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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第418 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年1月16日(

行き先【中央線沿線/東御殿(1487m)

コースタイム:

JR立川駅[643](甲府行)〜JR塩山駅[812/815]〜タクシー(4330円)〜西沢橋[840/845]〜小烏山[955/1000]P[1045/1100]〜西御殿への分岐のピーク [1110/1115]〜西御殿[1125]〜東御殿 [1145/昼食/1215]〜大久保山[1245]〜大久保峠[1315]〜ゲート[1345]〜乙ヶ妻公民館[1355/1410]〜タクシー(1180円)〜花かげの湯[1415/(510 円)/1535]〜タクシー(1630円)〜塩山駅[1545/1559]〜八王子駅[1722] \(^0^)/

トレイルマップ
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高度記録
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乾徳山と小楢山の間にある山並みが今回の目的の山。昭文社の地図では大烏山への登山ルートが点線で示されているが、小烏山、西御殿、東御殿、大久保山、大久保峠は全行程バリエーションである。今回はあるブログの山行記録を参考にしてコース取りをしている。行きのタクシーの運転手さん曰く、道迷いして予定地点に下りて来ないことが多いらしい。乙ヶ妻集落に下りて来ればよいようだ。予定の西沢橋でタクシーを降りる。

支度を整え、いざ出発。車道からいきなり檜の植林地を登り始める。檜林をしばらく辿ると、そのあとはところどころに大きな露岩がある急登となる。落ち葉が多いので難儀する。岩に手をかけ、幹に手をかけ、「エイヤッ!」の勢いで登っていく。落ち葉が多いうえ、砂地のような土でとても脆くて足を取られる。今日は雪がなくて助かった。このちゃんによると、この岩は凝灰岩で軟らかい性質だとのこと。なるほど、岩を見ると風化して丸いものが多い。

葉を落とした木々の間から左手には小楢山、振り向くと富士山、毛無山が見える。

小烏山山頂到着。小さな看板が幹に掛けてある。参考ブログの予定時間を1時間半近く上回るペースだった。

小烏山から一旦急激に下る。ここも今日は雪もなく凍ってもおらず助かった。かなり緊張する下りである。一旦下ったあと、また露岩のある登り。枯れた篠竹薮を掻き分けるような所もあった。

西御殿への分岐のちょっと先に展望台のようなピークがある。ここから南西に北アルプスの山並みが見事に見えた。ピラミダルな甲斐駒ケ岳にはあまり雪がついていない。山の陰になってめったに見ることができない仙丈ヶ岳を、ここからは良く見ることができた。また、向かいには乾徳山の全体をすっくと見ることができた。分岐に戻り、南東へ西御殿を目指す。

西御殿に標識はなかった。西御殿から、東御殿は木々の間にそそり立つように見えていたが、案外歩きやすく急登に感じないまま東御殿に到着。東御殿と書かれた杭のような標識があった。こじんまりした広場のような山頂。日向ぼっこ気分で昼食を摂った。ここでは木々の間から富士山を眺めることができる。

さて、次は大久保山。東御殿からまずは下る。ぐっと下る。そのあとは陽だまりのいい尾根歩きであった。冬枯れだからこそ、大菩薩嶺を眺めることができてよかった。大菩薩嶺を眺めるということもなかなかないことである。尖った印象だったが、こちらから見る大菩薩嶺はこんもりとしている。30分ほどで大久保山に到着。GPSで確認して大久保山とわかったが、ここにも標識がない。・・・と思ったら、朽ちてしまった杭のような標識発見。三角点も発見。この三角点は+ではなく×の印。これはとてもレア物らしい。

大久保山からの下りは広い尾根が広がっており、方向を定めることが難しい。副隊長とナビ係のウッディーさんがGPSで確認してくれているので心強い。広い尾根になかなかテープも見当たらず、これでは道に迷う。行きのタクシーの運転手さんが予定通り下りて来ないと言っていたことが理解できた。スマホの普及により、アプリで地図と現在地を確認できるようになったが、GPSがないとこういう広い尾根では道迷いしてしまうな〜と思う。

