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「いぃDay!」山岳会日本支部   


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第368回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2015年1月10日()〜11日(

行き先【奥秩父/雲取山(2017m)

コースタイム:

1日目〉
西武池袋駅[615] 〜(準急飯能行)〜飯能駅[711/19]〜西武秩父駅[809/813]〜(タクシー12,400 円)〜三峯神社駐車場[908/922]〜奥宮の鳥居入口[942]〜二股桧[1005]〜炭窯跡[1020/1025]〜地蔵峠[1055]〜(アイゼン装着)〜霧藻ヶ峰 [1118/1123]〜お清平[1135]〜前白岩の肩[1205]〜前白岩山[12 49]〜P[1300/1307]〜白岩小屋[1316]〜白岩山[1345]〜(芋ノ木ドッケ巻き道)〜大ダワ[1430]〜雲取ヒュッテ[1450]〜雲取山荘[1500]〜夕食[1730]〜消灯[2100]\(^0^)/
〈2日目〉
起床[445]〜朝食[530]〜出発 [615]〜雲取山山頂[645/655]〜奥多摩小屋[735]〜七ツ石山[818/840]〜七ツ石小屋[905]〜1P[940/945]〜2P [1010/1025]〜3P[1040/1045]〜鴨沢BS[1140/1223]〜(バス)〜熱海BS [1240]〜丹下堂[1245/(入浴)/1445]〜倉戸口BS[1456]〜(バ ス)〜JR奥多摩駅[1513/1526]〜(ホリデー快速おくたま2号)〜JR立川駅[16 29]\(^0^)/

トレイルマップ
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〈1日目〉
 昨年に計画した雲取山は2月の大雪で中止となり、1年越しの期待が否が応でも盛り上がり、当日の朝を迎えた。

今回は「女性の為の登山セミナー」、講師は副隊長、参加者は生徒である。事前に課題(山小屋の予約、タクシーの手配、会計係、エスケープルートと現地の雪の具合の調査、非常食も含めた食料計画立案、登山計画書の提出など)を与えられてそれを完璧?に仕上げての出発である。直前にアヒルさんが体調不良により参加できなくなったのは残念であった。

 西武秩父駅から三峰神社までは1時間以上かかる。つづら折りの山道を登っていくタクシーの窓からは真っ青な空が見える。到着した神社の駐車場は車数台が止まっているだけで人っ子一人いなく、サンサンと朝の日差しが降り注いでいた。そして前方にはこれから登る雲取山がくっきりとその姿を見せている。「遠いな、5時間かかるわけだね。」と会話しながら歩きだす。

 広い道路のすぐ左の石畳(一部凍っていた)を通り針葉樹の中、鳥居をくぐると登山道が始まる。ところどころに案内図や道標が整備されているので歩きやすい。炭焼き平の分岐を過ぎたあたりから傾斜がきつい登りになってくる。地面はツルツルに凍っている場所が多くなりアイゼンを装着する。(皆、事前に練習しているのも関わらずすばやく付けられず。冬山の経験不足を露呈してきっと講師はこの先の行程に一抹の不安を抱いたに違いない。)

 樹木の間からは両神山、そのずっと奥には雪をかぶった浅間山が小さく見え隠れする。秩父宮両殿下のレリーフを通り過ぎて霧藻ヶ峰の休憩所に到着する。テラスのある洒落た建物で、中から出てきた管理人さんに「完全装備ですね」とお褒めの言葉を頂く。隊列は講師の指示でのりちゃん、靴とアイゼンの噛み合わせが今ひとつのくまちゃんが3番目に上がり、ひろこ、このちゃん、のんちゃん、なおちゃんで登って行く。お清平からは急登で前白岩山までは黙々と歩く。ツガやシラビソの原生林が続く。さっき見えていた浅間山はもう小さくなくて両神山の上に大きくど〜んと見える。かなり高度が上がったことを実感する。白岩小屋(閉鎖中)を通過して白岩山を目指す。

