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「いぃDay!」山岳会日本支部
第448 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告
2016年8月11日(祝)〜14日(日)
行き先【北アルプス/双六岳(2860m)〜笠ヶ岳(2898m)】
コースタイム:
〈1日目〉JR新宿駅[7:00](スーパーあずさ1号)〜JR松本駅[9:44/10:20](特急バス)〜新穂高温泉BS[12:35/12:43]〜休憩[13:20/13:25]〜わさび平小屋[13:55]〈2日目〉わさび平小屋[5:15]〜休憩[6:00/6:05]〜秩父沢出合[6:25]〜休憩[6:40/6:45]〜イタドリヶ原[7:03]〜シシウドケ原・休憩[7:30/7:35]〜熊の踊り場[8:03]〜休憩[8:05/8:10]〜鏡平山荘[8:35/8:50]〜休憩[9:40/9:45]〜弓折乗越[9:52]〜花見平[10:10]〜くろゆりベンチ・休憩[10:25/10:30]〜双六小屋[11:05/11:15]〜(三俣蓮華岳への)分岐[11:30]〜休憩[11:45/11:50]〜双六岳[12:20/12:35]〜分岐[13:05]〜双六小屋[13:20/13:35]〜くろゆりベンチ・休憩[14:10/14:15]〜弓折乗越・休憩[14:40/14:45]〜鏡平山荘[15:15]
〈3日目〉鏡平山荘[3:35]〜休憩[4:05/4:10]〜弓折乗越・休憩[4:43/4:48]〜弓折岳[5:00]⇒大ノマ乗越[5:18]〜休憩[5:40/5:45]〜休憩[6:05/6:10]⇒秩父平・休憩[6:57/7:02]〜休憩[7:48/7:53]〜抜戸山[8:15/8:25]〜休憩[8:47/8:52]〜休憩[9:40/9:45]〜笠ヶ岳小屋[10:00/10:10]〜笠ヶ岳[10:25/10:30]〜休憩[11:05/11:10]〜休憩[12:00/12:05]〜雷鳥岩〜休憩[13:00/13:05]〜休憩[13:50/13:55]〜休憩[15:00/15:05]〜クリヤ谷・渡渉[15:18]〜登山口[15:50]〜中尾高原口BS[A班15:55/B班16:40/16:49]〜上栃尾BS[17:08]〜宝山荘[17:10]
〈4日目〉上栃尾BS[8:07](1950円)〜高山バスセンター[9:35]〜高山酒蔵巡り〜JR高山駅[13:31]特急ひだ12号)〜JR名古屋駅[16:02/16:14](のぞみ378号)〜JR東京駅[17:56]
トレイルマップ
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高度記録
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〈1日目〉
今回の北アルプス山行はまさに「黒部の山賊」の舞台の近く。出かける前からワクワクしていた。東京は曇り空だったが、松本に到着する頃には晴れ間が広がってきた。今日は新たに導入された国民の祝日「山の日」。まさに「山の日」に相応しい天気となり、これから始まる北アルプス山行への期待が膨らんだ。松本の上高地方面のバスは相変わらす大勢の人でにぎわっていて、バスが増便されていた。先に上高地入りしていたウッディーさん情報によると、上高地では「山の日」記念式典に皇太子夫妻を迎えるため、警備が強化されていたようだ。
我々は新穂高温泉に向かうバスに乗り込み、2時間余りで新穂高ロープウエイ入口に到着。流石に東京より涼しいものの、強い日差しが照り付けて暑い。蒲田川を渡り、笠ケ岳の裾に広がる沢や谷を左手に見ながら沢沿いの未舗装の林道を進んで行った。途中の風穴の天然クーラーが心地よい。
笠新道登山口を通り過ぎて20分ほどで1日目の宿、「わさび平小屋」に到着した。今日は、1時間ほどのごく軽い歩行だったため、これからの山行に向けて体力を温存することになった。
〈2日目〉
