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「いぃDay!」山岳会日本支部   


第445 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年7月23日(

行き先【奥秩父/黒金山(2231.6m)〜乾徳山(2031m)

コースタイム:

JR高尾駅[706]〜(甲府行)〜塩山駅[812/820]〜(タクシー7300円)〜黒金山登山口[903/913]P[950/955]〜牛首ノタル[1043/1050]〜黒金山[1120/1130]〜大ダオ峠[1135]〜笠盛山[1200]〜乾徳山北峰[1230]〜分岐[1237]〜乾徳山山頂[1245/1300]〜カミナリ岩[1315頃]〜扇平[1335/1347]〜月見岩[1350]〜林道[1415]〜再び登山道[1420]〜乾徳山登山口[1425]〜(タクシー5590円)〜はやぶさ温泉[1500/(入浴600円)/1615]〜[恵林寺〜機山(キザン)洋酒工業1640]〜(タクシー1180円)〜塩山駅[1650/1705]〜(ホリデー快速ビューやまなし号)〜立川駅[1825] \(^0^)/

トレイルマップ
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梅雨明けが待ち遠しいような、ピーカンはごめんだと思うような、そんな気持ちで山行の日を迎えた。夏休みに入ったものの、東京は梅雨に逆戻りで今日も曇り空。乾徳山の奥に位置する黒金山が今日の目的。

塩山駅からタクシーで、乾徳山登り口の大平牧場を過ぎ、乾徳山林道をさらに奥の黒金山登山口まで入ってもらう。タクシーで高度を稼ぐおかげで時間と体力の余裕を持って、奥深くの山を日帰りで楽しむことができるとは、ありがたいことである。今日はメンバー5人なので、さらにお財布にもありがたい。

30台ほどの駐車スペースが登山口。しっかり道標がある。登り始めから眼前にはシラビソの立ち枯れ、コメツガ、白樺といった樹木が見られ、高いところに来ていることを実感できてワクワクする。笹がはびこっていて、足元は露に濡れる。鳥のさえずりに耳を傾けながら、森林の中を淡々と歩を進める。

登山口から1時間半ほどで一面の笹原に出た。ここが“牛首ノタル”、牧歌的な雰囲気である。今日は本当に真っ白で残念。晴れていたならばどんなにか素晴らしい風景が広がっていることか・・・。我々は黒金山へ向かうが、反対は西沢渓谷へとつながっている。

黒金山へは再び森林帯に入る。苔むした岩や木々、倒木も多い。山深い道を30分程進むとその先が何だか明るく、まるでトンネルを抜けるような感覚でスカ〜ッと前方が開けた。黒金山に到着である。石がゴロゴロ、北側は樹木がなく素晴らしい展望台だが〜、今日は真っ白なので国師も甲武信も心の目で眺めるのみ。

大ダオと笠盛山へとを分ける峠にはあちこちに向けた道標がある。ここから国師ヶ岳へと深い静かな道が伸びているのか〜と思いを馳せる。分岐から笠盛山へ、それから乾徳山へと続く道は倒木と根っこで非常に歩きにくい。おまけに苔だし、濡れて滑りやすいので気が抜けない。水ノタルと呼ばれるこの辺りは道がわかりにくくて迷いそうだ。赤テープを見逃さないためだろうか、先の2つが見えるように短い間隔で案内してある。赤テープを辿っていたら、えっ!ここが?というところで乾徳山北峰の標識を発見した。

北峰からわずかで、高原ヒュッテへの下山道となる分岐である。黒金山登山口からここまで、ただ一人(駐車場に1台だけ停まっていた車の主。昆虫採集の大きな網を持っていた。)と出会ったのみの静かな山歩きだったが、ここからはメジャーな登山道である。突然樹木がなくなり、ゴツゴツの岩場をエイヤッと登っていくと乾徳山頂上に出た。

乾徳山はさすがに人気の山で、狭い岩々の山頂に大勢の人が集まっていて、登頂記念の写真撮影待ち。晴れていたならば富士山を愛でることができるが、今日は全く眺望がない。人が多いので早々に下山したいが、天狗岩の鎖が渋滞しているので、まず天狗岩は巻いて下りることになった。乾徳山に初めて来たひろちゃんは天狗岩の鎖に触れずにちょっと残念な思いをしたが、巻き道にも梯子やトラロープがあって、あなどれない。次のカミナリ岩は鎖をクリア。久しぶりの本格的な鎖場はワクワクしつつも緊張した。ここで一番生き生きしていたのがウッディーさん。ウッディーさんは鎖場が大好きなんですって。

