コースタイム:
JR高尾駅[7:46](大月行)〜JR大月駅[8:28/8:33]〜花咲山登山口[9:04]〜アイゼン装着[9:25/9:30]〜サス平[10:03/10:10]〜花咲峠[10:23]〜花咲山[10:50/昼食/11:07]〜女幕岩[11:34]〜アイゼンを脱ぐ〜花咲山登山口(初狩側)[12:07]〜総合福祉センター[13:10/14:30](入浴料510円)〜藍屋[14:30/15:15]〜大月駅[15:47]〜高尾駅[16:30/16:31]〜立川駅[16:48]
トレイルマップ
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高度記録
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自然の芸術は奇麗で、僕らに感動と自然への興味を与えてくれる。自然と共存し、変化に対応する山歩きを楽しみましょう。…日頃の鍛練と予習でしょうか。
さて、今日は家を出る時には冷たい雨が降っていた。関東は雨・雪の予報。予定通り、高尾駅に集合し、7:46発大月行き電車に乗る(河口湖線での線路氷着のため、河口湖行きから大月駅行きに変更となっていた)。雨は上がったように見えるが、予定コースに縛られず今日の天候に見合ったコースを、副隊長は考えている。(富士急線は運行しているようだった。)
大月駅到着(8:30、標高:361m)。人はまばら。そもそも電車に登山客の姿はほとんど無い。僕らは大月駅から花咲山を登り、初狩方面に下りるコースを選んでいた。
大月駅出発(8:45)、駅の西側の歩道橋で線路を越え、道なりに下り、浅利川沿いに出る。橋を渡り、中央高速を潜り、浅利町を更に道なりに北へ。「花咲山」の標識に従って、民家の間を抜け、中央自動車道の脇に出ると、「花咲山登山口」の標識がある。ここから登山道となる。(9:00)
笹藪を進み、大月市街展望(9:15)、向こうの山は御前山。落ち葉と先日の雪で足場が悪い。アイゼンを装着し、しっかり歩きましょう(9:30)。冬枯れの林の中、北東に向かって緩やかな尾根を登る。北側斜面は残雪、南側は雪が無い。南側下にはゴルフコースが見える。中央線の列車の音や自動車の音も聞こえている。
600m位から岩場を直登したり、北斜面を迂回したりなど、変化がある。安全確保の為、トラロープが用意されている。僕らも雪や落ち葉で滑らないように注意。低山ながら岩場があり、また尾根の両側は切り立っている。
別な尾根と合流、標識にしたがって西側に進む。・・・「雨氷」に気づく。透明な氷で木の枝がコーティングされているようだ。寒さで融けていない。枝は氷の重みでたわんでいる。木を振ると、シャカシャカ音がする。しっかり掴まないと手が滑るので注意。
サス平(610m)到着(10:00)、小休止、少し腹ごしらえ、10:10出発。始めは下りで、小さなピークを2つほど超え、40〜50m下がったところは「花咲峠」(標識あり)。
花咲山を頭上に見ながら、最後の急登。南側を見ると、岩の深い崖になっている。花咲山(755m)山頂到着(10:50)…男幕岩。バーナーの評価をしながら、早めの昼食を取り、出発(11:15)。
トラロープに沿い、急な痩せ尾根を下りる。大岩(大きな岩)の門(壁)の隙間をすり抜けて下って行くと、展望が開ける・・・女幕岩(11:35)、馬の背の様な尾根である。『東に滝子山はじめ小金沢連嶺の山々広がり、尾根沿い(南西)向こうには、富士山が見える。このコースの一番の絶景ポイントです。』との副隊長の解説を受け、心に山々を描く(残念ながら今日は曇り)。
ここ女幕岩は、丸い小石を含んだ岩(礫岩)が露出している。また尾根道の土にも礫岩が風化して残った小石が多い。・・・大昔、浅瀬や海岸だったところが伊豆半島の衝突で隆起してできたのだ(地学の先生、このちゃんの解説)。
さて、更に下ると林業者用のフェンスが里まで続いている。雪が少なくなってきたので、アイゼンを取る。フェンスに沿って下りて行くと一般道にぶつかる。初狩側の登山口に到着した、こちらにも標識あり(12:07)。 昭文社地図では破線だが、大月市によって標識や安全の整備がなされている。
(ここから、舗装された道を大月駅に戻る)
花咲山裾野沿いに一般道を道なりに大月駅方面に進む、NEC工場門前から初狩方面に右折し、中央自動車道の下をくぐり、甲州街道に出て大月インター方面へ。 途中大月警察署前を通る(警察官より取材を受け、防寒用アルミブランケットを頂く)。この辺りから花咲山とその稜線を左手に見ながら甲州街道をインターへ。山の上の方に雨氷の領域がはっきりと解る。
インター近くの大月市総合福祉センターに到着(大きなビル)、5階にある浴場を使わせていただく(入浴料510円、石鹸+シャンプー90円。朝10:00〜16:00まで営業、5時閉館・・・逆に遅いと入れない。)
入浴後はす向かいの藍屋に集合し、ビールをいただいき(次回はほうとう屋も入ってみると良い)、店を出て大月市街を探索しながら大月駅へ向う。大月駅から大月駅に戻る約10kmの行程、変化に富んだ尾根歩きと珍しい自然現象、そして大月の町を楽しんだ一日であった。(by和尚)
<雨氷とは>
過冷却し、氷点下になっても氷にならず水の状態の霧雨または雨が,地面や地物にあたって凍結した均質で透明な氷層。(白色不透明な「樹氷」とは異なる現象) 日本では、長野県で特に多く報告され、多いところでは年平均2 -3回の発生がある。・・・僕らは、珍しい現象に遭遇したのかもしれませんね。
(1月29日夕方、松本市入山付近や山形村で、雨氷による倒木で道が塞がれ、旅館宿泊者ら約300人が孤立。また山梨県、富士吉田市や山中湖村などで、30日から31日にかけて、落葉樹の枝などに雨氷現象が観測された、とのニュース)
今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、和尚、このちゃん、アヒルちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間33分
累積登高差(+):
踏破距離:
☆ 日帰り温泉はこんな所
☆ 打ち上げはこんな店
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
☆ 打ち上げ第三弾はこんな店
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