 白岩山山頂からすこし下ったところが芋の木ドッケへの分岐である。講師から「ここが往路の核心部、注意深く行きましょう。」と指示が飛ぶ。西側斜面のトラバース道を下るが、道幅が狭く雪や凍っているところや木段があり一歩一歩注意が必要である。(あとから、巻き道を行くより芋の木ドッケに登って下りて通過する方がよっぽど安全、ここから滑落したら間違いなくさようならになる、と聞く。そんな場所です。)

ここを無事通過して傾斜がゆるくなり大ダワに着く。緊張していたせいなのか体は冷えているのに喉が乾く。「水飲んだらすぐに出発」男坂を登ると雲取ヒュッテ(閉鎖中)が見えてきた。あともう少しの頑張りだ。そうこうしていると黄色いテントが現れて、その先に雲取山荘が見えた。着いたぁ!ちょうど15:00、太陽はまさに向こうの原生林に落ちようとしていた。

 アイゼンを外して山荘の戸を引き中に入る。ほっと息を吐く。指定された部屋は冷えきっていたが、真ん中に小さいこたつがありそこに足を入れて暖められることは何にも代え難い嬉しさであった。皆が無事に山荘に着けたことに乾杯してあとはいつもの酒宴となり、大盛り上がりとなったのは云うまでもありません。(byひろ)

〈2日目〉
5:00起床。5:30からという食堂の前は既に長蛇の列。朝食後、あわただしく用意を済ませ、外に出ると、キーンと身が引き締まるような寒さだ。当然、外は真っ暗だがよいお天気。東の空が明るくなってきており、遠く東京湾方面の街灯りが見える。アイゼンを付け、ライトを点灯し、6:15には出発。

空には光る月。暗闇のやや急な雪道を一歩一歩踏みしめ、登っていく。前を行くクマちゃんの体調が気になる。途中、後方からガイドの人の声。団体が同じように山頂を目指している。

6:45、いよいよ2017メートルの山頂に到着。「やった〜!!」さすがに東京の最高峰。一気に眺望が広がる。到着と同時に朝日が昇り、周囲の山々がほんのりピンク色に染まる。遠くには東京湾・房総半島も見える。出迎えてくれた美しい富士山が「よくがんばったね。」と、讃えてくれているようだ。団体も到着し、山頂は混雑。山頂にゆっくり留まることなく、「山の人混みは嫌だ。」という副隊長は既に出発を始めた。「あ〜。もう少し眺望を楽しみたいのだけれど・・・。」と思いつつ、あわてて後を追った。

山頂避難小屋を過ぎ、飛龍山、大菩薩、富士山の大パノラマを横目に見ながら歩く尾根道は気持ちがいい。山々の景色に見とれ、つい前をあけてしまい、あわてて副隊長の後を追う。北斜面ほど雪は付いていないが、日陰はアイスバーンの斜面もあり、アイゼンをつけていても滑りそうで怖い。最後の登り、七ツ石山の雪道の登りを登り切り、8:20、七ツ石山山頂到着。山頂には6人ほどのグループがいたが、空いており、のんびりコーヒータイムとなった。七ツ石の下で待機していると言っていたクマちゃんも、山頂では回復してきたようで、ひと安心。

8:40、当初の予定を変更し、山頂でアイゼンを外し、鴨沢方面へ下山開始。しかし、日陰の斜面は凍っているところが何ヶ所かあり、再びアイゼンを装着。これだけ何回もアイゼンを付けると、徐々に慣れてくる。しかし、慣れてきたと思ったその直後、何でもない道で足をとられ、転倒。歩き方が悪かったようだ。油断は禁物である。

アイゼンを外した後は、緩やかで単調な道をひたすら下る。「こういう道は眠くなるんだよね。」と副隊長。途中、多くの登山者とすれ違う。9:40の1回目の休憩で10:32のバスには到底間に合わないと判断し、時間調整のため、10:10再び2回目の休憩をとる。15分の長めの休憩はなんと、いぃDay! 山岳会始まって以来らしい。

下山を続け、11:40、無事、鴨沢バス停に到着。12:23の奥多摩駅行きのバスに乗り、熱海バス停で途中下車。鶴の湯温泉・丹下堂へ向かい、入湯。ゆっくり疲れを癒した後は、14:56倉戸口バス停から上車。15:26奥多摩駅発ホリデー快速に乗り、16:30立川下車。北口駅前の「玉河」で打ち上げとなった。

