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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第413 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2015年11月28日(

行き先【愛鷹山・越前岳(1504.2m)

コースタイム:

小田急線新宿駅[6:45](あさぎり1号)〜JR御殿場駅[8:31/8:30](十里木行バス)〜十里木BS[9:13/9:23]〜展望台[9:40]〜馬ノ背見晴台[10:02]〜1P[10:16/10:19]〜越前岳[11:00/11:27]〜鋸山展望台[12:05]〜黒岳展望広場[12:35/12:40]〜山神社[13:10]〜愛鷹山登山道BS[13:26/13:54]〜大野路BS[14:10/15:05]〜御殿場ビール〜JR御殿場駅[17:56](あさぎり6号)〜小田急線新宿駅[19:29]

トレイルマップ
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今日は富士山の南南東に位置する愛鷹山、その一番富士山に近い北側にある越前岳(1504M)へ登る。

新宿駅から特急あさぎり1号でJR御殿場駅に8:20に到着する。バスに乗り換えて終点の十里木まで約40分ちょっと。今日は快晴。すでにあさぎりの車中から雪をかぶった(まだ少なめ)富士山がくっきりと見えていた。もちろんバスからも大きな富士山が常に右前方に見えている。路線バスは別荘地を抜けて富士サファリパークに停車、お客さんは年配の男性が一人降りただけ。家族連れはマイカーでの来園がほとんどのようである。愛鷹山登山口。ここでアベックと男性一人下車、帰りはここに下りてくる事になる。我々はもう少し先の十里木(終点)でバスを降りる。

車道を10分程歩いた所に駐車場があり、沢山の車が止まっている。ここが出発地点だ。展望台まで木段を登る。これが延々続いている。だが後ろを振り向けば何も遮るものがない富士山、手前に広がる別荘地やゴルフ場が見える。山梨側からの富士山を眺めることが多いので、これだけはっきりと宝永火口を見られるのはめったにない。大きな火口が口を開いて爆裂のすごさを感じる。北の稜線に目を凝らすと、うっすらと雪をかぶった光(てかり)岳、小河内岳、聖岳、赤石岳が見える。

展望台からは登山道を登っていく。約120分。すっかり葉を落とした樹林帯は明るく、気持ちのよい登りが続く。高度を上げた為か、富士山の裾野の遥か向こうに北岳がうっすらと見えた。

越前岳の山頂にはあっけないほど早く着いてしまった。山頂は意外と人がいる。ただここは正式の山頂ではないそうで本物は眺望がないそうだ(副隊長談)。登山者の強い期待感(山頂から富士山を眺めたい)から要望が多くて、ここに標識を立てたのかどうかはわからないが越前岳の道標が2つもある。ここからは富士山はもちろん、駿河湾が望める。伊豆半島も見えている。富士山と海が眺められる、人気のスポットかもしれない。お昼&写真撮影&ゆっくりとコーヒータイム。

さてそろそろ下山。50銭紙幣、1938年の「富士山」撮影地を通過、右手に鋸岳(ギザギザ峰 立ち入り禁止)と位牌岳を見ながら下りる。登ってくる団体やグループとすれ違う。予定より時間が早いので黒岳展望広場と富士見峠をピストンする。展望広場からの富士山はすこし雲がかかってる。「俗」の下界サファリパークからのアナウンスがガンガン耳に入ってくる。富士山の眺めは抜群だがとても「聖」に浸ってはいられない。

富士見峠からはひたすら両足を動かして下る。バスの時間までまだたっぷりあり何も急いで下りなくてもと思うが、どうにも引率者の体に染み付いてしまっているようだ。林道にてバスを待つが日影で気温も低いのであろう、だんだん薄ら寒くなる。今から向かう日帰り温泉大野路はほろほろ鳥の料理があるそうだが、ほろほろ鳥ってどんな鳥?すかさずアヒルさんとのんちゃんが検索。「ダチョウだと思っていたわ」「表面のブツブツが気持ち悪い」「臭いや臭みがなくて焼いたり煮込んだりしてもいいそうよ。」などなどと盛り上がった。お風呂のあとはほろほろ鳥を食べることになり意気揚々と路線バスに乗り込んだ。

下車予定の大野路までは10分ほどか。早速日帰り温泉受付のおばちゃんにほろほろ鳥の料理をお願いするが今日はないとの事。「午前中から2時までなんですよね。」と。盛り上がっただけに皆がっくり。

