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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第404 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2015年9月26日(

行き先【中央線沿線/日影雁ヶ腹摺山(岩崎山)(1155m)

コースタイム:

JR高尾駅[801](甲府行)〜甲斐大和駅[904/910]〜(タクシー2440円)〜林道終点[920/925]〜稜線に出る[955]〜やぶ漕ぎ状態〜林道横断[1030]〜ナントカ乗越的なところ[1045]〜雲母山山頂 [1055/1100]〜林道へ[1113]〜尾根登り口[1130]〜日影雁ヶ腹摺山(岩崎山) [1147/(昼食)/1210]〜岩崎山前山[1243]P1257/1300]〜鉄塔[1325]〜高速道路脇[1335]〜鶴瀬橋[1340/1405]〜(タクシー2160円)〜天空の湯[1415/(入浴610 円)/1517]〜(タクシー730円)〜JR勝沼ぶどう郷駅[1522/1538]〜大月駅[1609/1613]〜高尾駅 [1656] \(^0^)/

トレイルマップ
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“甲斐大和駅の南側にある、中央高速の上に聳える岩崎山は別名「日影雁ヶ腹摺山」。つまり第4の雁ヶ腹摺山に行こうというプランです”という触れ込みに誘われて参加。雁ヶ腹摺山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、笹子雁ヶ腹摺山が名の通った3つの雁ヶ腹摺山だが、日影地区にあるこの岩崎山を誰が日影雁ヶ腹摺山と名付けたのだろう?あるブログでは「雁ヶ腹摺とは、鳥道となっているタルミをいい、その近くの頂が山名になった。甲斐大和駅南西、日川を隔てた岩崎山を日影雁ガ腹摺山というのは、納得がいかない。どこを鳥は越えたのか。」と手厳しい意見もある。この4つ目の雁ヶ腹摺山にメジャーな登山ルートはなく、松浦本「静かなる尾根歩き」を参考にバリエーションルートを行く計画である。昭文社地図を見ても、どこが登り口になるのやら、どこを辿れるのやらさっぱりわからない。今回もただひたすら副隊長の後をぴよぴよ付いていくのみだなと地図読みを諦めた。

いつも通り、なおちゃんがタクシーの予約を入れてくれたが、受付の方に行先を説明してもどうしても理解してもらえず、「運転手さんに説明して!」ということだったらしい。顔なじみのタクシーの運転手さんに行先を告げ、地図で説明するが、どこまで行けるかわからないとの返事。酔狂な者たちに付き合いきれないと、「ブドウ狩りで忙しいんだよ〜」と冗談をこぼす。林道の先でUターンできるのかわからないような石ゴロゴロの細い道を進んでいると、先に行くのを躊躇する運転手さんの気持ちがわからぬでもない。「この辺で・・・」と言われて素直に下車する。と、そのほんの少し先は本当の行き止まりだった。「奥まで連れてきてくれてありがとう」とお礼を言う。

林道の終点の左下に沢が流れている。その沢を渡って尾根に取り付く。いきなりの急登。四つ這いになってガシガシ登る。15分くらいよじ登る。ふー。初っ端から全力!一旦傾斜が緩んで稜線歩きとなり、汗を落ち着かせる。雑木林は只今キノコが真っ盛り。足元には茶色、薄茶色、オレンジ色、黒いもの。形も大きさもさまざまで、椎茸やシメジのような形だったり、舞茸かきくらげのようだったり。キノコは香り、味や歯ごたえを楽しめて、秋の代表的な味覚であるが、この目の前にあるいっぱいのキノコのうち、どれが食用なのかはさっぱりわからない。キノコ採り名人は大したものだな〜と思う。きょう初めて出会った黒いキノコはまるで熊のう○○のようだった。

傾斜は緩んだが、今度は真剣なやぶ漕ぎだ。掻き分け掻き分け進む。先頭の副隊長はきょうも蜘蛛の巣と格闘。

林道に出た。GPSで現在地を確認すると、地形図には出ていない林道とのこと。副隊長は尾根道を忠実に辿ることを選択。だが、しばらくやぶ漕ぎをすると再び林道に出た。雲母山南の峠、ナントカ乗越と言える辺りから雲母山への尾根を登る。赤テープの目印がなくわかりづらい。

雲母山直下から暫しの登りで山頂1213.9mに到着。手書きの木片標識がありがたい。標識のおかげで山頂と確認できたが、眺望はないし、ピークという感じがしない。これから雲母山の西斜面を強引に下り、林道をショートカットしながら、岩崎山への尾根へと向かうとのこと、いざ出発。

方向を定め、道なき道をひたすら進む。開けたと思ったら案の定(笑)林道の切通だった。崩れやすい法面を何とかしのいで下りた。このあと、林道をどんどんショートカットする。もう道はさっぱりわからない。副隊長はGPSを確認しながら方向のみで突き進む。岩崎山への尾根の登り口を確認。赤テープがあるわけでも、もちろん標識があるわけでもない。

尾根道に入って20分ほどで岩崎山1150.5mに到着。穏やかな表情の山である。桧を中心とした針葉樹とコナラなどの広葉樹がほどよく混じっている。木々の間から甲斐大和方面の景色が広がっている。昼食を摂りながら、下山ルートを確認する。