早朝4時半に朝食を済ませ、5時過ぎには小屋を出発した。既に外は明るく、天気は快晴。林道を過ぎ、小池新道に入っていくと、いよいよ登りが始まった。秩父沢では、7〜8人ほどの登山客が休憩をしている。やがて急な登りとなり、ミヤマシシウドが咲くシシウドヶ原で休憩。更に登っていくと、鏡池に到着した。槍・穂高連峰の見事な眺め。やや逆光だったが、鏡池に映る木々や山々は実に神秘的だ。
木道を進み、鏡平山荘に到着。荷物をデポし、双六小屋を目指す。ひたすら登り、森林限界を超えると、槍や穂高の見事なパノラマが広がってきた。眼下には森林に囲まれた鏡池。なんと贅沢な山歩きだろう。足元にはミヤマダイコンソウやウメバチソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンフウロなどの色とりどりの花々が咲いている。やがて笠ケ岳方面との分岐点である弓折乗越を過ぎ、花見平、そして、くろゆりベンチで休憩となった。残念ながら花のピークは過ぎており、クロユリの花に出会うことはできなかったが、左奥には双六岳、右には槍ヶ岳に向かう西鎌尾根の稜線を眺めながらの稜線歩きは最高の贅沢だ。小さなアップダウンを繰り返すと、ようやく双六小屋が近づいてきた。小屋の前はカラフルなテントで賑わっており、「裏銀座」と言われる所以が良く分かる。小屋に到着すると、ヘリコプターが何回も旋回しては、小屋への荷物を荷揚げしていた。多くの人の支えによって快適な山歩きが楽しめるのだと、つくづく感じる。
小休止の後、双六岳を目指す。ハイマツの急な登りが続く。高度を上げていくにつれて、遠く槍ケ岳の奥に燕・大天井そして、鷲羽岳・水晶岳そして野口五郎岳といった北アルプスの山々の眺望が広がる。やがて登り道はなだらかで広い尾根となり、山頂に到着した。そこでなんと昼寝中のウッディーさんと出会った。私たちが山頂に到着した頃にはガスがかかってしまったが、ウッディーさんは360°の大パノラマに魅了され2時間も山頂にいたそうだ。いや私たちの到着を待っていてくれたそうだ。
三俣蓮華に向かうというウッディーさんと握手を交わして別れ、12時半過ぎに下山を開始。双六小屋では飲みたいビールを我慢し、鏡平山荘までひたすら下山。既に暑さを感じる日差しはなく、あっという間の下山だった。
山賊に思いを馳せながら、北アルプスの山々に裏銀座の稜線、色とりどりの花々、そしてウッディーさん、たくさんの出会いがあり、充実のそして大満足の一日だった。 (by のり)
〈3日目〉
朝3時に起床して手早く身支度を整える。30分後に小屋の外に出て見ると、まだ真っ暗な空にこぼれんばかりの星が煌めいている。時々流れ星が空を横切る。ヘッドライトの明かりを頼りに、昨日と同じ道を弓折乗越まで登る。歩き始めでもあり、日が昇る前で涼しくもあり、昨日に比べて楽に上がることができた。今日は南へ、弓折岳の方へ進む。辺りが薄ら明るくなってきたが、星がたくさん出ていた割には靄っている。こんな天候の日には雷鳥が出て来るかもね〜、なんて話していたら、弓折岳の手前、やや下方の岩上に鳥らしき姿が!目を凝らして見ると、雷鳥の親と雛2羽を発見。親鳥の尾の白い斑点が目を惹く(副隊長によると雛が親を見失わないためだそうだ、なるほど)。朝からのご褒美に、皆のテンションが一気に上がる。大ノマ乗越に向かっていると、槍ヶ岳山頂の雲が切れて、槍の部分が一瞬顔を出した。またテンションが上がる。大ノマ岳目指して登っているとようやく日の出を迎え、雲が徐々に下がって行くと共に、槍ヶ岳が浮かび上がってきた。左から射す陽の光を浴びた姿は幻想的で美しい。今日のご褒美に再びテンションが上がる。稜線を辿って進むにつれ、時間の経過と共に雲がどんどん下がって行き、槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳のゴツゴツした山容が少しずつ姿を現してくる。雲海の上にぽっかり浮かんでいる。やがて大キレット、穂高連峰まで見えて来た。振り返ってみると、大きくドテッとした双六岳も見えている。
