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「いぃDay!」山岳会日本支部   


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第443 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年7月9日(

行き先【大菩薩周辺/黒川金山跡〜黒川山(1710m)】

コースタイム:

JR新宿駅[6:46](ホリデー快速おくたま1号)〜奥多摩駅[8:21/8:25]〜タクシー(9510円)〜三条新橋[9:05/9:10]〜休憩[9:45/9:48]〜休憩[10:50/10:53]〜黒川金山跡[11:00]〜黒川金山跡上[11:18]〜寺屋敷尾根[11:45]〜立岩沢[11:52/昼食/12:00]〜分岐[12:38]〜黒川山[12:45]〜横手山峠[13:20]〜休憩[13:45/13:48]〜六本木峠[13:50]〜柳沢峠[14:30/14:55]〜タクシー(5500円)〜井筒屋(日帰り入浴500円)[15:25/16:00]〜日の出食堂〜JR塩山駅[17:05](ホリデー快速ビューやまなし号)〜立川駅[18:25]

トレイルマップ
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今日は、丹波山村側から黒川金山跡探検〜黒川鶏冠山〜柳沢峠に抜ける甲斐の歴史をたどる山行である。天候は小雨、カッパを着て静かな森を歩く。三条新橋から黒川金山跡までは鳥の巣箱が登山道の目印となる。金山跡から山頂までは石積の道が整っている。黒川鶏冠山山頂付近は新しい標識が方向を示してくれるが、複数の道が錯綜し、迷路のようである。さらに西へ柳沢峠まで、標識に従って横手山峠、林道横断、六本木峠を若干の下り・登り返しはあるもののほぼ水平な登山道。水分補給は天候の為、いつもより少ない(スポーツ飲料(750)+お茶(500))。

さて、4人は新宿駅11番ホームに集合。生憎の小雨で、ホリデー快速おくたま1号は空いていたが、僕らは気合十分で奥多摩駅(343m)に到着。予約のタクシーで三条新橋へ向かう。 奥多摩湖の水位が下がっていて、浮橋は通行禁止らしい。丹下堂、のめこい湯の解説を聞きながら、三条新橋(標高750m)の駐車場に到着(約30分、9,500円÷4人、予約料460円)。

林道泉水横手山線ゲートの右手の水源巡視路(山側)から入山(910)。(「登山口」の標識は無い。多摩川沿いの旧道には入らないこと。)右下に多摩川と旧道を見ながら緩やかに高度を上げていく。少し前までは水源巡視の車が入ってきのだろうが、今は落石、倒木で荒れている。うわさの巣箱を発見。多摩川と旧道はすでに見えなくなっている。

黒川橋(880m)に到着(930)、コンクリートの橋は大きく崩壊。新しい木製の橋が用意されている。しっかりと作られているものの門型の3基の橋脚の内、1つが倒れており、注意しながら渡る。(川は水量が少ないので、石伝いに渡歩も可能。)対岸に標識は無いが、トラロープを避けて、左方向、黒川沿いに這い登る、ここから九十九折に300mほど登っていく。 巣箱による道案内と東京都水道局の区界表示は続いている。

藤尾橋分岐の標識(1030)があり、黒川山方向へ進む。黒川渓谷を左下深くに見ながら、ほぼ水平歩道、約1km。ところどころに石積にて歩道を補強している。(これは「武田の石積」か、それとも「昭和の石積」か?) 黒川源流が次第に近くなり、苔生した大小の岩が見えてくる。

< 『甲斐のマチュピチュ』 を探検すの巻 >
緩やかな斜面に石積で補強された平坦な空間が見えてきた(1280m)。黒川金山の居住区だ。苔生した石積・・・これこそが「武田の石積」だ。武田家最大の金山を中心とした鉱山町、この界隈に千軒の家があったらしい。金山跡循環歩道を回りたかったが、残念ながら崩落の危険からか通行止め。僕ら、探検隊は、両側に石積の残る黒川源流沿いを進む。石の門(隙間)を見つけては、「ここも金山跡かもしれない」と覗き込んでみた。金を堀り、黒川の水で食事の用意をし、洗濯をし、武田の職人達は生活していたのだ・・・・と思いを馳せる。