大久保峠の標識は確認できなかった。大久保峠からしばらくして舗装林道に出た。先に見える廃墟とトタン板で囲った怪しげな小屋は何かと思ったら、ワサビ田だった。鹿よけ?熊よけ?のための囲いなのだろう。猪を生け捕りにするための仕掛け罠も何個か見かけた。さらにゲートを越えたが、タクシーを呼ぶにも目印がわからないので、まずは集落まで下りてきた。乙ヶ妻公民館を発見。予定の集落にちゃんと下りてきたことが確認できた。

タクシーにて、初めての「花かげの湯」へ。広々した内湯と露天風呂でゆったりし、広間でビールをグビッ! これで利用料510円とは、さすが市営温泉!(市民はさらに低料金)

塩山からの車中でも盛り上がり、きょうの〆は八王子。

山も温泉も酒も、大満足の一日であった。

〈情報提供〉
今回の山行ではGPSがとても役に立った。スマホアプリの普及は道迷いの事故を予防することができるし、万が一事故にあった時にも、GPSで位置を確認してもらえる。しかし長野県の山岳部ではスマホに搭載されているGPSなどでは位置が把握できないことがあり、迅速な救助活動ができないという課題があった。そこで、長野県は県警や山岳関連事業者などとの協力で、ICT(情報通信技術)システムを活用した山岳遭難対策を推進しているとのこと。入山者に発信器(ビーコン)を所持してもらい、山小屋など特定のポイント付近を通過するとその履歴を確認できるシステムで、登山者の位置を特定して、より迅速な救助を可能とする。28年夏からの運用開始を目指しているとのこと。  (by のん) \(^0^)/

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、このちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間15分
累積登高差(+)
踏破距離:km
 

☆ 日帰り温泉はこんな所  Check!
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〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 西沢橋でタクシーを降りた。
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02 ここから登り出す。
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03 ここはまだ緩やか。
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04 この丸っこい岩は、このちゃん曰く、凝灰砂岩だそうだ。
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05 この正面突破は厄介そう。
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06 右から巻く。
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07 落葉が曲者。
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08 滑り易いのでご用心。
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09 岩にはイワタケ(?)がびっしり。
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10 日向はありがたい。
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11 あそこが小烏山か。
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12 標高1260m付近は一寸だけ平坦。
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13 また勾配がきつくなる。
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14 左手は小楢山。
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15 目を凝らすと富士山や毛無山も見えている。
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16 2つ目の大岩も右から高巻く。
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17 四つん這いか、木に捉まるか。
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18 漸く傾斜が緩む。
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19 小烏山到着。
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20 あっちが大烏山。
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21 下りもここは巻く。
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22 ここが鞍部。
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23 こちらの登りは枯れた篠竹藪。
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24 奥に琴川ダムが見える。
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25 小烏山が下に見える。
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26 巨大な岩峰は右から巻く。
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27 所々にある赤テープが判りやすい。
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28 落葉によるスリップを気を付ければ問題ない。
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29 岩峰の上に出た。
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30 ほっと一息。標高1500m付近。
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31 ここにもびっしりとイワタケ(?)。
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32 南アルプスが見える。
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33 ここが本日の最高点。1610m圏。
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34 白い山が仙丈ケ岳。右端が甲斐駒ヶ岳。
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35 白根三山。
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36 1610m圏ピークにて。
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37 ここが西御殿?
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38 東御殿への登り。
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39 あそこが山頂か?
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40 東御殿、到着。
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41 乾徳山。
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42 山頂標識は、寂峰らしい。
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43 東御殿からの富士。
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44 ランチは日溜りに限る。
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45 次は大久保山へ。
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46 標高1300m付近はフラット。
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47 大久保山の標識。
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48 ここが本日最後のピーク。
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49 大久保峠へは道形が薄いので、GPSが役立つ。
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50 所々、リボン。
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51 何の標識もないが、ここが大久保峠らしい。
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52 さて下山。
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53 ここが俗界との境。
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54 乙ヶ妻の集落。
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55 黒駒釈迦ヶ岳と富士が重なっている。
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56 乙ヶ妻公民館。
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57 公民館のブランコ。
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58 タクシーを待つ。
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59 花かげの湯。
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60 塩山駅で電車を待つ。
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61 八王子へ移動中。
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62 八王子駅前の街路樹。ムクドリ?
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63 残念ながら満席で入れず。
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64 それではこちらへ。
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65 コノスル・カベルネソーヴィニョン・オーガニックで乾杯。

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