秩父平で休憩した後、槍ヶ岳・穂高連峰のシルエットを眺めながらさらに稜線を進んで行く。緩やかな稜線の先に、ようやく笠ヶ岳の大きなスッキリした山容が見えて来た。途中荷物を登山道の脇に置いて、抜戸岳の山頂に登る。岩がゴロゴロした山頂から、再び槍ヶ岳・穂高連峰の美しい姿を眼前に眺める。登山道に戻り、緩やかで気持ちの良い尾根道を先に進んで行く。ひろちゃんが「天空のお散歩道みたいね!」と。青い空の中を突き抜けて行く1本の道を、笠ヶ岳目指して淡々と進んで行く。はるばるとここまで来た甲斐があった。簡単には手に入らない至福の時間である。
やがて石がゴロゴロ積み重なった道となり、笠ヶ岳山荘への登りとなる。近いようで笠ヶ岳山荘にはなかなか着かない・・。山荘の前で小休止し、気を取り直して笠ヶ岳への最後のひと登り。小屋を出発してから7時間、ようやく笠ヶ岳山頂に到着だ。山頂に着いてみるとガスっていて、残念ながら眺望は全くなくなっている。
ここから中尾高原口バス停まで長い長い下りが待っているので(コースタイム6時間50分)、記念撮影をしてさっさと出発する。さあ、頑張ろう!気合を入れ直して下山開始。と思った所で、岩の上に留まるイワヒバリを発見。またのご褒美に、皆のテンションが上がる。山頂付近は石がゴロゴロした歩きにくい斜面が続く。片側が切れ落ちたザレ場を通過するのは緊張する。身軽に歩く副隊長がどんどん先へ進み、我々隊員との差が開いてしまった。副隊長が待っていてくれ、休憩となった。ちょうどホシガラスが「ガァ〜、ガァ〜」と鳴きながら飛んでいくのを目撃。黒い体に白い斑点を確認できた。再び皆のテンションが上がる。休憩終了時点で副隊長より、A班、B班各3人ずつに分けるとの指示あり。
A班の先頭を任された私はボヤっとしていた頭にスイッチが入り、元気が湧きあがって来た。B班のしんがりを副隊長が務め、見守ってくれる。雷鳥岩を眺めながらも、写真一枚撮ったのみ、足を止めることなく先へ突き進む。大小の石がゴロゴロしていたり、笹薮が茂って足元が見えなかったり、笹に覆われた道の片側が切れ落ちていたり、沢を何度も渡渉したり・・・、気を張らなければならないような道が延々と続く。いつになったら、楽に歩ける道になるのだろう・・・。早く下山したい一心で、1時間ごとに5分の休憩を取りながら、とにかく足を前に出し続ける。特に最後の渡渉では水量が多く、もうここまでか・・と一瞬目の前が真っ暗になったが、勇気を振り絞り、何とか渡り切った。
コースタイムによると、あと30分は歩かなければならないだろうと諦めていたら、突然建物の屋根が見えた時の嬉しさと言ったら!
結局下り始めて5時間25分で登山口に辿り着いた。「やったー!」と皆でハイタッチ。我ながらよく頑張ったと思う。中尾高原口バス停のベンチに座り込み、放心状態でB班の到着を待つ。待つこと40分、B班が無事下山してきた。再び皆でハイタッチして喜び合う。ちょうど1時間に1本のバスがやって来て(最終の一つ前)、宝山荘に17時10分に到着。玄関に入るなり、恥ずかしながらも「ビールありますか?」と聞く。部屋に行ってリュックを降ろすとまず、自動販売機で買ったビールで乾杯!涙が出るほど、上手いビールであった。ビールの後は大急ぎで露天風呂に入り、汗を流してホッと一息ついた。長い長い道のりであったが、ご褒美もたくさん貰った一日であった・・・。
〈4日目〉
今日は飛騨高山の古い町並みをブラブラと歩いた。外に朝顔を這わせているお店が目に付く。朝顔の葉が涼しげでもあり、花の彩りが鮮やかでもあり、街の雰囲気にマッチしている。目指すのは、副隊長が行きそびれた酒蔵数軒である。大きな杉玉が吊るされたお店に入ると、冷たい風がそよぎ心地良く感じられる。1杯1〜200円で試飲ができるようになっている。昔ながらの建物の中で飲むお酒はより美味しく感じられる。越後の民家を移築した郷土料理の店「京や」で、様々なお料理を堪能した。午前中半日だけの観光であったが、飛騨高山の古き良き雰囲気を充分に楽しむことができた。(by なお)
今回の参加者:副隊長、このちゃん、のりちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:〈1日目〉1時間7分、〈2日目〉8時間30分、〈3日目〉11時間35分
累積登高差(+):
踏破距離:![]()
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