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「いぃDay!」山岳会日本支部   


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第449 回:いぃDay!山岳会日本支部登山のご報告  

2016年8月27日()〜28日(

行き先【八ヶ岳/天女山〜八ヶ岳横断歩道〜美し森

コースタイム:

1日目〉JR新宿駅[630](あずさ71号)〜JR小淵沢駅[916/940]JR清里駅[950/1005]〜タクシー(2620円)〜天女山P[1010]〜天女山山頂[1012/1100]P [1135/1138]〜分岐[1200]〜小滝[1220]P [1230/12:33]〜羽衣池[1250/1255]〜分岐[1237]〜美し森ロッジたかね荘 [1310/1333]〜ピクニックバス(310円)〜清里バスセンター[1357]〜磯膳〜ペンションベリーベリー

2日目〉ペンションベリーベリー[9:00]〜清里の森〜JR清里駅[10:02]〜甲斐小泉駅〜平山郁夫シルクロード美術館〜三分一湧水〜甲斐小泉駅[12:02]〜小淵沢駅[14:42](あずさ臨時)〜新宿駅

トレイルマップ
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高度記録
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「キレット小屋に泊まりたいがために、バリエーションルートのツルネ東稜をガチ登りする」予定だったが、山登りは自然が相手、予定通りにいかないこともある。

「ブーメラン台風」と呼ばれた台風10号は偏西風にあらがって太平洋を西に移動したあと関東に向けて引き返し、そのせいで週末は前線が活発になっていた。小淵沢を出る頃に雨が降り始め、だんだん雨脚が強くなって清里に到着した時には、かなり本降りになっていた。そこで副隊長から、「ツルネ尾根には行かない」の一言。

清里駅からキレット小屋にキャンセルの報を入れたあと、とりあえず予約したタクシーで天女山に向かう。天女山の駐車場まで運んでもらって気づいたのだが、この駐車場がほぼほぼ頂上。なんと、タクシーで登頂してしまった(笑)。

雨がさらに激しくなったので、権現岳へ登ることも断念。ついに、今回の山行は「清里のペンションに泊まりたいがために、八ヶ岳横断歩道を“美し森”目指して水平移動する」ことに大変貌してしまったのである。「“砂糖菓子みたいな”ペンションはやめてくれ」という副隊長のリクエストには笑ってしまったが、清里観光案内所に問い合わせして、本日の宿「ペンション ベリーベリー」を確保することができた。

雨宿りしていた天女山の東屋には権現岳をあきらめたという男性二人組がいたが、彼らはどこに向かったのだろう?我々はきょうの宿が決まったところで、ようやく出発。美し森にある“たかね荘”を目的地とした。副隊長は中学の林間学校でこのたかね荘に泊まり、牛首山まで登ったとのこと。

八ヶ岳横断自然歩道は八ヶ岳の裾野に広がる森林帯と牧草地を交互に横断していく。自然歩道という名前なので、傘を差して歩けるくらいのんびりした遊歩道が続くと勝手に想像していたが、いやいや出発からいきなり結構な山道。熊笹に覆われたまさに“八ヶ岳”の森林の景色。森林に流れる小さな沢の渡渉を重ね、雨で滑りやすくなっている山道は気が抜けない、と思っていると、とたんに視界が開けて牧草地が広がった。のんびり寛ぐ牛の姿を見られて嬉しくなる。展望台では、雨雲で遠くの景色は臨めないが、何とも開放的な気分になった。そしてまた森林帯に入っていく。

川俣川渓谷の旧道は崩れて通行止めになっている。道変更の標識があるのだが、道を逸れて旧道に分け入ってみると、熊笹の藪漕ぎの先に女性的な清らかな滝が現れた。滝の周辺に初めて見る黄色い花が咲き誇っていた。あとで、この滝は“小滝”、花は“オタカラコウ”という名前だとわかった。

滝見のあと、再び自然歩道に戻り、道を進む。このあとの自然歩道は丸太で土砂止めした階段になっているのだが、中が掘れて丸太がむき出しになり、おまけにそこに雨水が溜まって、何とも歩きにくい道になってしまっていた。 “羽衣池”は天女が羽衣を洗い清めたとの謂れがある。この池は雪解け水が窪地に集まってできたものだということだが、今年は雪が少なかったせいで、ほとんど水がない状態だった。

羽衣池からほどなく今日の目的地“たかね荘”に到着。ドアは開いているが人影がない。どうもトイレ休憩に開放しているのみで営業していないようだ。「汗が引かぬ間のビール」を期待していたのに、がっかり。ペンションのチェックインの時間には早いので、ご主人は迎えに来てくれると言っていたが、清里の町まで行こうかと歩き始めたところ、バス停が見えた。バス停前のロッジの従業員の方に“ピクニックバス”の運行を確認してもらうため中を覗くと、実はこちらが新しくなった、たかね荘“美し森ロッジ”だとわかった。バスの時間まで15分程あることを確認して、キンキンに冷えた缶ビールをいただくことができた。「あ〜、うまい!」

本日も無事下山!「なんちゃって渡渉」と「なんちゃって藪漕ぎ」をしてきたので満足感あり。

清里ピクニックバスは清里高原の移動に手軽な交通手段として平成115月から運行開始しているらしい。このバスの運行があって、本当に助かった。今日のような生憎の天気でも、8月最後の週末ということで、女性観光客、小学生の女子グループなどがこのバスに乗っていた。清里駅前でペンションのチェックイン時間まで雨宿りできる店を探し、“磯善”でまったり。ついつい食べ過ぎ、飲みすぎていたところ、なんとありがたいことにペンションのご主人から迎えに来てくれると電話が入った。

