「いぃDay!」山岳会日本支部
第410 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告
2015年11月7日(土)
行き先【奥多摩/オロセ尾根〜タワ尾根・ウトウノ頭(1587.9m)】
コースタイム: JR新宿駅[6:46](ホリデー快速おくたま1号)〜JR奥多摩駅[8:21/8:25]〜タクシー〜八丁橋[8:52/9:00]〜オロセ尾根取り付き[9:24]〜1P[9:47/9:50]〜2P[10:30/10:35]〜篶坂ノ丸[11:05]〜ウトウノ頭[11:40/昼食/11:53]〜篶坂ノ丸[12:20]〜3P・金袋山[12:35/12:40]〜4P・一石山[13:10/13:13]〜日原鍾乳洞売店[13:48/14:15]〜東日原BS[14:35/14:50]〜バス〜奥多摩駅[15:20]〜玉翠荘[15:25/16:00](入浴料750円)〜天益[16:05/16:40]〜奥多摩駅[16:57](ホリデー快速おくたま6号)〜立川駅[17:56]
オロセ尾根から、名前に惹かれた「ウトウの頭」に登り、真っ盛りの紅葉のタワ尾根を下った。今回は地図とネットで予習・復習をしたが、今日ほど見事な紅葉の写真の投稿は無かったような気がする。 さて、いつもの時間に新宿に到着(6:30)、今日はホリデー快速おくたま1号に乗る。奥多摩駅は紅葉を楽しみに訪れる登山客でいっぱいである。我々は予約のタクシーを利用し、紅葉の山里を楽しみながら、八丁橋で下車。(時間短縮を計った)八丁橋(9:00)出発。「車進入禁止」を潜り、続く林道を進む。朝日に紅葉が映えている。東京都水道局が整えた木の階段をお借りして、石積の壁を登り、オロセ尾根に入る。(9:30) 篶坂ノ丸(1456m)に11:00到着、3人のシニアメンズ隊が昼食の準備中。御挨拶。この辺りは葉が落ちて、馬酔木の緑の葉が目立つ。冬枯れの景観。タワ尾根まで到達してほっとしたが、ゆったり歩きは禁物である。目的地ウトウの頭へなだらかな尾根をさらに30分、100mの高度を上げる事になる。副隊長は天候の変化を考えながらペースを速めて進んでいく。『ここで、副隊長からの距離を縮めなきゃだめよ』とひろちゃんに背を押され、副隊長を見失わないように尾根を早足で進む。 ウトウの頭手前で岩場。左に迂回せず、手足を上手く使って岩場を直登して超える。ウトウの頭 (1,587.9m)に到着(11:40)。これが、有名な善知鳥(ウトウ)のプレートか・・・、上手に作ってある。15分ほどの昼食で、我々はタワ尾根を下山する。(朝の陽射しは無い。西側、東側とも尾根に雲がかかってきているのが見える。)下山途中で、レディースペアと2人の単独行男性とすれ違う(季節柄、人気のコースのようだ。酉谷山避難小屋まで行くのだろうか…)。 下りは登りの時と周辺の見え方が違ってくる。この辺りに篶坂ノ丸の標識があったはずだと思いながら、木と一体化している為か、見過ごすところであった。(「篶坂ノ丸」山頂標識をバックに記念撮影、12:20)タワ尾根を南東に、金袋山(1325m)(12:40)、人形山(1175m)、一石山(1007m)(13:10)、一石山神社(13:30)へと早いペースで下山する。金袋山(1325m)から人形山の途中では、予習にあった写真の熊棚みたいな、寄生木を発見。倒れたミズナラの巨木を探すが、特定できず、残念。(大型の木がところどころに倒れている) 人形山周辺から一石山まではやはり見事な紅葉の中を歩き、所々から鷹ノ巣山、八丁山が見える。広めの尾根で、落ち葉で踏み跡が見え難いので、コースを外さないように要注意。(過去に下山でルートを見失った例もある…ネット参照。地図・磁石・周辺の山様を読もう。迷ったら元に戻ろう。) 迷い入りそうなところには、黄色のナイロンロープで進入禁止の表示(2ヶ所)が整えられている。… 確かに地図を見ると、人形山の広い尾根から東へ、小川谷へ向かう支尾根がある。その支尾根との間は、急な深い谷となっている。谷の下まで見事な紅葉なのだが、注意、見とれて落ち葉で足を滑らさないように! 一石山から最後のがんばり所である。杉の植林帯や岩場の急斜面を下る。山の名前が示す通り、岩の間を下りて行く。杉林の向こうに「燕岩」。一石山神社到着。(…今日は、登り・下りともメンバーのペースに付いていけて、ほっとした。) 日原鍾乳洞売店でビールをいただく。… これから、東日原バス停まで歩き、バスで奥多摩駅へ向かう。駅前の天益で鹿肉を味わうつもりであったが、紅葉シーズンで猟禁止との事…山を守る人たちに従おう。(by 和尚) <ご参考> ウトウ(善知鳥)の頭の謂れ を調べてみた。 ウトウは海鳥である。北海道天売島が世界一の繁殖地として知られている。奥多摩の山に、なぜ、『ウトウの頭』と名前がついたのか。・・・以下、「井手敏博の日々逍遥」より引用、また、そこに投稿のあった黒田正雄さんのご意見。 <井手敏博様情報> 「ウトウの頭のカシラというのは沢の頂を意味します。ウトウ沢の頂がウトウの頭ということになります。ウトウ沢はタワ尾根の西、孫惣谷側の沢の名前です。謡曲の『善知鳥』はご存じですか? あれは猟師が地獄で苦しめられるという内容でしたね。そのように猟師が難渋して苦しめられる沢というので、善知鳥沢というようになったそうです。おおかた村の故老あたりが言い出したことではないでしょうか。学があったんですねと言われますが、昔はラジオもテレビもないんですから、謡曲とか存外みんな知っていたんじゃないでしょうか。日原はこの頃できた集落じゃなくって、かなり古い歴史をもってますよ。修験道や山伏にまつわる話も伝わっていますしね」 ただし「本当にそうか?」といわれると断定はできない、そう考えるのが妥当だろう。奥多摩の地名に関する名著といえば、宮内敏雄『奥多摩』(1943年 百水社 復刻版あり)であるが、その本にも載っているのではない。いくつかの文献とかにもあたって総合的に判断したとのこと。 <黒田正雄様 投稿 2015年9月8日 > (近い日日!) ウトウ 実働時間:4時間39分 累積登高差(+): 踏破距離:km ☆ 山から下りたらこんな所 ☆ 日帰り温泉はこんな所 ☆ 打ち上げはこんな店 ☆ 打ち上げ第二弾はこんな店 |
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