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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第442 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年7月2日(

行き先【御坂/黒岳北尾根〜御坂黒岳(1792.7m)〜南尾根

コースタイム:

JR高尾駅[7:06](甲府行)〜JR勝沼ぶどう郷駅[8:07/8:13]〜タクシー(5140)〜新田BS[8:35/8:40]〜尾根に取り付く[8:49]〜林道を横切る[9:30]〜休憩[9:33/9:38]〜休憩・大洞山[10:35/10:40]〜一般登山道に合流・休憩[11:35/11:43]〜黒岳[12:05]〜展望台[12:08/昼食/12:20]〜休憩[12:55/12:58]〜烏帽子岩[13:19]〜休憩[13:50/13:58]〜野天温泉天水[14:25/15:30]〜タクシー(2620)〜河口湖駅[15:43/16:00](ホリデー快速富士山2号)〜JR立川駅[17:34]

トレイルマップ
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高度記録
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今日もリベンジが合言葉!黒岳を南北に横断しようという計画である。日の長い時期ならではの企画だが、イコール梅雨の時期と重なり、去年は雨のため別コースに変更したのだった。

勝沼ぶどう郷駅から予約しておいた勝沼観光タクシーに乗る。駅に迎えに来てくれていたのは小泉さんだった、久しぶりにお会いする。新田バス停辺りで下車し、しばらく道路を歩くが、いつもの通り「ここら辺りから登りましょうか」という副隊長の一声で、山の中に分け入る。バリエーションコースなので土がズブズブして歩きにくいが、木や岩などに掴まりながら高度を稼いで行く。50分程登ると歩きやすい尾根道となり、さっき歩いた林道の続きに出くわす。林道を横切り、また山道に入り、強引に登って行く。

間もなく緩やかで歩きやすい尾根道となる。梅雨の最中なので、雲に覆われてどんよりした天気である。湿度が高く、空気が体にまとわりつくような感じがして、体が重く感じられる。時々風がそよっと吹いてくると、思わず足を止めてしまう。止まらなければ冷たさを逃してしまいそうなほど、心もとないそよぎであるが、それでも心地良い。木々の緑が一斉に主張し出した中で、ヤマボウシの白い花が目を惹く。エゾハルゼミの時期も終わってしまったようで、山は静かだ。時々キビタキのさえずりが聞こえてくる。

大洞山を過ぎると、一旦50メートル位下ってから登り返す。コアジサイの咲く道を分け入って登ると、やや藪っぽい道となり、やがて一般登山道に出る。踏み固められた道はなんと歩きやすいことか。この辺りからブナやミズナラの木が多くなる。30分弱登ると黒岳山頂に到着。数人の人が休憩をしていたが、眺望がないのでそのまま展望台まで進む。と、雲一つない富士山が目の前にどーんと聳えている。雪はほんの一筋残っているだけで、すっかり夏姿になっている。朝は曇っていたのに、いつの間にか青空が広がっていた。山を登り切ったと思った所での、富士山との初対面は、感激が倍増するものである。西の方角を覗き込むと南アルプスの連なりが綺麗に見えている。

日影を選んでお弁当を食べたら、そそくさと下山開始である。すぐに急な下りとなる。所々ロープが設置されていて助かるが、それでもずるっと滑りそうである。急な下りがまだまだ続く。いつの間にか風が吹き渡るようになり、空気が軽くなったように感じられる。

分岐から烏帽子岩のある方へ進む。20分程で上部が綺麗な△の岩が見えて来た。烏帽子岩とは上手く名付けたものである。烏帽子岩の辺りは岩がゴロゴロしていて、少し気分転換になる。その先は昭文社の地図で点線の道であるが、点線とは思えないほど急でワイルドな道である。「石も木も不安定だからあてにしないで」と副隊長のアドバイスがあり、思わず「ひえ〜〜、何を信じればいいの〜?」、「頼れるのは自分だけ!」との返事だった。うーん、一番信用できないのが自分なのに、どうしましょ〜・・。結果的には必要以上に足を踏ん張り、冷や汗をかきながら何とか下る。

最後に休憩した場所からは、「遠回りにならないよう日帰り温泉天水を目指して適当に下りるから」、との副隊長の言葉通り、バリバリ、バリエーションのぐずぐずの急斜面を下りて行く。高度を下げて行くと、谷間は空気が淀んだようで蒸し暑いこと。今日の下界の暑さが想像できる。滑りそうになりながらも、必死に足を踏ん張り、やっと林道に出た。林道をしばらく歩くと天水の駐車場が見えて来た。団体のお客さんがゾロゾロとバスに乗り込む所であった。

お客さんが全員帰ったところで、広々したお風呂は私たちの貸切状態となった。ほどよく熱くて気持ちの良い露天風呂にゆったりと浸かることができた。予定よりも1時間ちょっと早かったので、河口湖駅からホリデー快速にも乗車できた。今日は思いがけず良い天気になってリベンジも果たしたし、タイミングよくお風呂にも入れたし、ラッキーな一日であった。(by なお)

今回の参加者:副隊長、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:5時間3分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店
 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 しばし林道を進む。
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02 クマシデの実がふくらんできた。
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03 結構、傾斜がある。
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04 適当なところで尾根を目指す。
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05 振り返ると、こんなところを上がってきた。
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06 岩出現。
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07 巻く必要がなさそうだ。
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08 まだ岩は続く。
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09 ここは左側から。
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10 ここは右側から回り込む。
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11 ここは中央突破。
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12 岩は疎らになってきた。
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13 穏やかな尾根。
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14 もうすぐ林道に出るはず。
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15 林道に出た。
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16 カーブミラー辺りからまた山道へ。
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17 ここが入口。
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18 林道を振り返る。
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19 谷の向こう側は日尻山北東尾根。
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20 もうすぐ土沢山あたり。
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21 ヤマボウシ。
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22 標高1,350m付近。
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23 ネジキのようだ。
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24 だいたい梅雨の頃に出くわす。
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25 この辺りはほぼ平坦。
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26 ネットでよく見かける樹。
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27 大洞山の三角点。新しそうだ。
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28 大洞山でひと休み。
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29 コアジサイ。
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30 道はここ。
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31 コアジサイが多い。
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32 シャーベット状態のプラム、美味し。
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33 もう一般道と合流した。
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34 踏み跡がしっかりしていると歩き易い。
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35 初めて道標があった。
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36 気持ちが良いところ。
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37 もう山頂は目の前。
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38 ここは下草が豊富。
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39 縦走路へ出た。
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40 山頂は地味。
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41 見晴台からドッカーンと富士山が見えた。
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42 今日は意外に見通しが良い。
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43 南アルプスも見えている。
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44 富士山はほぼ黒富士。
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45 クサタチバナ。
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46 これも梅雨の花。
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47 フタリシズカとクサタチバナ。
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48 南尾根は急降下で始まる。
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49 またちょっとだけ見晴らしが良い。
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50 一般的には広瀬方面だが、我々は直進。
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51 河口湖畔まではまだある。
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52 境界見出票が、リョウブに食べられつつある。
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53 これが烏帽子岩だろうか。
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54 ちょっと登れそうにない。
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55 反対側から見ても、手掛かりがなさそう。
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56 他にも岩がある。
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57 もうちょっと眺めを期待していたのだが・・・
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58 黒岳を振り返る。
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59 ここがまた急降下。
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60 ここからは尾根を外れて天水を目指すつもり。
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61 林道らしきところに出た。
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62 天水に到着。
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63 河口湖駅。
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64 上手い具合にホリデー快速をキャッチ。
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65 車窓から富士山。
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66 今日はここで仕上げ。

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