2016年7月27日(水) 行き先【中央線/寂ショウ尾根〜滝子山(1590.3m)】 【コースタイム】
今回のマンマ・ミーア山行は、夏合宿や夏山縦走のための足慣らしが目的。滝子山の寂ショウ尾根はそれにはうってつけの選択だ。涼しいうちに登ろうということで、待ち合わせは高尾駅6時14分発松本行だった。私は高尾までこのちゃんと一緒に着いていたというのに、ぼんやりとトイレに行っていて電車に乗り損ない、またもやホームで手を振る羽目に。なんというドジ! せっかくの早出なのに、30分も笹子駅でみんなを待たせてしまった。さすがに落ち込んだが、気を取り直して国道20号線を初狩方面に歩き出した。バス停の吉久保入口を左折し稲村神社を左に折れて進んで、気持ちのよい桜森林公園を通り過ぎると、ほどなく寂ショウ庵の立て札に着いた。 滝子山の登り口は相変わらずヤブっぽくて先に道があるとは思えないほど。そこからしばらくは針葉樹の道が続く。雨が降りそうな空模様で蒸し暑かった。ぽっかりと明るく視野が開けると、送電鉄塔が目の前にそびえていた。登山道はその後ろにうす暗く続き、いよいよ本格的な登りになる。 しばらくは木の根に気をつけて急坂を上る。今朝がたまで降っていた雨のせいで、木の根も石の上も滑る滑る。つかまれるところを探して慎重に足を運んだ。やがて、大きな岩が現れてきて両手両足を駆使することに。見るからに滑りそうなまな板岩も出てくる。「滑る、コワイ!」を連発しながらなんとか進み、イワカガミの群生地の大きな岩場を越えると、浜立山との分岐点ももうすぐだ。このあたりでは、本来なら富士山や南アルプスも見えるのだが、雲がかかって真っ白だった。展望がないせいか、ここから山頂はすぐのはずなのに、ばかに長く感じられた。 山頂でもまったく視界は開けず、お昼をすませた後は、上りに予想以上に苦戦したためどこを下るかが話題の中心になった。頭で倒立していたお兄さんたちから、道証地蔵に下りる道は「ズルズルでひどい」と聞いたので、比較的なだらかそうな初狩方面に下りることに。 下りてみると、土がむき出しのところはやっぱり滑る。それほど急坂でなくても集中して歩かなければならなかった。まだお昼からいくらもたっていない時刻なのに針葉樹の森は薄暗く、早くも日暮れという気配。沢沿いは一部荒れているところもあったが、歩くのには問題はなかった。お天気がよければ、そこそこ気持ちよく歩けるのではないかと思う。 藤沢子神社から先は緊張感から解放されて、ようやく照ってきた日差しの中をゆっくりと日の出鉱泉を目指して歩いた。途中のセブンイレブンで、とりあえずビールで乾杯。日の出鉱泉はまるで田舎の家に帰ったよう。のんびりと自家製の梅干しやキュウリでビールを楽しんだ。また、大月行のバス停が目の前にあるのもよかった。(菊丸) 今回の参加者:菊丸、アヒルちゃん、のりちゃん、このちゃん |
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