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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第430 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年4月9日(

行き先【仙人ヶ岳(663m)】

コースタイム:

東武浅草駅[7:00]〜北千住[7:10]〜東武新桐生駅[8:46/8:54]〜タクシー(2710円)〜白葉峠[9:12/9:18]〜休憩[9:53/9:58]〜鷹ノ巣沢・休憩[10:50/10:56]〜仙人ヶ岳山頂[12:00/昼食/12:24]〜岩切登山口[13:40/13:50]〜タクシー(4430円)〜ココファーム[14:11/15:30]〜タクシー(1340円)〜幸の湯[15:40/16:45]〜タクシー(1430円)〜東武線足利市駅[16:58/17:05](特急)〜北千住駅[18:11]

トレイルマップ
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高度記録
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アカヤシオ、1年ぶりに聞く花の名前。またこの花を求めて山に行く季節となった。浅草を特急りょうもうで出発、途中北千住より乗車したメンバと共に一路新桐生駅へ向かう。2号車にはそこそこ乗客がいたが、1号車はほとんどがら空き状態で一カ所の車両に集めて切符を販売したのではないかと思える程で、全体的に乗客は少ない。車窓からはときどき満開の桜を見る事ができる。スピートを出しているのになぜか桜色が目に飛び込んでくる。

タクシーで市内を通り抜け渡良瀬川にかかる橋を渡る。川沿いは桜並木だ。運転手さんはソメイヨシノの交配、花が下向きに咲くのでお花見が広がったことなど、桜について熱弁をふるっておられた。

登山口にはアルミのはしごが括り付けられてここが出発点である。ゆるい傾斜を登っていくと山ツツジの赤が目をひく。ミツバツツジだろうか。濃いピンク色の花をつけた木もある。落葉樹はすでに芽吹いており、新緑にあふれた春の山である。先週の甲府石和の名所山はまだ冬枯れのままだったので、これほど違うものかと思う。

気温は高く副隊長は今年初めての半袖、ついこの間まで太陽の光も弱々しかったのに今日は日差しが顔に射してくる感じで暑い。薄暗い檜の樹林帯に入ると涼しく、風が通り抜けると気持ちよくてほっとする。こういう季節になったんだなあと実感。

ところどころに焼けこげた樹々を見かけるようになり、高度を上げて行くとそこには大規模な山火事の跡があった。木が伐り倒された後の無数の切り株、炭になって倒れている木、立ってはいるが樹皮がまっくろ焦げで生きているのか死んでいるのかわからない樹々が山の斜面を埋め尽くしている。

まさにここに火が襲ってきた様子を想像できる。1つの山だけてなく、先の先の遠い山まで焼けた跡が見て取れる。急斜面で森林組合の方達がチェーンソーで焦げた木を1本1本切り倒している。休憩している方にお聞きしたところ、ちょうど2年前の4月に戦後最大の森林火災があり、火は15日間も燃え続けたそうだ。切り倒した後には若木を植えると仰っていたが、その作業の大変さを考えると共に、ここが再び緑いっぱいの山になるにはどのくらいの時間が必要なんだろう。壊すことは簡単だけど再生するのはいかに大変かと思う。(下山後のタクシーの運転手さんが言うにはちょうど韓国のセウォル号の沈没事故と同時期であったためこの山火事のニュースは取り上げ方が少なかったとの事。)

これではアカヤシオも焼けてしまったかなと不安に思う。仙人ヶ岳山頂の手前でアカヤシオ、ありました。あの何とも言えない薄桃色、桜のように白くはなくてしっかりしたピンク色の花。山頂手前ではアカヤシオロードとまではいかないけれど満開の木が何本も見つかる。岩っぽい斜面でしっかり根を広げて立ち、花びらがひらひらと風に舞っている。

白葉峠からそれほど人に会わずにここまで来たが、山頂ではお昼を広げているグループが意外にもいる。仙人ヶ岳は高尾山のようなもので「おらがまちの山 桐生の山」で、小学生は必ず登るそうだ。昼食後は岩切登山口を目指して下りる。

熊の分岐で沢沿いのコースへ。ウグイスがいい声で鳴いている。沢にかかる木橋を何度も渡り返していく。丸太がぐらぐらしていたりきしんだりするところもあったが、概ねよく整備されている。登山道には二輪草やすみれが此処彼処に小さな花を咲かせており、それを見ながら1時間で登山口着。道路の路肩に自家用車がずらりと駐車しており、ここに車を置いて仙人ヶ岳へ登っている人が多いようだ。

タクシーは10分で到着。運転手さん(朝の方とは違う・・下山したところは足利市で別の会社)がやはり桜談義。この時期桜の話をするようにと指導されているわけではあるまい。でもやはりソメイヨシノは日本人にとっては特別のものなんだろう。花の話をして怒る人はいないわけだから、お客さんとのコミュニケーションには最適かもしれない。もちろんワイナリー祭りや足利花火などの観光案内もしっかりされていた。

そして、今日のメインイベント第2弾、ココファームワイナリーのデッキ(VIP席)でぶどう畑と桜と菜の花をみながらワインを楽しんだ。もちろん、第1弾は満開のアカヤシオでしたよ。(by ひろ)

今回の参加者:副隊長、ヒゲカズさん、このちゃん、ひろちゃん
実働時間:時間分
累積登高差(+)
踏破距離:

☆ ワイナリーはこんな所 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 白葉峠。ヒゲカズさん、初参加。
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02 ここが白葉峠の登山口。
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03 おや・・・?
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04 咲いているのはヤマツツジだ。
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05 桐生の町を見下ろす。
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06 姥穴山(372m)。
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07 ヤマツツジと、ムラサキヤシオかミツバツツジか。
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08 最初のピークが高萩山。
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09 落ちていた道標。
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10 山火事の跡のようだ。
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11 広範囲に伐採されている。
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12 まだ、標高500m付近。
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13 伐採のおかげで眺めは良い。
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14 右手奥が仙人ヶ岳か。
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15 このピークは鷹ノ巣沢というようだ。
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16 ノジスミレか。
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17 山火事は2年前とのこと。
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18 今度のピークは荒倉山。
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19 仙人ヶ岳がだいぶ近づいた。
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20 おっと、アカヤシオ。
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21 分岐に到着。アカヤシオが眼下に。
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22 こちらの斜面は、山火事から免れたようだ。
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23 本数は疎らだが・・・
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24 花付きはまずまず。
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25 白い花もある。
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26 モデルさんに入ってもらった。
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27 山頂で。
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28 山頂の東側にもアカヤシオ。
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29 こちら側も山火事は免れたようだ。
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30 沢沿いの道へ。
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31 アオイスミレかな。
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32 道は沢床の中。
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33 小滝もある。
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34 ここが生不動か。
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35 少々荒れた感じ。
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36 祠があんなところに。
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37 ニリンソウ。
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38 若葉が輝いている。
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39 この滝は少々大きい。
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40 ニリンソウはやや小さめ。
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41 ヤマブキ。
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42 オオイヌノフグリ。
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43 生不動の由緒書き。
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44 春のココファーム。
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45 とくれば、ワイン。
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46 ここでさっぱりした。
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47 パンジュウは足利の名物菓子だそうだ。
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48 時間調整で「千寿の永見」に入った。
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49 最終目的地はこちら。

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