鎖場が終わった後も、扇平までの道は鎖場よりも緊張!今日は気が抜けない。濡れて滑りやすい赤土、濡れた岩と根っこがはびこった悪路が続いている。足の踏ん張りに力が入る230分だった。

草原が広がる扇平では、眼前に甲府の景色を捉えた。乾徳山頂は雲の中だったが、ここは雲の下ということ。月見岩辺りでタクシーを予約し、再び森林に入って大平牧場上の乾徳山登山口まで下山を急ぐ。タクシー予約時間より早く下山。心得たタクシーは丁度待機しており、ロスタイムなくはやぶさ温泉に向かうことができた。ホリデー快速の時間に合わせて温泉でまったりしていたところ、「(武田家の菩提寺である)恵林寺がすぐ近くにある」「スパークリングワインがおいしい機山(キザン)ワイナリーもその近く」と副隊長が宣う。せっかくだから行ってみよう!ということになり、はやぶさ温泉を後にした。

やはり、2000Mの山は変化に富んで面白い。奥まった森林の静けさも良し、岩場、鎖場も良し。肌ざわりのいい温泉で汗を流し、グビッとビールをあおって・・・、恵林寺へと向かう道々富士山とも対面できた。ホントにいい〜一日でした。     (by のん) \(^0^)/

今回の参加者:副隊長、ウッディーさん、ひろちゃん、のんちゃん、なおちゃん
実働時間:4時間23分
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 立ち寄ったのはこんな店 
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 
☆ 打ち上げはこんな店  


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 黒金山登山口前の駐車スペース。広い。
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02 林道はこの先、冬季じゃないけど通行止め。
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03 ちゃんと道標あり。
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04 ここだけ急登。
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05 これは古いもの。
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06 直ぐに穏やかな登り。
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07 直ぐに奥秩父らしい雰囲気。
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08 笹原は再生して間もない様子。
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09 バイケイソウが咲いている。
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10 標高1,800m付近。笹には露がたっぷり付いている。
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11 展望台のようだが、ご覧の有様。
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12 早くもマルバダケブキ。
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13 標高1,900m付近はトラバース気味に登る。
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14 来し方を振り返る。
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15 ガスの中。
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16 あの辺りが牛首ノタルか。
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17 全くガスの中で眺望無し。
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18 牛首ノタルに到着。右に行くと西沢渓谷入口。
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19 我々は左へ。
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20 鬱蒼とした森に入る。
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21 苔の世界。
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22 全てが苔に包まれる。
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23 黒金山到着。
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24 北側は開けているが・・・
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25 ご覧の如く眺望ゼロ。
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26 国師ヶ岳や金峰山は心眼で臨むだけ。
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27 下の谷はガスの下。
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28 大ダオ。いつか国師ヶ岳へ繋げたい。
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29 名残のシャクナゲ。
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30 倒木が多い。
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31 笠盛山到着。
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32 全く木々に覆われている。
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33 踏み跡はあるが・・・
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34 何処でも歩けそうな感じ。
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35 うっかり迷いそう。
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36 裏を返せば、歩き易いということ。
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37 おや、乾徳山北峰とある。
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38 うっかり通り過ぎそうだった。
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39 急に岩っぽくなる。
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40 木陰の岩は濡れている。
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41 分岐点。
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42 此処を下ると国師ヶ原。
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43 何故かここにも乾徳山山頂2016mとの標識。
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44 山頂直下。
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45 写真撮影は順番待ち状態。
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46 ホソバノキリンソウ。
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47 山頂は賑わっていて、なかなか腰を下ろす場所がない。
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48 辛うじて下界が見えている。
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49 ホツツジ。穂躑躅と書くそうです。
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50 随分きれいに割れている。
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51 濡れていて緊張する下り。
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52 クサリ場も順番待ち。
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53 ご覧の状況。
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54 リョウブの花が咲いている。
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55 下るにつれて下界が見えてきた。
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56 ここの岩はカミナリ岩というそうだ。
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57 まだ暫く厭らしい下り。
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58 扇平に到着。
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59 塩山の街並みが見えている。
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60 もうガスの下まで下りてきた訳だ。
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61 眺めが良いところ。
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62 右端に東御殿。左奥は小楢山か。
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63 我々は此処を直進。
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64 振り返ると山頂はやっぱりガスの中。
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65 ここで汗を流した。
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66 恵林寺を見物。
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67 立派な参道。
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68 こんなシャレたカフェもあった。
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69 残念ながら機山ワイナリーは閉まっていた。
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70 この蕎麦屋も気になる。
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71 塩山駅。祭りでもあるのだろうか。
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72 これに乗車。
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73 立川での締めはこの店。
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74 博多ぢどり屋が無くなっていた!

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