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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第419 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年1月23日(

行き先【中央線沿線/高尾山

コースタイム:

JR高尾駅北口BS(小仏行バス)[8:32]〜小仏BS[8:52/9;00]〜景信山登山口[9:13]〜アイゼン装着[9:16/9:21]〜分岐[10:04]〜景信山[10:32/10:40]〜小仏峠[11:08]〜城山[11:31/昼食/12:00]〜高尾山山頂[12:51/13:00]〜稲荷山[13:28]〜アイゼン外す[13:35/13:40]〜京王高尾山口駅[14:00]〜京王高尾山温泉(1000円)[14:07]〜高尾山口駅[15:33/15:37]〜京王高尾駅[15:39]JR高尾駅[15:45]〜立川[16:02] 
トレイルマップ
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高度記録
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今回本来は、高畑山〜サイマル山の予定だったが、18日の雪、そしてこの週末の雪の予報のため、行き先を変更。2年前に無念の撤退を余儀なくさせられた第325回公式山行(詳しくは高尾山敗退顛末記をどうぞ)と同じコースに行くこととなった。2年前の様子を思い起こしながら、高尾山北口BSに集合する。結構登山者はいる。「困ったときの高尾山」という登山者が多いのがよくわかる。

2年前にここでテントを張っていたグループがいたという小仏BS8:32到着。都心にはもうほとんど見られなくなった雪が、市部だと日陰や北側に多く残っていて驚いたが、やはり標高290mのこのあたりでは、一面の雪景色である。バスから降りると路面はつるっつる。転ばないようにそろそろ移動し、身支度をする。

車道は路面が出ているので、登山口まではアイゼンは必要なし。やがて景信山登山道に入ると雪はわりと踏み固められてトレースがはっきりしていて歩きやすかったが、5分もたつとやはり凍っている所が多くなり、副隊長の判断でアイゼン装着。今年初めてのアイゼンだ。

アイゼンを着けると足元の安心感が違う。針葉樹の森の中、快適に高度を上げていく。ここで檜と杉の木の見分け方を副隊長に教えてもらった。杉の葉先はとがっていて触ると痛いが、檜の葉はうろこ状で葉先はとがらない…というのは前々からわかっていたが、その他に樹の幹での見分け方を教わった。樹皮の裂け目がきめ細かくてなめらかな感じなのが杉。それに対して樹皮の裂け目が粗くてガサガサしているのが檜。さながら、杉は若い女の子のお肌のようだ。さて私たちは、どっち…?

10:30景信山に到着。東側斜面が開け眺めがよい。空はうす曇りではあるが、意外と展望はよい。まず西武ドームが目につく。池袋の高層街のさらに奥にスカイツリーがそそり立っている。634mという高さは圧倒的だ。そのまま北へ目を移すと、ぽこっとした筑波山、そしてさらに北には白い頂の日光の山々。また、南を向くと横浜のランドマークタワー、東京湾の右手には江の島、三浦半島と、そして手前には丹沢の大山から大室山まで見渡せる。残念ながら大室山の奥に見えるはずの富士山は今日はお隠れの模様。年末からお腹いっぱいになるくらい富士山を楽しんだので、今日はまあいいか…。とにもかくにも、今日の天気ではあまり期待していなかっただけに、この展望は嬉しくなる。

展望を楽しんだ後は、小仏峠へと向かう。雪質はわりとさらさらしている。ところどころ登山道も凍ってはいるが、アイゼンのおかげで気持ちよく歩ける。途中、何人かの雪中トレイルランの強者とすれ違う。当然足元は、ランナー用の靴。よくこの凍っている道を滑らずに走っていけるものだ。

11:08小仏峠に到着。タヌキの足元の台座もしっかりと見えている。2年前には肩まですっぽりと雪で覆われていたというのだから、当時はいかに大雪だったのか、撤退せざるおえなかったのもよくわかる。

11:31城山にて昼食を摂る。日差しが出てきて風もなく寒さはない。登山客は10数人程度で、ベンチも独り占めし放題。ゆったりと昼食を摂れる。これがシーズン中だとこんなわけにはいかないだろう。昼食後、副隊長が初めて試してみようと、チェーンアイゼンをザックから取り出した。確かに、今日も比較的若者がチェーンアイゼンを使っている割合が高かった。身をかがめてゴムの部分を登山靴の先にひっかけ、ぐいとかかとの方へ持っていく。かなり力が要りそうで、我々には腿や足裏がつってしまいそう。爪は8本ついているが普通のアイゼンの半分くらいの長さ。入念にチェーンの具合を確かめ、いざ出発。