(お寺もあったのだろうか・・・)「寺屋敷尾根」を南側から巻いて、黒川鶏冠山山頂を目指す。 苔生した木々が大きな石を持ち上げようとしているかのような力強い根の張り具合、幻想的で静かな木立を進む。立岩沢分岐(山頂を迂回し柳沢峠へ水平に抜ける分岐点)に到着(1470m)。ここからの登山道は「平成の石積」で整えられている。最後の巣箱は「H25No.76」。寺屋敷尾根に乗って(1650m)、黒川山山頂三角点(1710m)に到着(1245)。 雲で眺めは無い。北側、鶏冠山(1716m)には鶏冠神社奥宮があるが、今回は下山を急ぐことにした。

標識に従って柳沢峠へ。あれっ・・・!「H25No.33」の巣箱がある。山頂から柳沢峠方面まで、別のチームが巣箱を用意したのか?登山道は整っている。周りの様子は、黒川側と違い、苔の情景は少ない。横手山峠(1650m)に到着(1320)。ここは迂回路との合流点であり、落合集落への分岐点でもある。さらに林道(1570m)を10mほど斜め左へ横断、六本木峠(1620m)到着(1350)、丸川峠、大菩薩領への分岐点である。淡々と下山して行くが、高度の変化はあまり無い。巣箱「H2No.1」を無事発見。 

途中、「ブナ・ナラの森」をナラ道の方向へ進み、柳沢峠(1480m)に到着(1430)。期待の峠の茶屋はお休み。154 0のバスまでは待てないので、塩山タクシーを呼ぶ。車窓に桃の即売所をみながら塩山市街へ(5,500円÷4)、下界は雨が降っていなかったようだ。温泉旅館「井筒屋」にて汗を流し(500/人)、4人ビール(700円x2本、もろきゅう)で乾杯。(向かいの「廣友館」ではこの時間、男女交代入浴とのこと.。)副隊長らは10年くらい前にここ井筒屋に前泊・宴会をして乾徳山に登ったことがあったとの事。塩山温泉街を駅へ向かう途中、やはり副隊長がかねてより目を付けていた「日の出」食堂を取材、餃子をいただくが非常に旨い(1645)。 

金山跡を探検し、幻想的な森を歩く・・・インディ・ジョーンズ的な一日を楽しんだ「いぃDay!探検隊」であった。 (by 和尚)

今回の参加者:副隊長、和尚、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:5時間3分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 打ち上げはこんな店  
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げ第二弾はこんな店
 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 三条新橋のゲート。朝から完全装備。
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02 先ずは林道を西へ。
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03 石がゴロゴロしていて、見た目以上に歩き難い。
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04 雨は本降り。
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05 遺跡探検隊長。
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06 黒川橋。
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07 意外に滑るので緊張する。
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08 かつての黒川橋。
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09 水平歩道。
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10 また少々登り。
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11 この石垣は武田の時代か?
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12 金山跡に到着。
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13 あの石垣は古そうだ。
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14 これも坑道跡か?
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15 辺りには、それらしい孔が何か所もある。
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16 建物があったと思われるフラットな処。
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17 ここは結構広い。
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18 ちょっとトラロープの先も探検。
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19 トラロープを振り返る。
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20 ここも広い。
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21 ここも怪しいと、探検隊長。
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22 人為的に掘った処が、自然に埋まったような感じ。
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23 左はトラロープ。我々はここを右へ。
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24 辺りは苔がびっしり。
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25 少々高台の土地。高級住宅街?
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26 樹が岩の上に乗っている。
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27 というよりも、岩を抱きかかえている。
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28 ここが金山跡の一番上。
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29 巣箱が道標代わり。
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30 水平巡視路との分岐。我々は右へ斜上する。
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31 でもその前に腹ごしらえ。
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32 立派なハウチワカエデの樹。
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33 この辺りの紅葉は良さそう。
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34 この径は、几帳面に石垣が積まれている。
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35 振り返るとこんな感じ。
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36 もう少しで尾根に上がるようだ。
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37 ここは五さ路。
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38 鶏冠山の山頂はこちら。
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39 三角点に挨拶。
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40 眺望無し。
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41 静かな山頂。
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42 再び五さ路。今度は左手へ。
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43 さっき居た山頂を右手に見て。
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44 横手山峠を通過。
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45 笹に囲まれた径。
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46 柳沢峠に到着。
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47 残念、茶屋は休み!
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48 ここは風呂が1つしか使えないとのこと。
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49 代わりに、ここに入った。
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50 ここはやっていない。
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51 ここも開いていない。
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52 ここが開いていた。
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53 これで立川へ。
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54 甲斐大和駅に停車中。でもドアは開かずのまま。
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55 仕上げは立川のこの店。

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