ここの露天風呂は完全に外にある。洗い場もほぼ外と同じ。寒い。体を洗うのもそこそこにお湯に飛び込んだ。お湯に浸かりながら見上げると富士見露天風呂と書いてある。上の方に、火の見やぐらを大きくしたような板張りで囲まれた温泉がある。丸太の階段(8段ほどか)を裸で登ると、2人がやっと入れる風呂があり、板の間から富士山を眺められる。ただここは湯船にお湯をホースで流し込んでいるだけなのでぬるくて長くは入っていられない。よく見れば駐車場と同じ高さなので丸見えと言えば丸見えである。(だれも見る人などいないだろうが・・)

タクシーを待っていると露天風呂のおばさんが「ほれ、そこにほろほろ鳥がいるよ」と教えてくれた。なんと大きなゲージの中に6羽ほどがいるではないか。近寄って行くと鳥たちは大騒ぎ。捕まえられて食べられてしまうと思ったのだろうか。北アフリカギニア原産でもこんな寒いところで育つんだ。

御殿場高原ビールへ移動。なかなかここまで来ないので、こういうチャンスでもないと寄る事はないだろう。駐車場はほぼ満車。レストラン内の案内された席は奥の奥一番端の席。リュック姿の我々、家族連れと離れた席へ案内された理由は?混雑するとリュックが邪魔になるから端がいい、あるいはこの集団うるさそう?というワケだったのだろうか。でもビールは美味しくて満足であった。

まだ夕方の5時前だが外は暗く、ライトアップされた輝くツリーの向こうに暮れなずむ富士山のシルエットがみえて素敵であった。愛鷹山・越前岳は期待した通りの大きな山塊だった。その満足感を胸に再びあさぎりにて帰路に着くのであった。(by ひろ)

今回の参加者:副隊長、このちゃん、アヒルちゃん、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:3時間28分
累積登高差(+):883m
踏破距離:8.4km
 

☆ 日帰り温泉はこんな所  Check!
☆ 打ち上げはこんな店 Check! 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 Check!
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
 
Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 十里木登山口。
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02 辺りは一面、霜柱。
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03 ススキ原を登る。
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04 太陽に向かって登るので、行く手が判らない。
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05 最初からこの眺望。
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06 聖岳、赤石岳、荒川三山。
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07 富士山は超ド迫力。
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08 皆が富士山を見ていないのは・・・
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09 海が見えたせい。
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10 順光の富士山はとてもクリア。
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11 相変わらず、霜柱の道を辿る。
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12 振り返れば富士。
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13 灌木のなかでひと休み。
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14 アイゼンは不要。
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15 また海が見えた。
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16 海を見る機会はそうはないので、つい見とれる。
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17 おや、いつの間にかあと10分だ。
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18 一応、山頂到着。
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19 南には伊豆半島。
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20 こちらが駿河湾。静岡の市街も見えている。
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21 富士山は、やや灌木に邪魔されている。
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22 ちょっと見難いが、南アルプスは鳳凰三山まで見えている。
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23 富士山をバックに。
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24 これは北岳。
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25 山頂のぬかるみは杓子山を彷彿させる。
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26 この眺めがあれば、コーヒーも一段と美味い。
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27 この煙は大涌谷か。
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28 記念撮影その1。
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29 記念撮影その2。
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30 富士見台からの眺め。
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31 道の両側はこんな灌木。
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32 鋸岳はその名の通り。
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33 こちらは位牌岳。
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34 富士見峠からちょっと寄り道。
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35 ここは黒岳展望広場。
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36 真下には富士サファリパーク。園内放送がうるさい。
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37 富士山とはここでお別れ。
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38 逆光だが記念撮影。
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39 愛鷹山荘。使えるみたい。
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40 ちょっとだけ紅葉。
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41 山神社。
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42 安全、注意、危険で色分けが面白い。
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43 ここはこういうところ。
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44 大野路の日帰り温泉で温まった。
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45 ここが時之栖。
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46 こちらが御殿場高原ビールのビヤホール。
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47 さて何を喰うか。
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48 我々の席は他の客から隔離されている。
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49 御殿場高原ビールのラインナップ。
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50 では乾杯。
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51 外に出てみたら、こんなことになっていた。
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52 富士山のシルエットも見えている。
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53 子供が喜びそう。
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54 このホテルも派手に装飾されていた。
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55 帰りはやっぱり「あさぎり」。
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56 思い出横丁で。

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