岩崎山から北へ、1014.1mが岩崎山前山。そこから、中央高速道路下り線のトンネルの上を下り、上り線の下をくぐって、橋を渡って20号線に出るとのこと。

岩崎山からの下りはいきなりの急下降。こんなに下ってしまって岩崎山前山への登り返しがどんなに厳しくなることか〜とゲンナリするくらい。が、岩崎山と岩崎山前山との標高差は約140mあるので、急登は山頂直下のみで比較的楽に歩けた。岩崎山前山に到着。が、なんと手作りの標識に1213.7mとある。いくらなんでもこの標識は間違いでしょう!(副隊長談)

さあ、一路高速道路へと舵を切る。とにかく下る。下る下る下る下る。それがなんとも脆い土で滑りやすい。この結構な長い急斜面を登るのは絶対にいやだなと思う。木の幹を手掛かりにして、まるでスキーのスラローム(回転競技)のように下りていく。突然木の間に電柱が現れた。連なる電柱に沿って更に下る。そう言えば松浦本のルートではテレビ中継所とあったが、それはどこだったのかしらねと言いながら、さらに下る下る下る。木々の間から高速道路が見える。もうすぐ鉄塔だ。実は、電柱が途切れたあたりで、踏み跡は左の方へと道がついていた。が、そちらに行かなくて正解だったと、下山してからわかった。

副隊長は方向をGPSで確認し続けているので、スマホが土埃にまみれている。そのおかげでルートを間違わないで、鉄塔に辿り着けたのだ。鉄塔から眼下に高速道路がはっきり見えている。下り線の上を踏み越えて上り線をくぐる道に出なければならない。鉄塔があるのだから巡視路があるはず・・・と思ったがない!金網がはりめぐらされた脇を慎重に下り、ようやく一般道が目視できたのでがむしゃらに急斜面を下る。がむしゃらにがむしゃらに・・・。ふー、おもしろかった!(笑)

高速道路脇の一般道に出た。無事下山。鶴瀬橋の下は素晴らしい渓流。川は結構下を流れており、橋げたが高い。上を見上げれば高速道路と山、鉄塔が見える。あそこからよくぞ下りてきた!と自分たちを褒め合う。前述したが、もし登山道を左に行っていたなら、高速道路管理のコンクリート壁のはしごを下りてくることになっただろう。「危険行為をしている登山者がいます!」と通報されたかもしれない。はしごの入り口に鍵がかかっていたかもしれない。さすが副隊長、左に行かなくてよかった!

鶴瀬橋までタクシーを呼び、そのまま天空の湯へ。露天風呂からの素晴らしい眺め、いつ来てもいい。今日は南アルプスの山々は雲の中だったが、眼前に甲府盆地を臨む解放感は実に気持ちいい。風呂上りのビールをグビっとやって、山の〆。ここから先は副隊長のブログをどうぞ。

久しぶりのバリバリバリエーション!副隊長なしではもう2度と来られないだろう。最高に楽しかった!!!  (by のん) \(^0^)/

今回の参加者:副隊長、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間44分
累積登高差(+):645m
踏破距離:6.9km
 

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〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 タクシーを降りたところ。雨は降っていない。
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02 まさにここが林道のドン詰まり。
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03 沢へ下りる。
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04 沢に挟まれた正面の尾根を登ることにした。
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05 取り付きはこんな感じ。
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06 急こう配である。
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07 何とか登れそう。
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08 転げ落ちないよう・・・。
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09 さっきの沢が下に見える。
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10 久しぶりにアキレス腱がヒーヒー云っている。
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11 傾斜は多少緩んできた。
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12 ちょっと一息。
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13 赤テープあり。
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14 ハナビラタケ、でしょうか。
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15 標高1,050m付近。
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16 葉っぱがちょっぴり色付いている。
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17 ガマズミ、かな。
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18 標高1,150m付近。
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19 京戸山からの尾根にかかったところに林道。地形図にはない。
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20 一応、林道ではなく尾根を忠実に行こう。
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21 ウメモドキ?
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22 雲母山の南側に林道。
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23 林道が雲母山南側の峠を乗越すところ。
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24 ナントカ乗越って言っても良さそうだ。
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25 雲母山直下の登り。
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26 雲母山到着。
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27 証拠写真。
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28 静かな山頂だ。
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29 林道の法面を強引に下る(落ちる)。
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30 慎重に下る。
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31 雲母山からショートカットしたらここに出た次第。
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32 林道の九十九折りもショートカット。
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33 林道から尾根に上がるところ。
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34 ここを上がれば直ぐに尾根。
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35 この林道はどこまで続いているのだろうか。
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36 標高1,110m付近はフラット。
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37 鹿が齧ったのだろうか。
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38 岩崎山(日影雁ヶ腹摺山)到着。
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39 ここも殺風景な山頂。
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40 ともあれ昼食。
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41 一応、記念撮影。
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42 甲斐大和方面が見えた。
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43 がくっと下る。標高1,050m付近。
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44 この辺りは広葉樹林で明るい。
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45 この標高はいくらなんでも間違っている。
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46 電柱に沿って急降下。
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47 だいぶ下界が近くなってきた。
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48 送電線の鉄塔。
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49 向こうは笹子あたりの山。
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50 何とか急降下は終了。
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51 サルビアの一種だとか。
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52 上に鉄塔が見えている。あそこから一直線の下りだった。
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53 あれが岩崎前山だろうか。
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54 クロハナビラタケ、と云うらしい。
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55 シモバシラ。
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56 高野箒。
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57 ここで汗を流した。
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58 勝沼ぶどう郷駅は賑わっている。
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59 団体専用列車がやってきた。
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60 いつか乗ってみたい。
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61 上手い具合にテーブルが一つ空いていた。

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