果たして副隊長いわく、今日くらいの雪にはチェーンアイゼンはきわめて快適だとのこと。軽いし、爪が短いため木の根っこなどにひっかかりにくく、アイゼンをつけている感じがしないらしい。ただ、我々にはうまく装着できるかどうか、またチェーンアイゼンだけでは心配なのでその他にアイゼンも用意するとなると、ザックが重くなってしまう。試してみたい気持ちはあるけれど、やっぱりためらってしまう。

12:51高尾山山頂に着いた。思ったほど人はいない。展望を楽しんだ後はいつもの高速で稲荷山コースを下っていく。雪が少なくなり、どろどろの道をアイゼンをつけての高速下山はけっこう大変。「そろそろアイゼン外したら。」という副隊長の声で1:35に我々はアイゼンを脱ぐ。副隊長の読みがぴったり当たり、その後はほとんど雪がなくなった。それでも、副隊長はチェーンアイゼンを外さない。よほど気に入ったのだろう。はいていることが気にならないくらいフィット感があるらしい。

2時ちょうどに高尾山駅に着き、そのまま京王高尾温泉(極楽湯)に直行。駅のホームの真向かいにあるという、便のよさ。これでは混むのも当たり前。その割にはガランの数や洗面台も少なく、シーズン中ではかなり混雑を覚悟の上で行かねばならないだろう。幸い、今日はさほど混んでいなく、この日を選んだのは大正解。入浴してさっぱりした後、大広間でビールで乾杯。この後は立川へと向かう。なにせ高尾山口駅にいるのだから、立川まであっという間に着いてしまう。

高尾山はシーズンや時間帯、天候、コースなどをうまく選べば、温泉付きで十分楽しめる貴重な山であることに間違いない。大切にしていきたい山だと思う。 (by くま)

今回の参加者:副隊長、くまちゃん、アヒルちゃん、ひろちゃん、のりちゃん、なおちゃん
実働時間:5時間10分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ 日帰り温泉はこんな所  Check!
☆ 打ち上げはこんな店 Check!
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
 
Check!


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 小仏BS。
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02 知る人ぞ知る、最奥の自動販売機。
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03 この風景、高尾山界隈らしくなくて良い。
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04 今シーズン、初アイゼン。
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05 気持ちが良い登高。
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06 植林帯でも、良い感じ。
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07 小下沢からの道と合流。
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08 下界が見える。
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09 景信山のトイレ。
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10 遥か彼方に筑波山が見えている。
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11 新宿の高層ビル群。
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12 横浜ランドマークタワーと三浦半島も見える。
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13 あそこが高尾山。
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14 景信山のネコ。
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15 景信山到着。
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16 ここまで3.6km。
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17 今度は、景色をバックに。
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18 大岳山も木々の奥に。
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19 ナナです。
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20 山頂の茶屋。ホットワインは少々そそる。
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21 高尾山。
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22 小仏城山。奥は丹沢・大山。
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23 蛭ヶ岳あたりはガスの中。
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24 大山クローズアップ。
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25 こんなに眺めが良かったっけ。
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26 ミツマタ。
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27 では小仏峠へ。
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28 雪がしっかり残っている。
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29 小仏峠に到着。
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30 一昨年に比べれば大した雪ではない。
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31 一昨年は大雪の翌週でも、こんなにあった。
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32 では、城山へ登り返す。
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33 南へ行くほど、雪が深い様な・・・。
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34 城山到着。
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35 まだ30cmくらい積もっている。
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36 小仏城山のネコ。景信山のネコとよく似ている。
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37 ロウバイが咲いていた。
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38 大室山から奥は霞んでいる。
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39 ランチ。丁度、陽が出てきた。
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40 チェーンスパイク装着方法。
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41 グイッとシリコーンゴムを伸ばして。
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42 別の角度からもう一度。
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43 ここで指が攣りそう、と一部の声あり。
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44 一寸、曲がっているか。
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45 コツさえ掴めば、装着は1分ぐらいで完了できそう。
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46 では、次は高尾山へ。
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47 一丁平。
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48 この辺りもまだ、雪はたっぷり。
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49 一番北側の道を進む。
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50 高尾山山頂の展望台。丹沢山塊。
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51 今日はやっぱり富士山は見えない。
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52 缶ビールが気になるが、我慢。
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53 稲荷山コースの展望台から。
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54 こちらは雪が少ない。
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55 予定通りに高尾山温泉に到着。
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56 休憩室はかなり賑わっていた。
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57 いい気分で駅へ。
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58 駅はお洒落になっていた。
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59 ホームからは、温泉は目と鼻の先。
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60 今日の打ち上げはここ。
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61 また、グビッとやりました。
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62 クマちゃんが呑み足りないと云うので・・・

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