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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第441 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年6月25日(

行き先【奥多摩/酉谷山(1718.3m)

コースタイム:

西武池袋駅[6:15](準急飯能行)〜所沢駅[6:43/6:44](特急ちちぶ61号)〜西武秩父駅[7:42]〜御花畑駅[7:51]〜三峰口駅[8:11/8:15]〜タクシー(2620円)〜大血川渓流観光釣場[8:28/8:32]〜クイナ橋[9:07/9:10]〜休憩[9:43/9:50]〜尾根に出る[10:25]〜休憩[10:40/10:45]〜休憩[11:40/11:45]〜小黒[11:52]〜酉谷山[12:20/昼食/12:30]〜酉谷山避難小屋[12:38/12:43]〜坊主山[13:05]〜七跳尾根分岐[13:25]〜ハナド岩[14:00]〜板形の峰[14:07]〜一杯水避難小屋[14:28/14:32]〜休憩[15:07/15:11]〜道路に出る[15:52]〜東日原BS[15:55/16:17]〜奥多摩駅[16:44]〜もえぎの湯[17:00/17:50]JR奥多摩駅[18:10]〜青梅駅[18:46]〜立川駅[19:15]

トレイルマップ
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高度記録
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今年の夏至は6月21日だった。一年で一番昼の時間が長い日である。こういう時期にこそ、最深部の静寂とした山を訪れて見たい。と言う訳で、今日は東京都の最北端にある酉谷山が目的地。秩父側からアタックする。

朝家を出る時には雨で、ザックカバーをつけて傘をさして出かける。西武秩父駅から御花畑駅へ乗り換える頃には雨はすっかり上がり、日差しが出てきた。三峰口までほとんど乗客のいない2両の電車がガタゴト走る。車窓から熊倉山が見えてくる、アカヤシオを見に行った山だ。駅前は閑散としている。ここからタクシーで大血川渓流観光釣場(おおちがわ)まで15分ほどである。運転手さんにこの名前の由来をお聞きしたところ、平家の落人とその奥方が自害し、その血で川が7日間赤く染まったとの言い伝えがあるそうだ。

下車したところはきれいに植林された演習林、ゲートがあり広大な山を含めて東大の所有地である。林道は大血川に沿ってゆるゆると進みながら少しずつ傾斜がついてくる。さてそろそろ登り口・・といきなりの急登でぼんやりしていた頭と体にカツが入った。右手が急傾斜で落ちないように・・と言う状態である。

道は不明瞭、あとは地形図が頭に入っている副隊長の経験と勘に頼るしかない。途中で小さいピーク、小黒(1650M)を通過、あと少しで登山道に出る。なんだか周りの樹々や地面に積もっている枯葉の様子がタワ尾根の感じに似てきたと思った。と前方にロープが道を通せんぼしているではないか。どういう意味かと思ったら、私達が登ってきた道の方に『入ってはいけません』というロープであった。なるほど、そういう道を歩いてきたんだと感じ入った。

ロープをまたいで一般道に合流、10分程で山頂に到着する。眺望は期待していなかったが、富士山が見えるではないか。「よかったあー」と写真を撮っていると反対側からお兄さんが登ってくる。彼は東日原までバスで来て、なんと天祖山経由で登って来たそうでびっくり。しかも8:00から歩き出して12:00過ぎに着くとは、どれだけのスピードで歩いているのだろうか、恐れ入った。

お昼もそこそこに下山開始、途中で登山道より少し下りたところにある酉谷山避難小屋に寄る。ここは副隊長にとって高校1年の時に宿泊した、青春の思い出の場所だそうだ。10年程前は笹が生い茂り、上から小屋の屋根さえ見えなかったそうだが今はその全容がよく見える。タワ尾根が笹薮だらけだったという話を聞いていたが、その後に奥多摩中の笹が枯れたということなんでしょう。小屋そのものはとてもきれい、トイレも快適。せっかくなのでお借りした。すぐ近くの水場からは冷たい水が湧き出ていておいしかった。(この水は枯れることがあり下から水を担いで宿泊したとの事)

避難小屋にさよならをして先を急ぐ。東日原のバス停まで4時間は歩かなくてならない。坊主山、七跳山はすべて巻いて行く。ハナド岩は眺めがよい場所で、酉谷山とその稜線がしっかり見えていた。天目山は登らずに巻き道で行く。一杯水避難小屋に到着。例によって小屋の中をチェックすると、一人男性がペットボドルや食料を自分の周りにぐるりと置いて本を読んでいた、まさに小屋を独り占めであった。