迎えに来てくれたのは奥さん。「私たち夫婦も山屋です」との自己紹介。ご主人の定年退職後に東京から清里に越して来てペンションを始めたらしい。風呂はペンション近くの“天女の湯”(ペンション宿泊者は無料)を利用することになっていて、送迎サービスしてくれる。夕食も朝食も、種類も量も多く、美味しい。ウエルカムケーキはもちろん、朝食のパンもコンフィチュールも手作りで、奥さんの心意気がうかがえた。

夕食時には、宿を共にしていた御仁と話に花が咲いた。翌日フライフィッシングのキャスティング競技会に出るとのこと。元々沢登りに夢中だったところ、沢で自給自足しながら移動するマタギの方に出会い、釣りにはまっていったとのこと。今でもあちこち山に登り、鮭を釣りにも出かけるという。

2日目は、予定があるようなないような・・・。9時にペンションを出発してキャスティング競技の会場“清里の森”まで送っていただき、フライの遠投距離を競う競技をしばらく見学した。(ちなみに大会後の副隊長リサーチにより、この男性が一つの部門で見事優勝していたと判明。競技時間が遅かったため拝見できず残念だった。)そのあと清里から甲斐小泉に移動し、平山郁夫シルクロード美術館を鑑賞。電車の待ち時間に、副隊長はフレチレストランを取材していたが、女子は名水100選の三分一湧水に足を伸ばした。そして最後は小淵沢の蕎麦屋で締めくくった。こうして二日間、大人の夏休み「ミステリーツアー」を満喫した! (by のん) \(^0^)/

今回の参加者:副隊長、このちゃん、のんちゃん、ひろちゃん、なおちゃん
実働時間:2時間
累積登高差(+)
踏破距離:


☆ 山から下りたらこんな所 
☆ 山から下りたらこんな店
 
☆ 泊まったのはこんな宿 
☆ 日帰り温泉はこんな所 
☆ 電車を待つならこんな店 
☆ 打ち上げはこんな店  
☆ 帰りに乗ったのはこんな電車 


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜

スライドショウの開始
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01 【第1日目】 今日のスタート点は天女山。
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02 天の河原までいってみた。権現岳はここから右へ。
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03 フジアザミのようだ。
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04 眺望なし。
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05 あずまやで、さてどうしたものか。
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06 結局、美し森まで散策することにした。
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07 何だか天気は回復してきた。
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08 牧場を横断。
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09 この橋は何が目的だか判らない。
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10 マツムシソウ。
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11 少し眺めがいいところに出た。
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12 ベンチがあるということは、展望台なのだろう。
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13 そこかしこにマツムシソウ。
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14 この径、意外にアップダウンがある。
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15 また牧場に出た。
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16 うし、いた。
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17 滝があった。小滝というらしい。
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18 周りの黄色い花はオタカラコウだそうだ。
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19 こちらはツリフネソウ。
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20 笹と落葉松。
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21 羽衣の池、到着。
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22 草が覆って、水面が見えない。
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23 一応、ひとめぐりした。
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24 美し森ロッジでビール発見。
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25 ビール1本分ぐらいは歩いたので。
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26 これが何だか判らない。
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27 これから清里駅へ向かう。
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28 メルヘンチックなバスが来た。
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29 駅前の磯善に入ってまたビール。
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30 ペンションベリーベリーに到着。
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31 庭の緑がいい感じ。
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32 ご主人がお出迎え。
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33 濡れたものは廊下。
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34 これからひと風呂浴びに出掛けます。
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35 出掛けた先は「天女の湯」。
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36 やっぱり、ここでもビール。
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37 夕食は、日本酒で。
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38 宿の名前とは違って、和風。
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39【第2日目】 翌朝7時。
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40 女子連は散歩。
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41 朝食は、手作りパンで洋風。
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42 お世話になった、ご主人に撮ってもらいました。
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43 ところ変わって、ここは清里の森。
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44 いったい何をやっているのかと云うと・・・
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45 フライフィッシングのキャスティング大会。
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46 ラインの先につけた玉を何処まで飛ばせるか、というもの。
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47 男の子は、こういうのに夢中になるものです。
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48 宿で一緒だった馬場さんと。
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49 清里駅に戻ってきた。
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50 昔、小海線を走っていたC56。
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51 甲斐小泉に途中下車。
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52 ここに寄った。
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53 美術館の外観。
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54 ちゃんと、ラクダもいる。
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55 この後、女子は史跡見学。
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56 三分一湧水。
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57 三分一湧水(その2)。
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58 三分一湧水(その3)。
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59 三分一湧水(その4)。
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60 三分一湧水(その5)。
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61 その頃、副隊長はこんなところで・・・
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62 こんなことをしてました。
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63 一方、女子連はこんなところも行ったようです。
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64 こんなところも行ったようです(その2)。
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65 こんなところも行ったようです(その3)。
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66 甲斐小泉駅に戻る。
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67 小淵沢駅の立ち食い蕎麦屋はいつも大繁盛。
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68 新しい店のようだ。
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69 我々は、こんなところで蕎麦を手繰った。
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70 渋い建物です。
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71 「あずさ」に乗って帰る。

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