースって上級者だった?
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17 気持ちのいい下り。
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18 行く手に伊豆ヶ岳が見えてきた。
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19 山伏峠からの登り返しがやや憂鬱。
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20 関八州見晴台は何処だろうか・・・。
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21 これも鹿除け柵?
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22 山伏峠に到着。
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23 日溜りでひと休み。
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24 こちらが伊豆ヶ岳への登り口。
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25 木段の急こう配。
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26 縦走路に出た。
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27 伊豆ヶ岳山頂到着。
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28 伊豆ヶ岳の山名由来。
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29 山頂直下の広場。
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30 関東平野の眺めはそれなりだが・・・
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31 あとはビールのことしか考えられない。
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32 男坂直下。
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33 落ち葉の道を駆け下る。
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34 必死に下るのみ。
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35 途中、こんな処もあった。
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36 車道に出た。
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37 正丸駅に到着。
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38 これを待ってました。
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39 久呂無木を通り過ぎて弘法の湯を目指す。
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40 途中、マンホールも取材。
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41 こちらが弘法の湯。流石に登山客は少ない。
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42 漸く久呂無木で酒にありついた。

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