あとはヨコスズ尾根を下るだけ。この頃からバス停近くに新しく開業した食堂のビールのことしか頭にない状態であったと推量する。登山口到着は15:52で予定より早かった。果たして首尾よくビールにありつけたか・・・。

バス停に山頂で会ったお兄さんがいた。1本前のバスに乗れなかったと仰るが天目山には登って来たとのこと、さすがです。日の長い、まさにこの時期に奥深い山に行けた事を、とても嬉しく思う。よく歩いた1日であった。(by ひろ)


今回の参加者:副隊長、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:6時間40分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 山から下りたらこんな店がいいなぁ 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店
 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 三峰口駅。
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02 東谷林道入口がスタート点。
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03 橋の先にゲート。
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04 ・・・だそうである。
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05 林道を進む。
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06 単調だが緑はきれい。
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07 この橋は真新しい。
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08 小滝橋通過。
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09 モノレールの倉庫のようである。
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10 モノレールは対岸へ続いている。
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11 上に見えている稜線は長沢背稜か。
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12 右へ下る道らしきものあり。
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13 クイナ沢橋の手前。林道は左へカーブ。
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14 ここがクイナ沢橋。
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15 左に小沢。
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16 トラロープ出現。
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17 道形は薄い。
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18 なんてことない道に見えるが、幅が狭ので注意。
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19 目印のドラム缶出現。
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20 ドラム缶を見下ろす。
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21 枝尾根を上がる。
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22 こんなまねをする奴と云えば・・・
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23 枝尾根を振り返る。
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24 ギンリョウソウ。
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25 一休み。
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26 岩を右から巻く。
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27 かなり巨大な岩。
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28 ここから植林帯。
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29 2本目のトラロープ。
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30 初めて道標を見た。
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31 道形は更に延びているものの・・・
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32 ここから直登することにした。
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33 この先は進めない、という標識に解釈。
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34 少々痩せた尾根。
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35 何となく踏み跡はある。
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36 こんな目印があった。
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37 再び明確な尾根。
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38 黄色いテープがあった。
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39 ここでまた小休止。
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40 右から明確な踏み跡が合流。
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41 この先は、右へ巻くように上がっている。
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42 再び広葉樹林帯。
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43 おや、標識。
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44 熊倉山へとつながる稜線に出た。
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45 尾根の幅が広い。
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46 踏み跡はだいぶ確かになった。
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47 ブナの巨木。
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48 こんな標識もあった。
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49 奥多摩とはちょっと違う世界。
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50 トラロープを張ったところもある。
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51 小黒に到着。
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52 木々に囲まれているが・・・
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53 雲取山が見えた。
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54 大血川峠。
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55 左へ巻き道あり。
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56 小黒を振り返る。
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57 大黒(酉谷山)への登り。
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58 最後は意外にしたたかな登り。
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59 振り返ると秩父の町。
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60 山頂到着。
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61 山頂は意外なほど眺めが良い。
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62 左から御岳山、大岳山、御前山。
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63 尾根上から、酉谷山避難小屋が見えた。
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64 ここが縦走路。
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65 避難小屋へ行ってみた。
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66 小屋からの眺め。
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67 小屋の中はご覧の通り。
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68 ヤマオダマキが咲いていた。
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69 水場もご覧の通り。
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70 小川谷方面はトラロープで閉鎖中。
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71 次回訪問は、はいつになることやら。
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72 昔はこんなに見通しが良くなかった。
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73 酉谷山山頂と小屋。
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74 桟橋。
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75 かつての笹藪はすっかり姿を消した。
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76 坊主山はこの上。
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77 七跳山はこの上。
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78 水平な道。
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79 ハナド岩はこのすぐ南。
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80 ハナド岩からの眺め。鷹ノ巣山のすぐ左に富士山。
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81 クローズアップ。
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82 酉谷山も見えた。
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83 奥が雲取山。
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84 この上が板形ノ峰。
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85 今日は三つドッケには寄らない。
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86 一杯水避難小屋に到着。
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87 小屋の中はこんな感じ。お一人だけ宿泊者がいた。
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88 少々腹ごしらえ。
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89 トリアシショウマ。
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90 滝入ノ峰を巻くあたり。
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91 ここから植林帯。
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92 いつものへんてこりんな樹。
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93 漸く日原集落。
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94 「山根」はやっていなかった。残念!
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95 もえぎの湯で一杯。
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96 仕上げは立川のここ。

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