副隊長の心労を思うと、こうして無事に下界にたどりつけたのは、副隊長や皆のお陰である。「足の運びは丁寧に」と深く心に刻み、帰路についた。        (by のり)

今回の参加者:副隊長、くまちゃん、のりちゃん、このちゃん、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+) 1839.5m=1325.4km+514.1m   
踏破距離: 21.8km=9.4km+12.4km

☆ 日帰り温泉はこんな所 Check!
☆ 打ち上げはこんな店 Check!
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
 Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 三峰神社駐車場から雲取山を望む。
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02 こちらは和名倉山。
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03 駐車場には多少車が止まっている。皆、雲取山か?
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04 出発前の記念撮影。
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05 日蔭はジンジン冷える。
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06 休憩は日溜りに限る。
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07 滑りそうなのでアイゼン装着。
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08 天気は良好。両神山の奥に浅間山が見える。
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09 雪は少ない。
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10 サルオガセがちょっとあった。
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11 前白岩山の登り。
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12 日向に出るとちょっと暖かい。
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13 前白岩山に到着。
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14 浅間山が両神山の上に見えるようになった。
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15 白岩小屋。
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16 白岩山到着。
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17 ここが本日の最高点。
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18 雲取山がだいぶ近くなった。
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19 芋ノ木ドッケのトラバース。
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20 アイゼンワークは慎重に。
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21 奥秩父山塊。
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22 大ダワ。
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23 旧雲取ヒュッテ。
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24 雪はかなり乾いてきた。
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25 芋ノ木ドッケと白岩山を振り返る。
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26 雲取山荘が見えた。
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27 とにかくビール。
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28 夕食はやっぱりハンバーグ。
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29 さて呑み直すかい?
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30 朝5時。まだ街の灯りが明るい。
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31 もうすぐ朝食。
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32 鮭の塩焼で朝ごはん。
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33 だいぶ東の空が明るくなってきた。
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34 街の灯りも暗くなってきた。
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35 出発の準備。
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36 今日も元気に出発。
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37 出発で慌ただしい小屋前。
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38 まだヘッドランプが必要。
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39 雲取山山頂到着とほぼ同時に日の出。
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40 大菩薩嶺(左)と飛龍山。
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41 よく見ると、東京湾の先の房総半島から陽が出ている。
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42 朝焼けの富士。
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43 富士は絵になる。
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44 山頂は大混雑。
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45 山頂パノラマ。
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46 丹沢と富士。
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47 記念撮影。
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48 さて下山。
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49 南側の雪は部分的。
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50 山頂避難小屋からの富士。
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51 有明の月。
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52 天平尾根と大菩薩連嶺と富士。
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53 眺めが良くて気持ちいい尾根。
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54 飛龍山の右に、国師ヶ岳と甲武信岳が見えている。
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55 カチカチに凍っているところもある。
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56 くまちゃんのアイゼン調整中。
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57 全然雪が無いところもある。
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58 奥多摩小屋。
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59 七ッ石山の登り。
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60 日蔭はやっぱり寒い。
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61 七ッ石山でコーヒーを沸かす。
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62 幸い風は弱い。
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63 雲取山はもう遠くなった。
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64 富士山も見納め。
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65 出発するよ。
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66 石尾根を行くパーティを見送って、我々は鴨沢へ。
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67 やっぱりアイゼンを着ける。
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68 七ッ石小屋も変わっていないようだ。
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69 日溜りでまた休む。
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70 暖かくなると眠くなる。
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71 電波が入るのでスマホチェック中。
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72 下界も近い。
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73 鴨沢バス停前。
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74 こんな店があったが、ちょっと我慢。
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75 バス停にはかなりの列ができている。
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76 熱海BSで下車。
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77 マンホールチェック中。
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78 丹下堂到着。
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79 丹下堂からの奥多摩湖の眺め。
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80 小河内ダムと六ッ石山。
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81 今日の〆はここにした。
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82 中央線人身事故の復旧待ちはここ。

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